ソロモン!ゲットやで! 気になる事柄を学ぶシリーズ 神話・伝説

199 「ソロモン!ゲットやで!」シリーズ 序列9番・パイモン

ごきげんよう、ハゲと天パです。

今回も、
「ソロモン!ゲットやで!」シリーズ。
ポケモン、ゲットだぜ!の感じでよろしく。
ポケモンよりは少ないですが、
バラエティ豊かな72柱の悪魔を紹介します。

「サクッとすぐ読み終わるボリューム」
を意識してお届けしたいので毎回書きますよ。
ほっとくと長くなるんで。

ひきつづき、
ウチの公式キャラは登場です。

加筆 です。
にぎやかします

修正 です。
しゃしゃり出ます

2人合わせてペンドラゴンズ。
彼女らについてはこちら。







まずはこのシリーズの概要。
古典の魔導書「ゴエティア」に記されている、
ソロモン72柱の悪魔を紹介する企画です。

ヨーロッパでは中世後期から19世紀くらいまで、
「グリモワール」という、いろんな魔術の手引書がバズっていました。

その中でも悪魔や精霊等について書かれてるのが
「レメゲトン」というシリーズ。
5部の書物から構成されるレメゲトンのなかでも、代表的なやつが「ゴエティア」です。

内容としては、
古代イスラエルの最盛期を築いたとされる
第三代イスラエル王のソロモンが、
大天使ミカエルから授かった指輪のパワーで悪霊を使役し、エルサレム神殿を建設。

その時に駆り出した72体の悪魔を呼び出し、
いろんな願いを叶えちゃおう。
というハウツーを記載した書物です。

いわゆる悪魔図鑑です

語弊があります


ちなみにそれぞれの悪魔には「序列」と「階級」があり
「階級」は悪魔の地位や偉さを表しますが
「序列」は強い・偉い順というわけではなくソロモン王が呼び出して封印した順番だそうです。

それでは第9回、キミに決めた!


パイモンは、
ペイモン(Paymon, Paimon)
はたまた、パイモニア(Paimonia)とも呼ばれ、
ヒトコブラクダに乗り王冠を被った女性の顔の男性の姿で現れるそう。
「ラクダに乗ってる人」で描き始めたものの、
もうラクダにしたらええやん。
と思ってこんなキャラになりました。

「ゴエティア」によると、序列9番の地獄の王。
200の軍団という破格の勢力を率いています。

今までの面々より戦力が多いわね

つよい


しかも、200の軍の一部は天使から構成されており、そっちサイドにも顔がきく模様。
というのも、彼は元天使の堕天使系悪魔
かつては主天使の地位にいたそうです。

天使の位階では第4位になります

堕天使のトップ、
地獄の皇帝ルシファーパイセンの側近で彼に対しては他の王よりも忠実。
上下関係には厳しいようです。

ちなみに、ドイツの魔術師・学者、
ハインリヒ・コルネリウス・アグリッパの「隠秘哲学」によれば、
オリエンス、エギュン、アマイモンと並ぶ四方の王の一人であり、西方を治めているそうです。
ただし、ヨーハン・ヴァイヤーの「悪魔の偽王国」では北に住まうとされていて、
どっちなんだい!

西を治めてるけど、
北に住んでるんじゃない?

それはないわ

マクレガー・メイバースが著した
「術士アブラメリンの聖なる魔術の書」
では8人の下位君主(Eight Sub Princes)と総称される有力な悪魔の一人だそうです。


そんなパイモン、登場の際には、
トランペットやシンバルなどの楽器を携えた精霊たちを先導として現れるというゴージャスさん。
なぜなら王なので。

ただ、最初に現れたとき
大音声で怒号のように話すため、
屈服させない限り召喚者はパイモンの話を理解できないとのことです。
声のボリュームがバグっています。

うるさい

楽器隊がうるさいから
大声なんじゃない?

ちなみに、生贄を捧げることでも召喚できるそうで、
その際には、ベバル(Bebal)とアバラム(Abalam)
※またはラバル(Labal)とアバリム(Abalim)
という二人の王を従え、25軍団の能天使たちを伴うそうです。

家がギチギチになります。

広いところで召喚・・・以下略。


ところでパイモンの能力ですが、
人文学、科学、秘密などあらゆる知識を与え、
大地がどうなっているか、
水の中に何が隠されているか、
風がどこにいるのか、
といったいろんなことを知っているとのこと。
前回のバルバトスに続き、知っている系です。

また召喚者に地位と尊厳を与え
人々を召喚者の意思に従わせる。
というなかなかのチート能力も。

あと、ついでに
良い使い魔を用意してくれる
ともいうそうで、さすが王様、気前がいいですね。


ちなみにパイモンの名前ですが、
「術士アブラメリンの聖なる魔術の書」によると、
ヘブライ語の"POMN"に由来するとされており、
POMN=「チリンチリンという音」だとか。

自転車じゃないんだから



パイモンが堕天使だという話が出ましたが、
ユダヤ教の神学者「ラビ」達は、
パイモンのことをアザゼルと呼んでいたとのこと。

アザゼルといえば悪魔の中でもビッグネーム。
マンガ「呼んでますよアザゼルさん」でおなじみ。

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ヘブライ語でアザゼル (עֲזָאזֵל) は
「強い、ごつごつした」を意味するアズ (עז) と
「強大」を意味するエル (אל) の合成語で、
ユダヤ教の教えでは荒野の峻嶮な岩山か断崖
何らかの超自然的存在や魔神、あるいは荒野の悪霊を指すと解釈されていました。

旧約偽典のひとつ『エノク書』によると、
アザゼルはもともとは神の命令で
地上の人間を監視する天使達「見張りの者たち」のリーダーでした。

チーム名まんまで草

だがしかしおすし、
監視の最中、人間の娘の美しさにクラっときて、
約200人の配下の天使ズと一緒に、
人間の女性と夫婦になるために堕天したそうです。

ナンパで堕天したとか
パリピなんですね

なお、このパリピな堕天使達は
スラブ語でグリゴリ(Grigori=見張り)と呼ばれているんだとか。

ちなみにアザゼルが堕天使となった経緯についてはいくつか説があり、
神が作った人間アダムに仕えるように命じられたことに対し、
「天使が人間如きに頭下げられっか!」
と反抗したので天界を追放されたという説も。

堕天使アザゼルは文化英雄の面もあり、
人間たちに、
剣や盾など武具の作り方、
金属の加工、
染料についての知識、
眉毛のお手入れについても教えたそうです。
もう、完璧にワルです。

眉毛をいじり出したらもう不良です

色気づきやがって!


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学んだ内容とイラストを紹介するお絵描きブログ
ソースは主にWikipediaなどになりますので、
学術研究ではなくエンターテイメントとしてお楽しみください。

興味のきっかけや、ふんわりしたイメージ掴みのお手伝いになればうれしいです。

パイモン-wikipedia

参考書籍:悪魔解説書「ソロモン72柱の悪魔」 | マーク・アイシャーウッド

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