ごきげんよう、ハゲと天パです。
ソロモン72柱の悪魔を紹介している
「ソロモン!ゲットやで!」
のシリーズ。
今回は第69回、デカラビアです。
このデカラビア、
今までの悪魔よりもビジュアルが個性的だとか。
はたしてどんな悪魔でしょう。
また、今回もB面はデカラビアの能力にちなんだあれこれ。
合わせてよろしくどうぞ。
ではさっそく始めていきましょう。
今回もお供はウチの公式キャラの二人です。

加筆 です。
にぎやかします
修正 です。
しゃしゃり出ます
前回紹介した新ビジュアルでお届け。
彼女らについて詳しくはこちらをどうぞ。
※当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。
だって、お金がほしいもの。(儲かってはいない)
「ソロモン!ゲットやで!」
まずは毎度恒例。
このシリーズの概要から。
ヨーロッパでは中世後期から19世紀くらいまで
「グリモワール」
という、魔術手引書がバズっていました。
その中でも悪魔や精霊等について書かれてるのが
「レメゲトン」というシリーズ。
5部の書物から構成されるレメゲトンのなかでも、
代表的なやつが「ゴエティア」です。
内容としては、古代イスラエルの最盛期を築いた
ソロモン王が召喚してこき使った悪魔について。
いわゆる悪魔図鑑です
語弊があります
「エルサレム宮殿」を建設した第三代イスラエル王ソロモン。
人間の手では納期に間に合わないので悪魔を使役。
その時に労働させられた72体の悪魔を呼び出して、
いろんな願い叶えちゃお☆(ゝω・)vキャピ
というわけ。
それでは今回の悪魔の登場です。
んじゃ、さっそくスタート
序列69番
マダム趣味の五芒星・デカラビア
デカラビア(Decarabia)。

カラビア(Carabia)とも呼ばれるそうです。
「デ」をつけろよデコ助野郎ォ!
あのシーン大好き
30軍団を従える序列69番の地獄の大侯爵。
ちなみにヨーハン・ヴァイヤーの「悪魔の偽王国」によると王にして伯爵だそう。
「ゴエティア」ではこちら
第六十九の精霊はデカラビアである。
彼は最初、五芒星の星の姿で現れるが、
後にエクソシストの命により、人間の姿をまとう。
彼の使命は、鳥と宝石の効能を見出すこと、
そしてあらゆる種類の鳥の姿を作り出し、
エクソシストの目の前を飛翔させることである。
彼らは自然の鳥のように歌い、酒を飲む。
彼は30の精霊軍団を統べ、自身も大侯爵である。
ー S.L. MacGregor Mathers and Aleister Crowley, The Lesser Key of Solomon(1904)
まとめると、
・最初は五芒星の姿で現れるが、召喚者が命じれば人の姿になる。
・鳥や宝石に詳しい
・鳥の姿の使い魔を与える
・・・つっこみどころが満載ですね。
まあ、1こめから順にいきましょうか。
・五芒星の悪魔
まず、デカラビアの姿ですが、
今まで出てきた悪魔たちは、
ライオンだったり、
動物に乗った人だったり
複数の悪魔が合体した姿だったり
という感じでしたが、
ここにきて、予想の斜め上のビジュアル。
五芒星て。
星型という点でかなり個性的ですが、
その形にちなんで、ゲームなどではヒトデの悪魔になったりしてます
「ゴエティア」では上記のような記述なんですが、
「悪魔の偽王国」では「人の姿になる」とはなく、
アスタリスクの姿で現れるとされるとか。
アスタリスクって「*」?
そう、それ
不思議すぎない?
呼び出したら*が出てくるところがイメージできないので、
一度召喚して話を聞いてみたいですね。
「君、どんな気持ち?」って
ちなみに、
「星型の悪魔ってなんじゃそら?」
って感じなんですが、前例がないわけではなく、
序列10番のブエルも五芒星の姿という説があり、
コラン・ド・プランシーも著書の「地獄の辞典」において言及。
ブエルといえば
ライオンの顔に5本のヤギの脚が車輪状に生えた姿が有名ね
うちのブエルはライオンマンだけど
せっかくなので「地獄の辞典」の記述も引用しておきます。
地獄帝国に大きな権力を持つ魔神だが、
あまり知られていない。
王として地獄の一部を治め、別にかなりの伯爵領を持つ。
ブエル同様、五つの光の星形で現れる。
植物や宝石の効能に通じ、鳥を支配して飼いならす。
三十の軍団を従える。
偉いけどあまり知られてないそうです
とりあえず、あんまり悪そうな感じはないね
・デカラビアの能力
デカラビアの能力は、
「鳥と宝石の効能を見出す」「植物や宝石の効能に通じる」とのこと。
物知り系の悪魔ですね。
あくまで個人的な感想なんですが、
植物や鳥、宝石に詳しいって、
なんか、趣味がマダムっぽいなって思いました。
あと、鳥の姿の使い魔を授けるそうで
その使い魔は自然の鳥のように飛び、歌うとのこと。
それはもう、ただの鳥だと思います。
地獄の辞典ではもう、「飼いならす」って書いちゃってますし。
自然大好きマンじゃん
ナチュラル派の悪魔なのね
ちなみに、アスタリスクって
「小さな星」っていう意味だそうですが、
植物の花の形にも似てますよね。
デカラビアが星の姿なのは案外、愛する植物たちへのリスペクトなのかもしれないです。
価格:880円 |

そんなわけで、
「見た目は不思議、中身は素朴」な悪魔、
デカラビアを見てきましたが、
B面は、デカラビアの専門分野の1つ、植物について書いていきたいと思います。
ただ、単に植物についてつらつら書いていくのも芸がないので、
悪魔を扱っているブログですし、
ちょっと怖い感じの内容で、植物の放つ香りの秘密や毒についてフォーカスしてみましょうね。
今までもそんな怖い感じでやってなかったよね
細かいことはいいのよ
・ここからB面
1.植物の香りはSOSサインと罠
というわけで、
植物や薬草の効能に詳しい悪魔、デカラビア。
「薬草」というくらいで、
私たち人間は古くから植物を薬、または毒として利用してきました。
よく言われるように、薬と毒は紙一重。
使い方次第でどちらにも使えたりしますよね。
例えば、いい香りで料理やお茶、アロマにも利用されるハーブも、
摂取しすぎると健康を損なうものは多いです。
そもそも、ハーブの「いい香り」の正体は、
揮発性有機化合物であり、その多くは植物が攻撃された時に出すSOS信号なんです。
彼らはイモムシなど害虫に葉を食べられた時、
特定の香りを放ち、その害虫の天敵(ハチなど)を呼び寄せるための通信だったりします。
「敵の敵は味方」
というロジックね
意外と高度な外交戦略
また、花が放つ甘い香りは、虫を誘い込むためでもあります。
香りで呼び寄せて受粉の手助けをさせたり、
香りでおびき寄せて虫を捕まえる食虫植物も有名ですよね。
ちなみに植物によってターゲットは様々なので、
中にはラフレシアのように、ハエを呼ぶために「死肉の腐敗臭」を放つものもいます。
くさそう
もちろんくさいわ
人間は植物の香りに癒やしやらリラックスやら言ってますが、
植物からすればSOS信号や天敵の天敵への通信、誘惑の罠であったりするというわけ。
生きていくのにみんな必死なんです。
「アロマでリラックス」
とか言ってる場合じゃないね
植物たちの悲鳴を集めて瓶に入れて喜んでるなんて、人間も酔狂ね
もうハーブティー飲めない
普段も飲まないじゃない
2.毒 ・植物たちの生存戦略
香りと同じく、植物たちが持つ武器に「毒」があります。
そもそも、なぜ植物が毒を持つに至ったのか、
それはひとえに、動いて逃げることができない彼らの防衛手段。
捕食者を痛い目に遭わせて、「もう食べないでね」というメッセージ。
「私を食べたらタダじゃおかないわよ」
という警告なの
なお、死ぬほど強い警告もあります。
植物の本気、怖すぎ
植物の毒はアルカロイド系が多く、
これらは動物の神経系に作用し、
「二度と食べたくない(あるいは死ぬ)」
と思わせる学習効果を狙っています。
ちなみにアルカロイド(Alkaloid)とは、
窒素原子を含む塩基性(アルカリ性)の天然由来有機化合物の総称。
簡単に言うと、微量でも動物の神経系や生理機能に強烈な影響を与える物質のこと。
というと、いかにもヤバそうな物質ですが、
実は、アルカロイドの中には私たちが日常的に摂取しているものもあり、
生活におなじみのものから、歴史を変えた猛毒まで、一口にアルカロイドといっても多種多様。
代表的なアルカロイドについて紹介します
・カフェイン
普段私たちが口にしているコーヒーやお茶に含まれるカフェイン。
これは実はアルカロイドの一種。
覚醒作用をもたらすので、
人間にとって眠気覚ましとして親しまれていますが
昆虫にとっては立派な神経毒です。
・ニコチン
タバコに含まれるニコチン。
まあ、体には良くないですが、
多くの人が今日でも摂取していますよね。
これも、本来は虫に食べられないための殺虫成分として植物が生み出したアルカロイド。
・モルヒネ
麻酔や麻薬としてちょっと怖いイメージがあるモルヒネ。
ケシから取れるアルカロイドです。
これには強烈な鎮痛作用があり、麻酔薬として使われます。
使い方に注意しないといけない物質の典型ですね。
・アコニチン
これはあまりなじみのない名前ですが、
毒草として有名なトリカブトのアルカロイド。
心臓停止を招く猛毒です。
・ソラニン
これはおなじみですね。
ジャガイモの芽に含まれる成分で、 腹痛やめまいを起こします。
芽が生える前にじゃがいもは食べましょうね。
えー、カフェインもアルカロイドなの?
ちょっとショックだな。
昆虫には恐ろしい「神経毒」ね
それを人間どもは勝手に
『シャキッとする〜!』
とか言って喜んでるのよね
アルカロイドは適切な量を上手に使えばしっかり薬になり、まさに「毒と薬は紙一重」。
それぞれの物質の適量を知っている者が、生殺与奪の権を握る。
という事実は、悪魔の知恵ともいえるかもしれませんね。
ちなみに、アルカロイド以外の毒で代表的なものとしては、
青酸配糖体があり、これはアンズやウメの未熟な種に含まれる「アミグダリン」など。
そのままでは無毒ですが、動物が噛み砕いて植物の細胞が壊れると、
化学反応を起こして猛毒の青酸(シアン化水素)が発生。
めっちゃやばいやん
3.見た目は地味だけど実はヤバい植物
ここからは身近にあるけど実はヤバい植物をいくつか紹介しますね。
①クサノオウ(学名: Chelidonium majus)
ケシ科クサノオウ属に属する一年生(越年草)の植物。
道端や空き地に生えている、どこにでもあるような雑草。
と思いきや、サンギナリン、チェリドニンなど20種類以上のアルカロイドを含有。
茎を折ると「黄色い汁」が出てきますが、
これに触れると皮膚がただれ、誤食すると内臓に炎症を起こし、
最悪の場合は昏睡・死亡します。
「草の王」なんてたいそうな名前だね
名前の由来はいくつか説があります
・上記のとおり、黄色い汁がでるので「草の黄」であるという説。
・皮膚疾患に有効な薬草なので「瘡(くさ)の王」だという説。
・皮膚疾患以外にも鎮痛剤として内臓病に用いられたことから、
薬草の王様で「草の王」であるという説。
漢方ではつぼみの頃に刈り取った地上部を乾燥させたものを白屈菜と称し、
イボ取り、水虫、いんきんたむしといった皮膚疾患、外傷の手当てに対して使用されました。
また、煎じて服用すると消炎性鎮痛剤として作用し
胃病など内臓疾患に対して効果があるともされています。
とはいえ、「有毒植物」なので内服用も外用も、
素人が用いるのは危険なのでやめてください。
②ドクゼリ(学名:Cicuta virosa)
セリ科ドクゼリ属の多年草で別名、オオゼリ(大芹)。
見た目がセリやパクチーに似ているので、
誤食による被害が後を絶たない毒草界隈のスター選手。
ドクウツギ、トリカブトと並んで日本三大有毒植物の一つとされています。
見た目が似ているうえに、川辺に生えているから非常に紛らわしいの
無理ゲーじゃん
含まれるアルカロイドはシクトキシン。
セリと間違えて食べると、わずか数分で激しい痙攣と呼吸困難に陥ります。
根っこがわさびに似ているのも罠です。
セリとわさびを一度にゲットできてラッキー
とか思わないように
食べれる野草と似てるとかタチが悪いです。
③ヨウシュヤマゴボウ(学名:Phytolacca americana)
ヤマゴボウ属の多年草です。
この植物はブルーベリーのような美味しそうな実をつけ、
根っこもゴボウに似ていますが、実は全草が毒です。
含むアルカロイドはフィトラッカトキシン。
根がゴボウっぽいのと、その思わせぶりな名から
「これ山ごぼうってヤツじゃね?」
と間違える誤食事故が絶えず、
食べると激しい嘔吐、下痢、心臓麻痺を引き起こします。
なお、間違えた人たちが食べたかった「山ごぼう」は
キク科アザミの一種、モリアザミか野菜のゴボウの根を調理した食品なので、
ぜんぜん遠いです。
ちなみに実は着色料として使われたこともあり、
「インクの木」「インクベリー」とも呼ばれます。
あ、そういえば、別名をアメリカヤマゴボウといいますが、
アメリカの独立宣言書は、このインクベリーの汁で書かれたという説もあるそうです。
ホントかな?
なお、果汁が服や皮膚に付くとなかなか落ちないのでご注意ください
このヨウシュヤマゴボウ、
英語では一般的に 「Pokeweed(ポークウィード)」 と呼ばれてまして、
これの若葉を調理した料理は
「ポーク・サラダ(Polk Sallet)」
と呼ばれるアメリカ南部のソウルフードだそう。
「ポーク・サラダ・アニー」という曲もあります。
オリジナルはトニー・ジョー・ホワイトの曲で、
かのエルヴィス・プレスリーがカバーして大ヒットしました。
え、アニー大丈夫?死んじゃわない?
どうやら、若芽のうちに摘んで、
何度も茹でこぼして毒を抜けば食べられるそうです。
ポーク・サラダという名前だからブタ肉が入ったごちそうサラダかと思いきや、
茹でた葉っぱなんですね。
いわゆるおひたし的なノリです。
そこまでしてわざわざ毒草を食べたかったのか?
と現代の我々は思いますが、
食べるものがなかった昔の南部、特にアパラチア山脈周辺の貧しい地域では、
冬の間に不足したビタミンを補うためポーク・サラダが重宝されていたそうで、
大好物だったわけではなく、頑張らざるを得なかったんですね。
一歩間違えればもちろんアウトね
命がけのソウルフードだね
そんじゃせっかくなんで、
美味しいかどうかわからないけど、
「アニーのポーク・サラダ講座」です。
まねするな
くれぐれも
1.まずは芽吹いたばかりの若い葉を摘んできましょう。
くれぐれもご注意いただきたいのが、「若い芽」だけを摘むように。
根や成長した茎、実は猛毒なので絶対NGです。
ちなみに毒性は、根>葉>果実の順に強いですが、果実の中の種子も毒性が強いです
今回のいらない知識です
2.最低3回以上、沸騰したお湯で茹でこぼしましょう。
お湯を替えるたびに毒が抜けていくきますので、しっかり繰り返してください。
3.毒が抜けた葉を、ベーコンの脂やカリカリに焼いたポークと一緒に炒め、
盛り付けたら完成です。
ほうれん草のベーコン炒め的な感じですね。
もちろん、いっぱいお肉を入れたほうが美味しいんですが、
アニーの家は貧しくてお肉が買えなかったので、
風味づけに少しの豚脂を入れてこの毒草を食べてたという切ない背景があるそうです。
豚肉の「Pork」じゃなくて植物の「Polk」っていうところが皮肉ですね。
なお、繰り返しますが、ヨウシュヤマゴボウは有毒植物です。
絶対に真似しないでください。
ほんとにダメよ
頑張った割においしくないよ!
ちなみに「ポーク・サラダ・アニー」の歌詞によると、
アニーの母親は刑務所にいて、父親は怠け者、
おまけにおばあちゃんはワニに食べられた。
という壮絶な境遇です。
救いようがない。
アニー!!
アニー!!
そんな感じで最後は、
ポーク・サラダ・アニーに着地しましたが、
我が国日本には、
講談師、田辺一鶴師匠による、
「ポークサラダ兄ィ」(1972年)という謎のカバー曲があります。
多分、めっちゃレアです。
謎のかっこよさ
最後、これ要ったかな?
そんなわけで今回は序列69番、
ナチュラル派のアスタリスクことデカラビアでした。
次回もよしなに。
============
このブログは、気になったことを調べ、
学んだ内容とイラストを紹介するお絵描きブログ
ソースは主にWikipediaなどになりますので、
学術研究ではなくエンターテイメントとしてお楽しみください。
興味のきっかけや、ふんわりしたイメージ掴みのお手伝いになればうれしいです。
デカラビア-wikipedia
アルカロイド-wikipedia
クサノオウ-wikipedia
ドクゼリ-wikipedia
ヨウシュヤマゴボウ-wikipedia
田辺一鶴-wikipedia
参考書籍:
悪魔解説書「ソロモン72柱の悪魔」 | マーク・アイシャーウッド
「地獄の辞典」コラン ド プランシー (著), 床鍋 剛彦 (翻訳)
【中古】 地獄の辞典/コランド・プランシー(著者),床鍋剛彦(訳者) 価格:1980円 |
価格:1650円~ |
リクエストやご連絡などが
お有りでしたら、
インスタのDMからお願いします
下のロゴからどうぞ

インスタはフォローを外した人を見つけ出してブロックするのが趣味。
suzuriでオリジナルグッズ始めました!↓↓↓


ふるさと納税 はじめませんか?








