ソロモン!ゲットやで! 気になる事柄を学ぶシリーズ 神話・伝説

252「ソロモン!ゲットやで!」シリーズ ソロモン72柱/序列59番・オリアス

ごきげんよう、ハゲと天パです。
今回もお越しいただきありがとう。

毎度おなじみ、
「ソロモン!ゲットやで!」シリーズ。
みんな大好き、ソロモン72柱の悪魔がテーマです。

今回は序列59番の悪魔、オリアスを紹介。
さて、どんな悪魔なんでしょうね?


今回もウチの看板娘たち、
通称ペンドラゴンズと学んでいきましょう。

はい、ごあいさつ。

加筆 です。
にぎやかします

修正 です。
しゃしゃり出ます


彼女らについての詳細はこちらをどうぞ。






まずはこのシリーズの概要からです。


ヨーロッパでは中世後期から19世紀くらいまで
「グリモワール」
という、魔術の手引書がバズっていました。

その中でも悪魔や精霊等について書かれてるのが
「レメゲトン」というシリーズ。
5部の書物から構成されるレメゲトンのなかでも、代表的なやつが「ゴエティア」です。

内容としては、古代イスラエルの最盛期を築いた
ソロモン王が召喚してこき使った悪魔について。

いわゆる悪魔図鑑です

語弊があります


「エルサレム宮殿」を建設した第三代イスラエル王ソロモン。
人間の手では納期に間に合わないので悪魔を使役。
その時に労働させられた72体の悪魔を呼び出して、
いろんな願い叶えちゃお☆(ゝω・)vキャピ
というわけ。

やっとこさ


はい、こちらがオリアス(Orias)。


第五十九の精霊はオリアクス、
あるいはオリアスである。
彼は偉大な侯爵であり、
蛇の尾を持つ獅子の姿で現れ、力強くて強い馬に乗っている。
そして彼は右手に二匹の巨大な蛇を持ち、シューシューと音を立てている。
彼の使命は星々の美徳を教え、惑星の宿場を知り、それらの美徳を理解する方法を知ることである。
彼はまた人々を変容させ、それらの尊厳、高位聖職、そして堅信を与える。
また友人と敵からの好意も与える。
彼は30の霊の軍団を統べる。

ー S.L. MacGregor Mathers and Aleister Crowley, The Lesser Key of Solomon(1904)


「オリアクス」とも呼ばれるそうですね。
なんか強そう。

中盤で重宝する武器
って感じがあるわ

なんの中盤?


オリアスの特徴をまとめると、

ライオンの姿をしている

力強い馬に乗っている

大蛇を2匹連れている

星に詳しい

人間を変身させ、敵味方両方から好かれるようにする

爵位は侯爵で30の軍を率いる

とのこと。

またもや
ライオンのおでましだ!


ライオン悪魔、多いからね。
それでは、オリアスの詳細に迫っていきましょう。

それではこの悪魔の見た目から迫っていきましょう。

オリアスは、
強い馬に跨り、右手に二匹の大蛇を携えた蛇の尾を持つライオンの姿をしているとのこと。

ソロモンの悪魔たちの中でもおなじみ、
ライオン悪魔族の一人ですね。

そういう種族があるんだね

ありません、今作りました


ライオンとはいえども、
オリアスはそんじょそこらのライオンとは異なり
ヘビ要素がとにかく多め

しっぽが蛇と書かれていましたが、
その他、2匹ヘビを連れてるのでトリプル蛇です。
しかも「右手に持つ」とわざわざ書いてあるので、
どうやらこだわりがあるようです。


「ゴエティア」などのグリモワールには、
オリアスの姿を描いた資料はありませんが、
ウチのキャラの場合、
馬は省略し、蛇も両手持ちにしてやりました。
例のごとくの勝手なアレンジです。

あと、尻尾の蛇もかいてないよ


・・・わす、角度的に見えてない感じです。

白状すると、
そもそも蛇も描き忘れてて書き足したんですけど

いらんことを言わんでよろしい。


なお、蛇を持ってないと、
なんか、えらそうなライオンという感じだったので
めんどくさかったけど
描き足してキャラも良くなったと思います。

ところでこの悪魔、特筆すべき特徴として
惑星や天文学に詳しい という点がありますね。

「惑星のありか」がわかるようであれば、
発見されていない星をみつけたり、天文学の研究に役立ちそうですね。

ゴエティアが作られた時代は、まだ天文学が現代ほど発達していたわけではありませんが、
さかんに行われていた占星術に結び付けられることもあったとのこと。
意外とロマンチックライオンちゃんです。

素敵じゃないの



あと、人を変身させることも出来たり、
召喚者に地位を与え、友人や敵からの好意をもたらす力も持っているそうです。

このへんはわりと
あるある能力

いや、
すごいことではあるのよ

基本的に悪魔なら皆できることなんでしょか?
それにしてもけっこうな悪魔に共通してるので、
お腹いっぱい感があります。
もうちょっとそれぞれひねったらよかったのになと思います。

多分この後もいっぱいでてくるよ

見直しとかしなかったのかしら



そんなわけでヘビとお星さまが大好きなライオンちゃんのオリアス。
一説には・・・
というか、まあ例のごとく「地獄の辞典」なんですけど、
こちらではオリアス自身ではなく、馬のしっぽが蛇という事になってます。

「地獄の辞典」
の記述はこちら


占星術師や占い師たちの魔神。
地獄帝国の大侯爵。
猛り狂ったライオンの姿で、蛇の尾をした馬に乗って現れる。
両手に一匹ずつマムシを持っている。
天文学に通じ、占星術を教授する。
人間を望みのままに変身させ、地位や称号を手に入れさせる。
三〇の軍団を指揮する。


「地獄の辞典」でも蛇設定は採用されてますが
こちらでは蛇の種類まで指定してきました。
マムシだそうです。
特に夏になるとよく出るので、
アウトドア等の際、噛まれないようにご注意を。

そんなわけで、ここから恒例の横道です。


はい、今回のB面。

オリアスの能力にちなんで、
惑星について書いてみよかな?とも思ったんですが
やっぱり、マムシについて書いて行くことにします。

惑星のあれこれについては
機会があればまた

いつかまた

まあ、どうせ天文学系の悪魔もまた出てきますよ。
知らんけど。


はい、そんなわけでマムシ。

爬虫綱有鱗目クサリヘビ科マムシ属のヘビの一種。
一般的にニホンマムシ(学名 Gloydius blomhoffii)
のことを指して呼びます。

形態は大きな三角形の頭と比較的寸胴めのボディを持ち、大きさは最大で全長80cmほど。
赤褐色から黄褐色の地味めな体色ですが、背面の黒く縁どられた斑紋が特徴的なイカすデザイン。

ちなみに、大陸産のものは背中の斑紋が多く、
日本産でも長崎県対馬の個体は背中の斑紋が多いそうです。
目の後ろの黒い線もチャームポイントですね。

Alpsdake, CC BY-SA 4.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0, via Wikimedia Commons

目の後ろのライン、
悪そうでよき

めっちゃかっこいいよね



そういえば、ここまで書いてませんでしたが
御存知の通り日本で出会える代表的な毒蛇
身近な毒蛇という点においてはヤマカガシと共に双璧をなしています。

ちなみにヤマカガシは、
爬虫綱有鱗目ナミヘビ科
ヤマカガシ属です



そんなわけでマムシ、
日本列島およびその周辺の島に棲息。
平地から山地の森林や藪に棲み、水場に多く出現
水田や小さな川周辺でも見かけることも多く、時には田畑にも現れます。

危険を感じると頸をもたげて舌を出し入れし、
尾を振るわせて音を出し、威嚇します。
また、肛門腺から臭いを出したりも。

食性は肉食。
ネズミ、リスなどの哺乳類やスズメなどの小鳥、
トカゲや小さなヘビ、カエル、ウナギ、ドジョウ、
ムカデなど、勝てそうな小動物なら食べます。
逆に天敵はイヌワシ、クマタカ、オオタカ、マングースなど。

マングース強すぎ



繁殖様式は胎生。
8月下旬から9月に交尾し、メスは卵管にある精子嚢に精子を貯蔵。
貯蔵した精子を用いて翌6月に授精。
約90日の妊娠期間を経て。8~10月に出産。
1回に2~3頭産むそうです。

妊娠中の個体は神経質になっているので、
積極的に噛みます

マムシの毒、実はハブよりも強力。
ただし体が小さいので毒量は少なめで、
本来は捕食対象の小動物に対しての武器であるそうです。

とはいえ、人間に効かないわけではなく、
特に体の小さいお子さんは命に関わるので重々注意する必要があります。
もちろん大人でもタダではすまないのでくれぐれもナメてかからないように。

ちなみに、咬まれると焼けるような激しい痛みと腫れがおき、
しばらくすると疼痛は収まるものの腫れによって神経が圧迫されてまた疼痛が発生します。

マムシ毒に出血作用は強くないものの、患部に血小板が凝集するので血中の血小板量が少なくなり、止血作用を失うとのこと。超怖い。
強くないとはいうものの、出血作用が止血作用を奪われノーガードになったところにアタックするので
皮下や消化管など全身で出血が発生。
骨格筋が溶解し、筋肉中のミオグロビンというタンパク質が血液中に流出することで、
ミオグロビン血症を引き起こして腎臓がダメージを受け急性腎不全を起こします。
ひどい場合、腎組織が壊死したり、出血と末梢血管の膨張によって血圧が下がり、ショック状態になることもあるそう。

咬傷被害による死亡例は急性腎不全によるものが主ですが、
急性腎不全による肺浮腫や、
毒素が肺にダイレクトアタックする可能性も。
一命は取り留めたものの急性肺障害による呼吸不全に至ったという症例があるとか。
また、神経毒も含まれている可能性もあり、
これにより斜視・複視・視神経障害・眼筋異常・換気障害・筋無力症状などが出たという報告例もあるそうです。

とにかく咬まれた場合は速やかに119番に通報し救急車の出動を要請し、安静にしてください。
身体を激しく動かすと体液の循環が促進され、毒の廻りが早くなります。

ただし、少しでも早く医療機関に受診して適切な処置を受けることが肝心です

現場で可能な処置としては、
咬傷部より心臓側で軽く緊縛すること。
ただし、縛り方によっては逆効果になる恐れもあり、あくまで軽く緊縛するのが無難とのことです。

なお、昔から言われている
「口で毒を吸い出す」という処置は、
口内の細菌による感染や、口内や口の周りの傷から毒が回る危険もあるので絶対ダメです。

口で毒を吸い出すのがダメ
っていうのは、るろ剣で読んだから知ってる

大事な知識は、
だいたいるろ剣から

医療機関では速やかにマムシ抗毒素血清投与などの治療を受けてください。
6時間以内の血清投与が推奨されており、少なくとも24時間は経過観察が必要です。
なお、咬まれた時の時間や状況は説明できるようにしっかり憶えておくようにしましょう。

そんなわけで身近な毒蛇のマムシ。
現在でも全国で約2,000~3,000人の咬傷被害が発生しているそうです。

被害の多くは手を咬まれることによるもの。
農作業や山菜採り・きのこ狩り・草刈りなどの際の被害例が多く、
捕獲時の咬傷被害例もあるので、みだりに捕まえたりしないように。

向こうも怖がってるからね

また、足への咬傷被害は草履などを履いていた例が多いとのことなので、
ナメた格好で藪に入ったりしないようにくれぐれも注意してください。

なお、現在日本では、クサリヘビ科は特定動物指定されており、
愛玩目的での飼育が禁止されています。

可愛いからって、捕まえて飼おうとか思うな


ここまでざっとマムシについて書いてきましたが
うち、ただのお絵かきブログなんで、
素人がかいつまんで紹介した情報です。
処置や噛まれた時の行動については、より専門的で正しい情報に沿ってお願いします。

もっと詳しく知りたい方は専門的な書籍やサイトなどで調べてみるのがいいですね。

蛇博士を目指しましょう

ボク、蛇博士じゃないよ


民間療法では、強精効果があるとして
「蝮酒/まむし酒」として薬酒・健康酒として飲まれたりします。

作り方は生きたまま焼酎漬けにするのが一般的なようですが、
体内の排泄物を全て出させるために1か月ほど餌を与えずに飼うそうです。
その状態でもまだ餓死せず生きているので生命力が強く、滋養強壮効果があるとされています。

1か月の絶食でも大丈夫なのは
変温動物なのでエネルギー消費が小さいからですが


もちろん、漢方薬の材料にも利用されており、
皮を剝いで乾燥させたものは「反鼻(はんぴ)」
胆嚢を乾燥したものは「蛇胆(じゃたん)」
と呼ばれています。

いずれも滋養強壮効果があるとされていますが、
蛇胆の方が反鼻よりも効果は高いとか。
反鼻や蛇胆は栄養ドリンクなどにもよく使用されているそうです。

ちなみに肉は食べれます

ただし寄生虫のリスクがあるので加熱は必須です


ここまで書きながら、
マムシかわいそうだなと思ってる今日この頃ですが
なんか最近疲れが取れない、
体力がない的な感じでお悩みの方は、
マムシの成分が入ったドリンクを試してみてもいいかもしれないすね。

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はい、ここまでマムシについて見てきましたが、
そもそも、なんで「マムシ」っていうの?
って話ですよね。
気になるよね。
まあ、待て待て。

「まむし」という言葉にもある「むし」。
漢字で書くと「虫」ですが、
この漢字はヘビをかたどった象形文字であり、
本来はヘビ、特にマムシに代表される毒ヘビを指していたそうです。

この漢字が日本に伝わり、
大和言葉の「むし」と融合。
「むし」がもともとどんな範囲を指していたのかははっきりしていませんが、
比較的小さい生き物全般を「むし」と呼び、
その中でも毒を持っていて恐ろしいマムシは
「ムシの中のムシ」→「真のムシ」と扱われたのが「マムシ」の由来という説があるようです。

そもそも蛇とは、稲作が始まった時代から、
穀物を食い荒らす悩みのタネのネズミちゃんを捕食するありがたい存在。
日本人にとっては信仰の対象であり、畏怖と敬意が混じった存在だったというわけ。
他の動物とは別格扱いだったんですね。

蛇信仰は興味が尽きないわ

蛇の話は何回かやってるような気がする

蛇ネタは何回でも語りたいですね。

ちなみに「虫」が集まった「蟲」という漢字もありますが、これについてもおもしろい意味や成り立ちがあります。
過去にも触れている回がありますので、よろしければこちらもどうぞ。

「虫」と「蟲」の関係も書いてますよ

そんなわけで、
序列59番のオリアスでした。
今回、ちょっと構成をかえてみました。
なんか、ブログっぽいね!

それでは次回もよしなに。

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合わせてこちらの記事もおすすめ

ライオン族のまとめ的な記事です



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このブログは、気になったことを調べ、
学んだ内容とイラストを紹介するお絵描きブログ
ソースは主にWikipediaなどになりますので、
学術研究ではなくエンターテイメントとしてお楽しみください。

興味のきっかけや、ふんわりしたイメージ掴みのお手伝いになればうれしいです。

オリアス-wikipedia
ニホンマムシ-wikipedia
虫-wikipedia

参考書籍:
悪魔解説書「ソロモン72柱の悪魔」 | マーク・アイシャーウッド
「地獄の辞典」コラン ド プランシー (著), 床鍋 剛彦 (翻訳)

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