神話や伝説に登場するチームを紹介する試み、
「大罪の悪魔」編 第四回です。
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「7つの大罪」とは、
キリスト教、主にカトリック教会において、
罪の根源とされる7種類のことを言います。
ラテン語や英語では「7つの死に至る罪」とされ、
人間を罪に導く可能性がある欲望や感情、悪徳のこと。
それぞれは悪魔に関連付けられており、まあ、一種のチームとして紹介していきたいと思います。
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七つの大罪の悪魔 憤怒のサタン
憤怒の悪魔 サタン。
死に至る7つの罪のひとつ、憤怒。
それを象徴する悪魔がサタンです。
サタンといえばきっと誰でも聞いたことがあるような悪魔のビッグネーム。
悪魔=サタンともいえますね。
大罪の悪魔編 第1回 でも紹介しましたが、堕天使のリーダー ルシファー が堕天して地獄に落とされ、悪魔モードになった姿がサタンともいわれます。
リージョンフォームですね。
上記の通り サタン とは悪魔の総称でもありますが、
悪魔の首領であり地獄の魔王の大悪魔という認識が一般的ではないかと思います。
その名前はもともとは「敵、妨害者」を意味する言葉であり、個人名ではなく普通名詞でした。
旧約聖書の「民数記」では、道に立ちふさがって通せんぼする天使が登場し「妨害者」の意味合いでサタンと記されています。
キリスト教やユダヤ教などにおいて、神様は人間に割とひどめの仕打ちをしますが、
この仕打ちや悪巧みの部分、
信仰心を試すための過酷な試練、
人間の権力者を排除するためのいじわるだったり謀略だったりという、人間にとっては災いでしかない面、また、それを手伝う天使だったりなんやかんやを転嫁して作り出されたのが悪魔なのです。
例えば、神の教えに背いて禁じられていた人口調査を行ったダビデ王。
神の怒りを買って疫病の罰を受け、7万人が倒れるという大惨事となります。
この人口調査は、「サタンがそそのかしてやらせた」となっていますが、
実はもともとは「やってみたらいんじゃね?」と、神様がダビデに言ったことだったようです。
これには後の人々も「???」と困惑。
さすがにおかしいでしょ。と思ったようで、紀元前3世紀の「歴代誌」ではダビデに教唆したのは「主」から「サタン」に変えられたそうです。
まあ、そんな感じで「神様激おこ、人間ぐえー。」というパターンがたくさんあるわけですが、
神様の威厳は保たないといけないけど、ひどい行いや罰によって信仰心がなくなってはまずいので悪役を作ってガス抜き。
また、そもそも謎ムーブも多いので、これはひどい案件 や 辻褄が合わないところ を悪魔に肩代わりさせている感じです。
「悪魔とかいう、なんかめっちゃ悪いやつがいてそいつのせいだわ。」
「神様はきびしいけど、きらいにならないでね。」
という感じでしょうか。
サタンの姿とか。
新約聖書にもサタンは多く登場し、「年を経た蛇」「イエスの邪魔をする者」「赤い竜」といった呼ばれ方をします。
「ヨハネの黙示録」によればサタンは赤い竜の姿で現れ、
7つの頭と10本の角を持ち、その頭には7つの冠をかぶっていた。とのこと。
キモン・ベルリン、ユーザー:Gribeco, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:La_B%C3%AAte_de_la_Mer.jpg
この「7つの頭」とはキリスト教を迫害した7人のローマ皇帝、
アウグストゥス、ティベリウス、カリグラ、クラウディウス、ネロ、ウェスパシアヌス、ティトゥスもしくはドミティアヌスの7人を指しており、
「10本の角」は上記7人+3人の皇帝を加えた10人のことなんだとか。
「黙示録」こと黙示文学とは実際に起きたことを直接的に記すのではなく、象徴として暗に隠して取り上げる文学のこと。
ローマ時代の当時、キリスト教は迫害を受けており表立ったローマ皇帝への批判なんてできなかったので、
皇帝やローマを、「サタン」とし、比喩や暗号を用いた文章で綴ることで、読むべき人が読めば理解できるように記したそうです。
サタン aka 巨大な竜、年を経た蛇、悪魔とかサタンとか呼ばれるもの、全人類を惑わす者 は、ルシファー回で触れた通り、反逆し、大天使ミカエル率いる現職天使軍団に敗れ天界を追われます。
そしてエデンの園で、アダムとイブに蛇の姿で近づいてそそのかし、人間が楽園を追われる原因を作るのでした。
今回のイラストのサタンはこの「赤い竜」のイメージで描いてみました。
憤怒を象徴する子なので、性格キツめのおこりんぼ。
武闘派な感じの格闘家で、座右の銘は「力こそパワー」です。
そんなわけで地獄の魔王にして赤い竜、憤怒の悪魔 サタンを紹介しました。
神様サイドのムーブを正当化するために必要悪として作り出された悪魔という存在。
倒されるために生まれた悲しきモンスターともいえます。
憤怒のサタンは怒って当然だと思います。
7つの大罪の悪魔も折り返し地点を超えましたね。
次回もよろしくお願い致します。
参考:
サタン - Wikipedia
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