ソロモン!ゲットやで! 気になる事柄を学ぶシリーズ 神話・伝説

248「ソロモン!ゲットやで!」シリーズ ソロモン72柱/序列55番・オロバス

ごきげんよう、ハゲと天パです。


「ソロモン!ゲットやで!」シリーズ。
最近コンパクトでない傾向で、サクッと読める悪魔紹介とは言えなくなっております。
なぜなら、悪魔と関係ないうんちくに注力しすぎているからです。
今回もそうですけど、悪魔について興味がある方も、
わりとどうでもいいかなという方も、
まあ、軽い気持ちで読んでいってください。

解説はこちら。
ウチの公式キャラ、
通称ペンドラゴンズの二人が担当します。

加筆 です。
にぎやかします

修正 です。
しゃしゃり出ます


彼女らについての詳細はこちらをどうぞ。






今回もこのシリーズの概要からです。


ヨーロッパでは中世後期から19世紀くらいまで
「グリモワール」
という、魔術の手引書がバズっていました。

その中でも悪魔や精霊等について書かれてるのが
「レメゲトン」というシリーズ。
5部の書物から構成されるレメゲトンのなかでも、代表的なやつが「ゴエティア」です。

内容としては、古代イスラエルの最盛期を築いた
ソロモン王が召喚してこき使った悪魔について。

いわゆる悪魔図鑑です

語弊があります


「エルサレム宮殿」を建設した第三代イスラエル王ソロモン。
人間の手では納期に間に合わないので悪魔を使役。
その時に労働させられた72体の悪魔を呼び出して、
いろんな願い叶えちゃお☆(ゝω・)vキャピ
というわけ。

今回はこちらの悪魔ちゃん。


オロバス(Orobas)。
「ゴエティア」には、
地獄の20の軍団を率いる序列55番の偉大なる君主
とあり、馬の姿 で現れる悪魔です。

レメゲトン」の記述はこちら

第55の精霊はオロバスである。
彼は偉大かつ強大な君主であり、最初は馬の姿で現れるが、エクソシストの命令により人間の姿をまとう。
彼の任務は、過去、現在、そして未来のあらゆる事柄を解明すること、また、尊厳、高位聖職、そして友と敵の好意を与えることである。
彼は神性と世界の創造について真実の答えを与える。
彼はエクソシストに非常に忠実であり、いかなる精霊からも誘惑されることを許さない。
彼は20の精霊軍団を統べる。


まとめると、
過去・現在・未来のあらゆる事物について答え
召喚者に地位と尊厳を与え
敵味方問わず好意を持たせることができるそうです。
また、神学の真理や世界の創造について教えてくれます。

ただの馬かと思いきやデキる馬でした。
世界の創造なんてめっちゃ興味ありますよね。

この悪魔は珍しく人間に友好的な悪魔なようで、
召喚者に対しては大変誠実で、他の霊からの攻撃もガードしてくれるそう。
さらに、何者も欺くことがないとも言われています。
めちゃいいヤツです。

たまに、
何で悪魔やってんの?
って悪魔いるよね

悪魔もそれぞれなのね

過去に紹介した別の馬の悪魔もいいヤツだったので
馬は基本的にやさしい傾向があるんですかね?


大好きなコラン・ド・プランシーの
「地獄の辞典」ではオロバスの挿絵があり、こんな感じ。

Louis Le Breton, Public domain, via Wikimedia Commons

お馬さんが、すっくと立ってますね。
上半身が人間、下半身は馬で頭も馬。
この脚は二本足で立つのが難しそう。

通せんぼポーズで威嚇してるようにも見えますが
命じれば人の姿になるとのことですので、
多分、これは 変身の途中の図 なんですよ。

変身中を激写されたのね

途中状態じゃないと、
ただの馬か人だもんね

ただの予想ですので、
くれぐれも真に受けないでください。

なお、この直立した馬の姿の意匠がウケたようで、
後世盛んに知られるようになったそうです。

ちなみにレッサーパンダの威嚇ポーズってこんな感じですよね。
めちゃかわいい。

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うわ、このTシャツ 、
かわいいのにびっくりするほどお手頃ですね。
誰か試しに買ってみてください。

自分で買ってください

いや、私、無地Tしか着ないんで。

缶バッジもありますよ

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話を戻してオロバスですね。
「レメゲトン」と大体同じですが「地獄の辞典」の記述もどうぞ。

冥界の偉大な王族。
美しい馬の姿で現れる。
人間に化けたときは神の本質について語り、
問われれば過去・現在・未来について答える。
嘘を見破り、地位や勲功をもたらし、
敵対する者を和解させる。
20の軍を統率。

人畜無害の人材



まあ悪魔のオロバスの紹介はそんな感じです。
もう書くことないので、うちのオロバスちゃんについて紹介しときましょうかね。

ご覧の通り馬の骨がモチーフです。
え?どこがって?

フードですよ、フード。

皆まで言わすな。


軽い気持ちで描いたら可愛くなったパターンで
最近のキャラではお気に入りですね。



ところで「馬の骨」といえば、
素性の知れない者や、役に立たない者をディスり気味に指す言葉でもありますが、
元は中国戦国時代の逸話をまとめた書物「戦国策」に書かれていた言葉が由来。

「戦国策」は逸話を国別に分類し編集したもので全33篇から成ります

前漢の劉向の編で、
「戦国時代」という語はこの書に由来するそう


その「戦国策」の中の「燕策」にある、
「先従隗始(先づ隗より始めよ)」という逸話をご存知でしょうか?
それはこんなお話。

===
燕(えん)の国の昭王(しょうおう)は、
賢者を招聘しようと思い、
学者の 郭隗(かくかい)という人に、


「先王の時代、斉はわが国の混乱につけこんで攻め破った。
しかし、わが燕は小国で報復することはできない。
そこで、賢者を味方に得て、共に政治を行い、先代の王の恥をすすぎたい。
先生、ぜひ、ふさわしい人物を推薦してください。
私自身その人物を師としてお仕えしたいんです。」


と相談しました。


郭隗は、

「昔の王で、家来に千金を持たせて、一日に千里を走る名馬を買いに行かせた者がおりました。
ところがその家来は、死んだ馬の骨を五百金で買って帰って来ました。
王は怒りましたが家来は、
『名馬であれば、死んだ馬の骨でさえ大金を出して買ったのです。
まして生きている馬だったらなおさら高く買うに違いないと世間の人は思うことでしょう。
千里の馬はすぐにやって来ます

といいました。
その言葉の通り、一年もたたないうちに、千里の馬を三頭も買うことができたのですよ。


今、王がぜひとも賢者を招き寄せたいとお考えならば、まずこの隗からお始めください。
そうすれば私より賢い人は、千里の道も遠いと思わずにやって来るでしょう。」

と答えました。
なるほど。と昭王は郭隗に立派な邸宅を与えて師事した結果、賢者たちが先を争って燕に駆けつけた

とさ。

というお話。
ちなみに、この郭隗の策は大当たり。
燕には戦国時代の名将 楽毅(がくき)など有能な将軍や賢人が集い、燕は斉に猛反撃。
特に楽毅の活躍は凄まじく、70あまりの城を奪ったそうです。

楽毅って
もしかしてあの?

多分その

はい、あの楽毅ですね。
キングダムでもレジェンド扱いで出てきた気がする。

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戻しましょう。
郭隗の話のポイントとしては、
名馬の骨を大金で買ったから、馬商人たちは
「もっと高く買ってもらえる」
と生きてる名馬を売りに来た わけで、
ただの「馬の骨」だったら、大したことない馬しか売りに来ないわけです。
「どこぞの馬の骨」でも良いわけではないわけです。

そういったわけで身元素性がはっきりしない、
どこの誰かやらわからない人を指して軽んじるニュアンスで
「どこぞの馬の骨」という言葉が使われるようになったというわけ。

勉強になった

余談になりますが、
「先づ隗より始めよ」という言葉は、
だんだん意味が変化して現在では、
「物事にとりかかろうとする時は、まずは、なるべく身近な課題から解決しなさい。」
「まずは言い出した本人から、始めなさい。」

というような意味で使われることも多くなってます。
さっそく明日から使ってみましょうね。

ついでに言っとくと、
「馬の骨」以外に、鶏のあばら骨こと
「鶏肋(けいろく)」も役にたたないものの代表とされています。

「鶏肋」は小さすぎて役に立たず、
「馬骨」は役に立たないうえ
大きすぎて処分に困る
というわけです

「鶏肋」は三国志好きにはおなじみですね。
いいダシがでるけど肉が少なくお腹いっぱいにならない鶏のあばらは、
「大して役に立たないが、捨てるには惜しいもの」
という意味合いで三国志では使われてます。

漢中を劉備に取られ思案していた曹操が
お鍋を食べながら「鶏肋」と呟いたのを聞いて、
察し良すぎる 楊修 が察しすぎて勝手なことをした挙げ句、処刑されるエピソードです

西洋の悪魔を扱ってたのに三国志につながる不思議



はい、そんなわけで今回は、
序列55番の悪魔 オロバスでした。
今回も悪魔そっちのけでうんちくが増えましたね。
御存知の通り、そんな感じのブログです。

次回もよろしくお願いします。




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このブログは、気になったことを調べ、
学んだ内容とイラストを紹介するお絵描きブログ
ソースは主にWikipediaなどになりますので、
学術研究ではなくエンターテイメントとしてお楽しみください。

興味のきっかけや、ふんわりしたイメージ掴みのお手伝いになればうれしいです。

オロバス-wikipedia
隗より始めよ-wikipedia
戦国策-wikipedia
鶏肋-wikipedia

参考書籍:
悪魔解説書「ソロモン72柱の悪魔」 | マーク・アイシャーウッド
「地獄の辞典」コラン ド プランシー (著), 床鍋 剛彦 (翻訳)

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