ごきげんよう、ハゲと天パです。
四十七都道府県なんそれ妖怪図鑑
のシリーズ、引き続き参りましょう。
日本に伝わる数ある妖怪のなかで、
「なんそれ?」という妖怪をセレクトし、
47都道府県ごとに紹介しております。
にぎやかすのはおなじみのこの2人。
加筆です。にぎやかします。
修正です。しゃしゃり出ます。
2人(通称ペンドラゴンズ)についてはこちら。
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だってお金がほしいもの。


●第三十四回・香川県
なんそれ妖怪図鑑 中国・四国編。
北海道 to 沖縄でお送りしております。
前回は愛媛県代表、
隠神刑部(いぬがみぎょうぶ) でした。
松山の地に古く、飛鳥時代から住まい、
代々の松山城主や地域の人からも慕われていた
レジェンド狸です。
ぐるっと回ってきた四国も今回ラスト。
うどんの国、香川県からこちら。

香川代表 旧鼠(きゅうそ)

旧鼠(きゅうそ)は、
日本の妖怪の一つで、ネズミが歳月を経て妖怪となったもの。
実は香川オンリーではなく、
けっこう各地に出没する、わりとメジャーなプレーヤー。
だがしかし、おすし、
複数の地域に出るなんそれ妖怪は、
どこかで紹介しなければならない
運命(デスティニー)。
ちなみに、「デスティニー」なので、
お察しの通りキャラのカラーリングも、
デスティニーっぽい色にしました。
これ以上は言えないよ。
なら言うなよ。

ハハッ!(笑)
香川に伝わるお話を中心に、
各地に伝わるエピソードも紹介しますね。
旧鼠は、上記の通りネズミの妖怪。
江戸時代の書物
「絵本百物語」や「翁草」(おきなぐさ)、
または民間伝承も残っていますが
基本的な特徴としては、デカいことが共通。
ネズミといえば、小さき生き物の代表格ですが、
旧鼠の場合は天敵のネコを食べるほどでっかく、
人に害をなすという話もよくみられます。
香川に残る民間伝承によりますと、
吉野川のほとりで、
ある漁師が、ネコを殺そうとしていたところを
お寺の住職が助けます。
命拾いしたネコは寺に住みつき、
3年後には妖怪・猫又に進化。
猫又は、
「お寺の本堂にでっかい旧鼠が棲みついていて、
寺の人々を食べようと狙っているにゃん!」
と住職に教え、
にゃんこネットワークで集めた、
他のネコちゃんたちとと力を合わせ、
死に物狂いの戦いの末、旧鼠を退治したそうです。
この旧鼠、体重がなんと「七貫」あったとのこと。
一貫が3.75kgなので、
3.75*7=26.25kgです。
ネコの体重がだいたい4~5kgだそうなので、
これはもう、ネコたちも協力しないと勝てないサイズ感です。
ちなみに、26kgのものをゆうパックで送る場合、
「重量ゆうパック」の区分になります。
25kg以下は一般のゆうパック、
25kgを超えて30kgまでは、重量ゆうパックになりますので、覚えておいてください。
※送料は「ゆうパック」の送料に560円プラスです。
日本郵便
重量ゆうパック
タメになったねー。
タメになったよー。
江戸中期の随筆「翁草」にも、
旧鼠がネコと戦うエピソードが記されておりまして、
これは名古屋の話とのことですが、ある家で、
毎晩のように行灯の火が消える怪現象が発生。
原因を調べたところ、
夜中、旧鼠が現れ行灯の油を舐めてたそうです。
妖怪、行灯の油を舐めがち。
家の人は、旧鼠を退治すべく
ネコを用意して待ち受けましたが、
あわれネコちゃん、返り討ちで旧鼠の餌食に。
「まさか天敵のネコがやられるとは。」と、
家の人も大いに驚いて、あちこちを回ってネズミ退治名人のネコを探してリベンジ。
夜が来て、再び旧鼠とネコが対決するも、
長い睨み合いの末に旧鼠はまたしてもネコを倒して逃げてしまったので、
これはもう「窮鼠 猫を噛む」のことわざですわ。
とのこと。
まさかの感想エンド。
「旧鼠」の名は、読みが同じの
「窮鼠(きゅうそ)」との語呂合わせという説もあるそうです。

言いたいだけだよ!
同じく江戸時代の随筆集・「三州奇談」にも、エピソードが収められています。
なお、三州奇談と聞いて、
「あれ?前にも出てきたな?」とピンと来た方、
そう、石川県・くらげ火回で出ましたね。
まあ、そんな方がいたら正直引くんですけど。
怖い。
話を戻しまして、三州奇談の旧鼠、
こちらでは「妖鼠(ようそ)」の名前で登場。
エピソードは以下の感じ。
越中国(現・富山県)の五社村と道明村の間に
墓地があり、妖鼠が住み着いて周囲の動物たちに害をなしていました。
ある日の夜更け、
五社村の伊兵衛という剛の者がそこ通りかかったところ、路傍の塚が突然崩れて何者かが飛びついてきました。
伊兵衛はさすが剛の者。
とっさにつかんで投げ飛ばしましたが、相手は宙返りして噛みついてきます。
伊兵衛はひるまず蹴り飛ばしたものの、
謎のモンスターは、あふるるガッツでなおも飛びつき、体中に噛みつきました。
これには伊兵衛も激おこ。
怒り心頭でそれを捕えて力任せに締め上げると、
ついには血を吐いて力尽きますが、
なんとそれは体長2尺(約60cm)、
さらに尾も2尺ほどある大ネズミだったそうです。
でっかい!
ちなみにでかいネズミといえば、
カピバラがいますが、
カピバラの体重は35kg~66kg、
体長は105~135cmとのこと。
カピバラでっけえ!!
なお、カピバラのサイズになりますと、
重量ゆうパックでも対応外の重さとなりますので、ご注意ください。
誰もカピバラを
宅配で送らないわよ。
ちなみにカピバラは襲いかかってこないので、
動物園などでもふれ合いアニマル枠ですが、
おとなしいからといって、むやみにちょっかいを出してはいけません。

敬意を払え。

香川をはじめ、ここまで出てきた旧鼠は、
わりと凶暴モンスターみがありましたが、
一番紹介したかったのはここから。
奇談集「絵本百物語」によると、
文明年間の出羽国(現在の山形または秋田)で、
ある家の厩舎に旧鼠が棲みついたとのこと。
この旧鼠、母屋にいるネコと仲良く遊んでいたそうでアニマルほっこり。
やがてネコちゃんは子ネコを5匹産みますが、
かわいそうに毒を食べて死んでしまいます。
残された子ネコたちのもとに、
旧鼠は世話をするために夜な夜な訪れ、
子ネコたちが無事に育った後、どこかへと姿を消したそうです。
やさしい世界。
いいとこあるじゃん。
種族を超えた心温まるいい話ですが、
ある人が、「これは珍しい話だ。」と、
かの俳句レジェンドの松尾芭蕉に教えたところ、
芭蕉は、
「これと逆に、ネコがネズミを育てたこともある。」
と答えたそう。
いい話だったのに、
オチは芭蕉の謎マウント。

おい、芭蕉。
芭蕉さん、
それいらなかったわ。
芭蕉マウントも含めて、
なんそれ感がすばらしいですね。
ネズミだけにネコとは基本、敵対していますが、
ネコの子の世話もするハートフルなところ、
トムとジェリー感があります。
いや、無いでしょ。
無いわね。

1mmも無いね。
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ちなみに、今回の投稿日、
2月10日はトムとジェリーの誕生日だそうです。
はい、そんなわけで香川から旧鼠でした。
あんまり香川感なかったですね。
次回は本州に戻り、岡山県です。
引き続きよろしくお願いします。
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旧鼠-wikipedia
香川なのに、
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