ごきげんよう、ハゲと天パです。
今回もソロモン72柱の悪魔を紹介する、
「ソロモン!ゲットやで!」
のシリーズです。
みんな大好き(だと思う)。
今回は序列66番、キマリスという悪魔。
文法や論理学などの教養や知識を教えたり、
紛失物を見つける能力があるとか。
・・・えっと、なんか地味じゃんね?
あと、恒例のB面は、
キマリスの能力についてちょっと深堀り回です。
こちらも合わせてよろしくお願いします。
ではさっそく始めましょう。
今回もお供はウチの公式キャラの二人。

加筆 です。
にぎやかします
修正 です。
しゃしゃり出ます
今回はVer.6.0のビジュアルです。
6.0は、お正月服を通常カラーにしたバージョン。
彼女らについてはこちらをどうぞ。
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だって、お金がほしいもの。(儲かってはいない)
「ソロモン!ゲットやで!」
まずは毎度恒例。
このシリーズの概要からです。
ヨーロッパでは中世後期から19世紀くらいまで
「グリモワール」
という、魔術手引書がバズっていました。
その中でも悪魔や精霊等について書かれてるのが
「レメゲトン」というシリーズ。
5部の書物から構成されるレメゲトンのなかでも、
代表的なやつが「ゴエティア」です。
内容としては、古代イスラエルの最盛期を築いた
ソロモン王が召喚してこき使った悪魔について。
いわゆる悪魔図鑑です
語弊があります
「エルサレム宮殿」を建設した第三代イスラエル王ソロモン。
人間の手では納期に間に合わないので悪魔を使役。
その時に労働させられた72体の悪魔を呼び出して、
いろんな願い叶えちゃお☆(ゝω・)vキャピ
というわけ。
それでは今回の悪魔の登場です。
それでは、
ごあんなーい❤
序列66番 キマリス
知的な失くしもの係 flomアフリカ
キマリス(Kimaris)。

キメリエス(Cimeries)、
キメイエス(Cimeies、Cimejes)とも呼ばれます。
「キメイエス」
って、なんかイヤだ
「ゴエティア」によると、
地獄の20の軍団を率いる強力な大侯爵だそうです。
まずはゴエティアの引用よ
第六十六の精霊はキメヘス、
あるいはキメイエス、あるいはキマリスである。
彼は侯爵であり、強大で、偉大で、そして力強い。
その姿は立派な黒馬に乗った勇敢な戦士のよう。
彼はアフリカ全土の精霊を統べる。
彼の任務は、文法、論理学、修辞学を完璧に教え、失われたものや隠されたもの、そして財宝を発見することである。
彼は20の地獄の軍団を統べる。
ー S.L. MacGregor Mathers and Aleister Crowley, The Lesser Key of Solomon(1904)
ちなみに「ミュンヘン降霊術手引書」では、Tvueriesという名前で紹介されてます。
ぜんぜんちがうじゃん
こっち(ミュンヘン)では
30軍団を配下に持つ大侯爵だそうです
特徴を列挙しときましょう。
・黒い名馬にまたがった勇猛な戦士
・アフリカの全ての悪霊を統括
・召喚者に完璧な文法・論理学・
修辞学を教えることができる
・失くしたり隠された事物や財宝を見つけ出すこともできる
カヒちゃん、
すぐ失くしものするから
召喚したらいいね
この前買ったカッター替刃
見つけてもらおうかしら
ちゃんとしまってください
カッターの替刃って要るときにないですよね。
替刃を探す為に召喚されるキマリス、かわいそう。
上記以外にも、人を兵士の姿に変化させたり、
海や川を迅速に渡らせたりすることができるという説もあるそうです。
この2つの能力、一見すると中世の戦場でのみ役立つスキルに思えますが、現代でも応用できそうですね。
もちろん、軍事的な場面でも役立つでしょうが、
ビジネスや日常生活でもアリかも。
人間、まず形から入るとその気になれるもので、
制服やユニフォームに着替えることでスイッチが入り、仕事モードになることってありますよね。
家でのリモートワークのときも、
仕事モードになるためにちゃんと着替える。
という方も多いと思います。
私はそのタイプ
ボクはいつもパジャマ
「兵士の姿に変身させることで、メンタルもプロ兵士モードに切り替える。」
と考えると、キマリスの能力は「心をその気にさせる能力」とも解釈できるかも。
しかもキマリスは、
文法・論理学・修辞学を教える能力もあるので
現代の戦場、つまり会議やプレゼン、商談や交渉など
プレッシャーがかかる場面で、弱気な自分を鉄壁のマインドとロジックで武装し、
目的を完遂する「論理の兵士」へ変えてくれるかもしれません。
まさに「理論武装」(どや)
だれがうまいこといえと
別にうまくないです
また、「海や川を迅速に渡る」という能力も深堀りができます。
海や川、つまり水は古来から、境界線や進路を阻む障害の象徴。
普通なら、船を利用したり橋を探したりと
なんやかんやの手間をかける必要がありますが、
「そういうなんやかんやを無視して直進できる」
というわけで、つまるところ、
障害の無効化とショートカット能力であると。
そんな感じの拡大解釈をしてやれば、
物理的な海や川だけでなく、あらゆる場面で、
いかなる障害も無視して必要な答えに最短距離で到達できるということかもしれないですね。
行く手を阻む時間やコスト
能力的問題などもショートカットさせる、究極の効率化スキルかも
もう無敵じゃん
このように、
一見すると地味なキマリスの能力ですが、
・局面に応じてのメンタルのスイッチ
・障害を無視するショートカット能力
・文法・論理的なブースト
という3つの能力が組み合わされると、
敵の陣地に無敵の論破王を送り込むことができます。
うわ、めっちゃ嫌ですね。
送り込まれたら
くっそめんどくさい
いやはや、恐ろしい能力です。
もしあなたが今、何かの壁にぶつかっているなら、
キマリスを召喚してみるのもいいかもしれません。
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そんな感じでキマリスの能力を書いてみましたが、
うちのキマリスはいままで語ってきた内容は特に反映せず、
「アフリカの悪霊達を仕切っている」
という点にのみフォーカスしてキャラを作ってみました。
黒い名馬も兵士も無視です
「部族の戦士」
が描きたかっただけ
申し訳に杖を馬っぽくしときましたよ。

そんなわけで、序列66番の悪魔 キマリスを今回は紹介していますが、
お待たせしました、ここからはB面です。
普段のB面は、あえて悪魔に関係ない内容ばっかり、
つらつら書いているスタイルなんですが、
今回は引き続きキマリスの特徴や能力の流れで脱線してみましょう。
脱線はする前提なんだね
脱線がアイデンティティよ
今回フォーカスするのは、
失われたものを見つける能力と
文法を教えること、そしてアフリカ。
はりきってどうぞ
・ここからB面
①アフリカの神と秘密の情報
キマリスの最大の特徴は、
「隠された宝や失せ物を見つける」こと。
これは、隠されたり失われた情報にたどり着く能力であるともいえます。
また、「アフリカの悪霊を仕切っている」
という点から、
この悪魔自体もルーツはアフリカにあるのでは?
とも考えました。
実際、アフリカでは呪術や占いで
失くし物を見つけたり、未来を予言したりすることが盛んだったりしますね。
西アフリカのヨルバ人の宗教では、
ものを失くした時や、隠された真実を暴きたい時、
エシュ(Eshu)という神の助けを借りるそうです。
Sailko, CC BY 3.0 https://creativecommons.org/licenses/by/3.0, via Wikimedia Commons
参考画像が長いな
エシュは、ヨルバの神々(オリシャ)の一柱で、
特に主要なオリシャのひとつ。
変幻自在の運命の神であり、この世とあの世を繋ぐ役割も担っています。
また神々への供物を管理、分配する仕事をしているので、神々への「唯一の窓口」であるとか。
そのため、彼を通さなければ他のオリシャに願いは届かないと考えられているそうです。
ちなみにオリシャの数は、
知られているだけで400柱と言われてるけど、実際は800柱はいるそうよ
めっちゃ多いな!
ちなみに、ちょっと補足しておくと、
オリシャとは、ヨルバ人の伝統的宗教で神の顕現を反映する精霊または神的なもの、または、精霊信仰的な信仰概念を指します。
西アフリカのベナンをはじめ、
カリブ海の島国ハイチやキューバ、
アメリカ南部のニューオーリンズなどでも信仰されているんだとか。
話を戻して、エシュは道と選択の守護者でもあり
十字路に住み、全ての交差点を支配しているとか。
旅人、交通、情報の行き来、それに加えて「道を開くこと」も司っているので、
人々は知りたい情報にアクセスしたいとき、
あらゆる情報を把握し、この世界の表も裏も知っているエシュに祈るわけです。
「失われたものの発見=情報へのアクセス」
と考えると、キマリスの能力とも共通しているのではないでしょうか。
また、エシュは、対立する力の中心に立っており、
「幸福と破滅」「善と悪」「正義と不正」などの微妙なバランスも調整・管理しており、
人々の信仰心や知恵を試すために混乱を引き起こすトリックスターでもあるそうです。
罪なき者に問題を起こす者
という異名を持っているそうよ
イヤな異名だな
そんなトリックスターな神様であるがゆえか、
19世紀半ば、キリスト教の宣教師たちは辞書を作る際
ヨルバ語の「Èṣù」を、英語の「Devil(悪魔)」や「Satan(サタン)」と翻訳。
これにより、
「エシュ=悪の象徴」
という誤ったイメージが世界中に広まったそう。
特にヨルバ出身の司教、
サミュエル・アジャイ・クラウダー
おい、サミュエル
もちろん本来のヨルバ神話において、
エシュは悪ではなく、むしろ秩序を保つために不可欠な存在。
とんだ風評被害です。
近年では本来の意味を取り戻す運動が盛んになっているそうです
「キマリスのルーツはエシュである」
とイコールでくくることはできませんが、
アフリカの精霊たちが西洋の悪魔学に組み込まれていった背景を物語っており、
キマリスの失せ物(隠された道)を見つける能力と
全ての道の交差点を支配し、あらゆる情報にアクセスできるエシュに共通点をみるのもおもしろいかと思います。
・②「文法」は世界を書き換える「スペル」
キマリスの他の能力として、
「文法、論理学、修辞学を完璧に教える」
というものがありますね。
案外、文法を学ぶことと世界の法則を知ることは近い関係にあるかもしれません。
ヨルバ神話の概念では、「物事を実現させる力」「存在させるための生命エネルギー」を「アシェ」と呼びますが、この力は言葉によって発動します。
呪術師は単に神様にお願いしているわけではなく、
言葉によって世界にアシェを流し込み、現実を物理的に動かしているんだそう。
そのため、正しい文法(言葉の組み立て)で命じなければ暴走するんだそう。
日本の言霊(ことだま)に近い感覚ね
そういえば、
20世紀の哲学者、ウィトゲンシュタインは、
著書「論理哲学論考」において、
ロジック(論理)は世界を映し出す鏡であり、
言語の論理的構造が世界の構造を決めている。
としていましたし、
日本の言語学者で哲学者の井筒俊彦さんも、
言葉や記号には魔術的要素があり、
ロジックを構成する言語そのものが世界を操る力(マジック)を持つ
としています。
現実において言葉が与える影響は強力です。
ロジックはマジックである(ドヤ)
しらんけど(ドヤ)
もしかするとキマリスが教える文法も
受験勉強のような知識ではなく、
「現実というプログラムを書き換えるための構文ルール」
だったのかもしれません。
また、人を勇敢な兵士に変えるキマリスの能力も、
言葉の力によって脳をハッキングし、
恐怖回路がバグるように書き換えてしまうからかもですね。
だって悪魔なんだもの。
意外とヤバいやつだった
個人の解釈です
ちなみに、「文法」を意味する「Grammar」と
「魔導書」を意味する「Grimoire」は同じ語源だったりします。
実は、どちらもギリシャ語で「書かれたれたもの」「文字」「記号」を意味する
「グラマ(Gramma)」
を語源としているんですって。
「gramma」から
文法を意味する
grammaticaやgrammar
という言葉が派生したのよ
中世ヨーロッパにおいて、この grammatica は
「ラテン語の文法や教養」を意味するようになり、
フランスにおいては、ラテン語で書かれた書物全般を指して「grammaire」と呼ばれました。
ただし、読み書きができるのが聖職者や学者など、ごく一部のエリートだけだったこの時代なので、
難解なラテン語なんてちんぷんかんぷんな民衆は、
「文法」を理解し、書物を読み解く彼らをみて、
「すげー、魔法じゃん。」
と、なりて、
単なる「言葉のルール」に過ぎなかった「文法」に
「秘められた知識」や「不可解な知恵」
という意味が込められ、やがて「魔法」と関連付けられるようになったそうです。
それから時が流れて18世紀ごろ、
民衆語で書かれた廉価本の出版が盛んになると、
ラテン語の本「grammaire」の写本も一般に出回るようになります。
これらが民衆の間でなまってgrimoire(グリモア) と呼ばれるようになるわけですが、
その中には魔法関連の本も少なからず含まれており
神秘的な内容や、誰にでも読めるわけではない、
「選ばれし者感」が当時の中二病達に刺さったのか
次第に、単なる教科書にとどまらず、
「悪魔を呼び出す方法」や「呪文の書き方」を
記した魔術専用の書物だけを指して「グリモア」と呼ぶようになっていったそうです。
豆知識でした
この豆知識、要ったかな?
まあ、そんなわけで、
序列66番の悪魔、キマリスでした。
ためになりましたね。
いつ使えるかわからないけど、
どこかで語れるといいなと思いつつ、
次回もよしなに。
キマリスだけに、
シマリスのこととか書くのかと思ったけど意外と素直だったわね
「その手があったか」
みたいな顔してるよ
(その手があったか・・・)
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このブログは、気になったことを調べ、
学んだ内容とイラストを紹介するお絵描きブログ
ソースは主にWikipediaなどになりますので、
学術研究ではなくエンターテイメントとしてお楽しみください。
興味のきっかけや、ふんわりしたイメージ掴みのお手伝いになればうれしいです。
キマリス-wikipedia
Esh-wikipedia
オリシャ-wikipedia
グリモワール-wikipedia
参考書籍:
悪魔解説書「ソロモン72柱の悪魔」 | マーク・アイシャーウッド
「地獄の辞典」コラン ド プランシー (著), 床鍋 剛彦 (翻訳)
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