ソロモン!ゲットやで! 気になる事柄を学ぶシリーズ 神話・伝説

249「ソロモン!ゲットやで!」シリーズ ソロモン72柱/序列56番・グレモリー

ごきげんよう、ハゲと天パです。


引き続き、
「ソロモン!ゲットやで!」シリーズです。

今回もウチの公式キャラ、
通称ペンドラゴンズの二人が解説します。

加筆 です。
にぎやかします

修正 です。
しゃしゃり出ます


彼女らについての詳細はこちらをどうぞ。






今回もこのシリーズの概要からです。


ヨーロッパでは中世後期から19世紀くらいまで
「グリモワール」
という、魔術の手引書がバズっていました。

その中でも悪魔や精霊等について書かれてるのが
「レメゲトン」というシリーズ。
5部の書物から構成されるレメゲトンのなかでも、代表的なやつが「ゴエティア」です。

内容としては、古代イスラエルの最盛期を築いた
ソロモン王が召喚してこき使った悪魔について。

いわゆる悪魔図鑑です

語弊があります


「エルサレム宮殿」を建設した第三代イスラエル王ソロモン。
人間の手では納期に間に合わないので悪魔を使役。
その時に労働させられた72体の悪魔を呼び出して、
いろんな願い叶えちゃお☆(ゝω・)vキャピ
というわけ。

今回はこちらの悪魔。


グレモリー (Gremory)。
序列56番目の強壮な公爵。
地獄の26軍団を従えるそうです。


第56の精霊はグレモリー、あるいはガモリである。
彼は力強く逞しい公爵であり、美しい女性の姿で現れる。
彼女は腰に公爵夫人の冠を巻き、巨大なラクダに乗っている。
彼の使命は、過去、現在、そして未来のあらゆる出来事、そして失われた財宝とその中身について語り、老若男女を問わず女性の愛を獲得することである。
彼は26の精霊軍団を統べる。

ー S.L. MacGregor Mathers and Aleister Crowley, The Lesser Key of Solomon(1904)


名前については、
ガモリー (Gamori)、ゴモリー (Gomory)、
あるいはゲモリー (Gemory)とも。

三人組っぽい

他にも、ドイツのミュンヘンにある
バイエルン州立図書館に所蔵されている15世紀のグリモワール、
「ミュンヘン降霊術手引書」によるとこの悪魔は
ガエネロン (Gaeneron) という名前で登場しており
27軍団を配下に持つ公爵であるとされています。

「ミュンヘン降霊術手引書」というタイトルは仮称であり、
「手稿 CLM 849」として所蔵されています

我らが「地獄の辞典」の記述と挿絵はこちら。
ゴモリー(Gomory)
地獄の有力な公爵。女に化けて現れる。
公爵冠をかぶり、ラクダに乗る。
現在・過去・未来を知り、隠された財宝のありかを当てる。
二六の軍団を従える。

Louis Le Breton, Public domain, via Wikimedia Commons


説明はけっこうあっさりしてますが、
「地獄の辞典」は項目によって熱量に差があり
ゴモリーは5行ですが、「吸血鬼」とか「魔女」とかだと何ページもあったりします。
あと、多分にコランちゃんの主観が入りがち。

日本の霊や妖怪等について
「なにそれ?」な紹介もあります

コランちゃん、
そういうところあるから


ともあれ、なかなかおもしろい一冊ではあると思いますので、お気になられる方はよろしければ。

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日本語訳版も古いので、中古のみです


さてさて、グレモリーですが、
呼び出されると、
公爵夫人の宝冠を腰周りに結び、
大きなラクダにまたがった美しい女性の姿で現れる
そうです。

ちなみに悪魔には性別はないとのことですが、
基本的に男性の姿を取るものが多めで、ソロモン72柱もほとんどがそうなのですが、
このグレモリーと序列42番のウェパルの2柱のみ女性の姿をしているそうです。
貴重なガールズ枠ですが、ウチでは基本的に気にせずに気分で描いているので、せっかくの個性を活かしきれてません。

いきあたり

ばったり

そんなグレモリーの能力、
過去・現在・未来、そして隠された財宝についても知っていて、それを語るそうです。
過去現在未来と財宝が同列なのはなんかモヤッとしますが、
財宝が何を指すのかは解釈の余地があるということでしょうか。
知らんけど。

また、老若問わず、女性の愛をもたらす力も持つといいます。
「悪魔の偽王国」によると、その力は特に若い乙女に威力を発揮するということです。
まあ、好みは人それぞれですのでね。
深くは言及しませんよ。

なお、ウチのグレモリーは、
「地獄の辞典」のゴモリーを参考に描いてましたが
途中からオリジナリティを主張しだし、
こんな感じに出来上がりました。
不思議ですね。


さてさて、グレモリーという悪魔についてはこんな感じかなと思いますので、
後半はラクダのうんちくでも書いときますね。

ある意味本編です

いいのかそれで

ラクダ、漢字で書くと「駱駝」。
ウシ目(鯨偶蹄目)ラクダ科ラクダ属の哺乳類。
砂漠など乾燥地帯に適応した家畜で、
人類が乾燥地帯へ拡大するのに古くから大きな役割を果たしてきました

西アジア原産、背中のコブが1つのヒトコブラクダ
中央アジア原産、2つのコブをもつフタコブラクダ
に大別されますが、フタコブラクダはCamelus bactrianus と Camelus ferusの2種からなり、合計3種で構成されています。

bactrianusは家畜種
ferusは野生種
近縁ではあるものの別種とみなされています

なお、それぞれのフタコブラクダを和名でどう呼ぶのかは未定だそうです。


ラクダの特徴といえば背中のコブですね。
あの中には脂肪が詰まってます。

21世紀にもなって
「コブの中に水が入ってる」
とか信じている人はまさかいないよね

(み、水じゃなかったの?)

ちなみに水が入っているうんぬんの話は、
ラクダが長期間乾燥に耐えることから誤って伝えられた迷信だそうです。
乾燥に強い理由は一度にたくさん水を飲めるからで
なんと、一度に80Lもの水を摂取することが可能なんですって

もう、水量がお風呂レベルじゃん

一般的な浴槽の場合、200~280L程度の容量なので、
80Lはお風呂の水量としては少な・・・

お風呂の水ケチってるのがバレるからやめて

あ、なんか、ごめん・・・

話を戻してコブの中の脂肪ですが、
エネルギーを蓄えるだけでなく断熱材として働くそうです。
皮下脂肪をほとんど背中に集中させることにより、
日射による背中からの熱の流入を妨げ、体温が上昇し過ぎるのを防ぐ構造になっているんですって。
また、全身の脂肪を背中に集中させることで、脂肪が少ない背中以外から放熱しやすくなるとか。

ちなみに赤ちゃんラクダにはコブがなく、
将来こぶになる部分の皮膚がたるんだ状態で生まれてくるんだそう。
脂肪を蓄える袋だけある状態で生まれてくるというわけです。


ところで、砂漠など乾燥環境に適応しているラクダ、
上でも少し書きましたが、水を飲まずに数日間は耐えることができるそう。
繰り返しになりますが、その代わりに一度に80L、最高で136Lもの水を飲むそうで、取り込んだ大量の水は血液中に吸収されて蓄えているそうです。

大量の水分を含んだ血液が循環するわけね

なお、ラクダ以外の哺乳類の場合、
血液中に水分が多すぎると浸透圧で赤血球が破裂してしまう「溶血」という現象が起こりますが、
ラクダの場合、水分を吸収して2倍にも膨れ上がっても破裂しないそう。

タフな赤血球だな

また、ラクダの平熱は通常34~38度ですが
水分補給がしにくい環境になると、体温を40度くらいに上げて、極力水分の排泄を防ぐそうです。
おしっこからの排出も最小限にするので、めっちゃ濃くなります。

汗もほとんどかきません


さらに、体重の4割の水分が失われても生命を維持できるスペックを持ってます。
ちなみに人間の場合は体重の1割程度の水が失われると生命に危険が及ぶので、水分補給はくれぐれもしっかりしてください。

あなたはラクダではないのよ

あたり前田

また、塩分濃度が非常に高い水でも飲むことができ、塩性化が進んだ土地でも大丈夫。
特に野生種のフタコブラクダともなると、海水よりも塩分の強い水もOK

ちなみに
そのレベルの塩分は、
他のラクダ類ならギブよ

哺乳類のくせにやるね


その他のラクダのすごいところはこちら。
・砂嵐対策のために鼻の穴を閉じることができます。
・長い睫毛でしっかり保護する上に、哺乳類には珍しい完全な瞬膜を持ってます。
・左右の前脚の付け根、後脚の膝、胸の5か所に皮膚が分厚く角質化した箇所があり、ここを接地して座れば高温に熱された地面でも休むことが出来ます。

また、ラクダの脚も特徴的で、ひづめは小さく指は2本。
5本指のうちの中指と薬指だけが残りました。
他のひづめは退化しましたが、その代わり、
足の裏は皮膚組織が膨らみクッション状に発達しています。
これのおかげで歩行時は地面に対する圧力を分散させ、脚が砂にめり込まない構造。
ちょうど雪上靴やかんじきと同じ役割となり、砂地ではこちらの構造が適しています。

ただし、砂地に適応した足のため湿地帯を移動するようにできておらず、傷めることが多いとか


そんなラクダ科の祖先、
もともと北アメリカ大陸にいたのですが、
200万年から300万年前、当時は繋がっていたベーリング海峡を通ってユーラシア大陸へと移動し、現在のラクダへと進化したそうです。

現在では北アメリカ大陸のラクダ科は絶滅してしまいましたが、パナマ地峡を通って南アメリカ大陸へと移動したグループは生き残り、
リャマ、アルパカ、ビクーニャ、グアナコの近縁4種となって残っています。

ちなみに現在では全世界で1400万頭のラクダが生息しているそうですが、
その90%がヒトコブラクダ、10%の140万頭程度がフタコブラクダだそうです。

野生のフタコブラクダはかなり少数派で
世界中で約1000頭しかいないそうよ

なお、ヒトコブラクダとフタコブラクダはお互いに交配ができるそうで、
雑種は、両者いずれよりも体格とスタミナで勝り、荷役用として価値が高いとか。

いわゆるハイブリッドキャメル、
カザフスタンではブフト(bukht)と呼ばれてます

ちなみにコブは一つになります


このように砂漠、乾燥地帯のエキスパートであり、
「砂漠の舟」とも呼ばれるように他の動物では越えることのできない環境でも使役できる唯一の家畜動物ではありますが、
慣れない湿潤環境は苦手。
湿潤環境に多く発生する疫病に対して抵抗力がなく、日本のような高温多湿の環境では熱中症になったりもするそうです。
日本にも何度かもたらされたことがありますが、環境が合わなこともあり、役畜として普及することはなかったそうです。

日本書紀によると、
「推古天皇の代、599年9月に百済から1頭を献上」
とあります


1821年7月にもオランダ商人により、
雌雄のヒトコブラクダが幕府へ献上されることになったのですが、幕府に「いらない」といわれます。

せっかく連れてきたのに

献上したヤン・コック・ブロンホフさんは、
遊女の糸萩さんにあげましたが、なんやかんやあって見世物になります。

これによってラクダは有名になりましたが、
「馬や牛は働いて役に立ってるのに、
ラクダときたらでっかいだけで働かねえったらありゃしねえ。」

と思った江戸の人々は、
体ばかり大きく役に立たない人のことを「ラクダ」と呼ぶようになったそうです。

砂漠なら最強なのに!

落語の「らくだ」もここからね

人間だったら、
志ん朝師匠がタイプです


そんなわけで序列56番のグレモリーでした。
半分以上ラクダだったけど。

いつもどおりです

本気出せばもっと書ける

次回もよしなに




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学んだ内容とイラストを紹介するお絵描きブログ
ソースは主にWikipediaなどになりますので、
学術研究ではなくエンターテイメントとしてお楽しみください。

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グレモリー-wikipedia
ラクダ-wikipedia

参考書籍:
悪魔解説書「ソロモン72柱の悪魔」 | マーク・アイシャーウッド
「地獄の辞典」コラン ド プランシー (著), 床鍋 剛彦 (翻訳)

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私はやらないけど


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