221「ソロモン！ゲットやで！」シリーズ序列28番・ベリト

ごきげんよう、ハゲと天パです。

今回もおとどけしますは、
「ソロモン！ゲットやで！」シリーズ。

ソロモン72柱の悪魔を
「サクッとすぐ読み終わるボリューム」
で紹介するシリーズです。

ウチの公式キャラも登場。

加筆です。
にぎやかします

修正です。
しゃしゃり出ます

２人合わせてペンドラゴンズ。
彼女らについてはこちら。

: 126 ハゲと天パの気になるあれこれ公式キャラクターのご案内
ごきげんよう、ハゲと天パです。唐突ですが今回はお披露目回でお送りします。みんなに愛される組織、製品、コンテンツには共通していることがあります。それは、マスコットキャラがいるこれに気づいた時、震えま ...

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「ソロモン！ゲットやで！」

まずはこのシリーズの概要からです。

ヨーロッパでは中世後期から19世紀くらいまで
「グリモワール」
という、魔術の手引書がバズっていました。

その中でも悪魔や精霊等について書かれてるのが
「レメゲトン」というシリーズ。
5部の書物から構成されるレメゲトンのなかでも、代表的なやつが「ゴエティア」です。

内容としては、古代イスラエルの最盛期を築いた
ソロモン王が召喚してこき使った悪魔について。

いわゆる悪魔図鑑です

語弊があります

「エルサレム宮殿」を建設した第三代イスラエル王ソロモン。
人間の手では納期に間に合わないので悪魔を使役。
その時に労働させられた72体の悪魔を呼び出して、
いろんな願い叶えちゃお☆（ゝω・）vｷｬﾋﾟ
というわけ。

今回はこの悪魔を紹介しましょう。

序列28番ベリト

ベリト（Berith）。

ベアル（Beal）、ボフリ（Bofry）、
ボルフリ（Bolfri、Bolfry）という異名も。

「ゴエティア」によると、
ベリトは26の軍団を率いる序列28番の地獄の公爵。
過去・現在・未来の質問に真摯に回答してくれたり
金属を黄金に変える力、人を威厳、尊厳をもって飾る力を持つとか。
ただし、こいつはしばしば嘘をつくため信用してはならないそうです。

チャンスだよ！
カヒちゃん！！

家中の金属を
変えまくりたい

金属を金に変えたり、人を飾ったり、それでいて嘘つきなところ、虚飾の悪魔って感じですね。

ベリトと話す際はには少し面倒な手続きが必要。
指輪を用意し、序列13番のベレトと同じように相対しなければならないそうです。

: 205 「ソロモン！ゲットやで！」シリーズ　序列13番・ベレト
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最初から怒ってるやつです

ベリトの姿は、「ゴエティア」および「悪魔の偽王国」によると、
赤い衣服と王冠を身につけ、赤い馬にまたがった兵士の姿で現れる。
とのことでしたが、
ベレトと名前が似すぎててスペルミスじゃないか？と思ったのと、召喚時の手続きも同様なので
ベレトの怒ってないバージョンにしました。
なお、赤い衣だと被ってしまうので2Pカラーで青にしました。

アイデンティティ破壊

ベレトとは違う人です

嘘つきで人を飾る能力があるので、シュッとした見た目にしてます。

ベリトの由来は、シケム（シェヘム、現在のナーブルス）の人々が崇めた神バアル・ベリト（Baal Berith）という神。
神様の名前のとおり、中東で広く信仰された嵐と慈雨の神 バアル とも関連があるようです。

バアル・ベリトに由来する悪魔にはバルベリト（Balberith）というのもおり、
ベリトと同一視、あるいは別名とされてるんですが
17世紀のフランスの宗教家、セバスチャン・ミカエリスによればバルベリトは、
第一階級の悪魔の一人として殺人と冒涜を司り、新約聖書に登場する聖バルナバの敵対者。
堕天した系の悪魔ですが、天上にいた頃は智天使の君主だったんですって。

また、「地獄の辞典」の記述によれば、
皇帝ベルゼビュートの王族および大高官の一人、諸同盟の指導者とされていて地獄の記録保管所の看守を務めているそうです。

なお、上記のセバスチャン・ミカエリスはエクソシストとして名をはせた人物だそう。
「天使みたいに悪魔も9の階級があるんだぜ！」
と発表したことでも有名。

ソースはバルベリト

エクソシストかっこよ

他にも人間に憑依する事件でこの悪魔は登場しており、
1634年に行われたルーダンの憑依事件の裁判では、バルベリトが作成し副署した悪魔との契約書が証拠として提出されたそうです。
この契約書を悪魔と交わしたユルバン・グランディエ神父によると、
バルベリトは男根に似た悪魔だそうです。

目のやりどころ困る

見た目が罰ゲームじゃん

そんな感じで、序列28番ベリトの紹介でした。
次回もよしなに。

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ベリト-wikipedia
セバスチャン・ミカエリス-wikipedia

参考書籍：悪魔解説書「ソロモン72柱の悪魔」 | マーク・アイシャーウッド

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