ごきげんよう、ハゲと天パです。
久しぶりの「伝説のチームを紹介する試み」です。
テーマは基本的に気分次第なもんで。
今回は四方の方角を司る4体の霊獣、四神です。
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だってお金がほしいので。
四神(ししん)は、中国神話で天の四方の方角を司る4匹の霊獣のこと。
四獣(しじゅう)や四象(ししょう)ともいわれます。
メンバーは東の青龍、南の朱雀、西の白虎、北の玄武。
いずれも実体のない概念に実体を持たせたものです。
4つの方位だけに限らず、それぞれが四季も司り、
また、「万物は火・水・木・金・土の5種類の元素からなる」という、
これまた古代中国発の自然哲学の思想、五行説に照らし合わせたりもします。
五行説の場合は一人足りないので、麒麟や黄竜が加わり、
青竜が木、朱雀が火、白虎が金、玄武が水、麒麟または黄竜が土、方位では中央を担当。
その場合は五神(ごしん、ごじん)あるいは五獣(ごじゅう)と呼びます。
ゲストメンバーがセンターという破格の対応です。
まあ、麒麟とか豪華ですし、黄竜は龍の長ですんで。
余談ですが、ちらし寿司は四色の具材で四神または四季を表し、
五色(五行)の具材で宇宙を表現しているといわれるそうです。
ほんとかなぁ?
●方位と季節と色のお話
中国古来の天文学では、
天球を天の赤道に沿って東西南北の四大区画に分けて考え、
それぞれに四神(四象)を対応付けました。
中国の天文学や占星術では天球を28のエリア(星宿)に不均等分割した二十八宿を用いますが、
この二十八宿を七宿ごとにまとめ、
その星座を組み合わせた形を龍・鳥・虎・亀の4つの動物の姿に見立てたこと、
つまり星座が四神のルーツだそうです。
それにより、東方青龍・北方玄武・西方白虎・南方朱雀と呼びます。
帰属:アミシド, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:28_xiu.svg
また中国の戦国時代には、前述の五行説の考え方により、
土=中央=黄、
木=東=青、
金=西=白、
火=南=赤、
水=北=黒
というように五行と方位(五方)・色(五色)が結びつけられており、
星座で描かれた4つの動物も各方角が表す色を冠して、
青龍・玄武・白虎・朱雀とされたのです。
少し脱線しますが、
四神の色は季節にも当てはめられ、
春は青、夏は朱、秋は白、冬は黒(玄)
それが転じて、人生を四季に例えて、
若年期を「青春」、壮年期を「朱夏(しゅか)」、熟年期を「白秋(はくしゅう)」、老年期を「玄冬(げんとう)」
と表現されます。
青春は日常的に使う言葉で馴染み深いですよね。
未熟者を青いと言ったり、プロのことを玄人と言ったりするのもこれ由来です。
ちなみに、
天の方位(星の見え方)って季節で変わるやん?
というツッコミが入りますが、
ここでいう方位とは天球上の東西南北ではなく、
私達が立っている地平から見た方位だそうで、
天上の十二辰と地上の十二支が一致したときの天象(春の星空)を基準にしているそうです。
※十二辰(じゅうにしん)とは、
天球を天の赤道帯にそって東から西に十二等分したもの。
各辰の名称には、
子(し)・丑(ちゅう)・寅(いん)・卯(ぼう)・辰(しん)・巳(し)・午(ご)・未(び)・申(しん)・酉(ゆう)・戌(じゅつ)・亥(がい)
の十二支が当てられています。
戦国期以降、太陽・月・惑星の位置や運行を説明するための座標系として使用された考え方です。
●四神相応
東アジアや中華文明圏においては「四神相応」(四地相応)という考え方が伝統的に信じられています。
いわゆる地勢や地相のことで都を作ったり、建物を建てたりといった
でっかいことをやる場合の土地選びに重要視されました。
現在でも「風水」という形でおなじみですよね。
中国や韓国における四神相応は、
背後に山、前方に海や湖沼、河川の水(すい)が配置されている背山臨水の地を、
左右から砂(さ)と呼ばれる丘陵もしくは背後の山よりも低い山で囲むことで、
蔵風聚水(風を蓄え水を集める)の状態になりベストとされます。
この場合の四神は、背後の山が玄武、前方の水が朱雀、玄武を背にして左側の砂が青龍、右側が白虎という形。
日本の平安京においても、
北の丹波高地を玄武、東の大文字山を青龍砂、西の嵐山を白虎砂、南にあった巨椋池を朱雀と対応。
「背山臨水を左右から砂で守る」という風水の観点から正しく京都は四神相応の地といえます。
わりとボロボロになったりしたこともありましたが、
日本において1000年以上も「都」として存続しています。
首都は東京ですが文化的な面で都は京都ですよね。
ただ、現在は巨椋池が完全に干上がってしまったたので、
朱雀を失っている状態、攻めるなら今です。※攻めません
とりあえず、新しく都を作る機会がある方は参考にすると良いと思います。
「この先、都を作る予定はなさそう。」という方もご安心いただきたい。
都は作らないけどマイホームを計画されている方は、
元の時代に編集された「居家必要事類」の中に収められた、
「周書秘奥営造宅経」をご参考ください。
そこには宅地の撰地条件として、
屋宅舎。
欲左有流水。謂之青龍。
右有長道。謂之白虎。
前有洿池。謂之朱雀。
後有丘陵。謂之玄武。
為最貴地。
屋宅は舎。
左に流水有るを欲す。これを青龍と謂う。
右に長道有り。これを白虎と謂う。
前に洿池有り。これを朱雀と謂う。
後ろに丘陵有り。これを玄武と謂う。
最も貴地と為す。
とあります。
朱雀に対応する「洿池」とは「溜め池」のことです。
おそらく、今はため池を水源にすることは無いかなと思いますが、
こういう土地はラッキー土地なので家が栄えるかもしれないよ。という感じです。
土地選びの際はご参考ください。
そんなわけで四神についてご紹介しました。
なお、四神のことを知った作品によって年代がバレるといわれています。
ちなみに私は幽遊白書です。
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次回からは各メンバーも紹介していきたいと思いますので、
よろしくお願いします。
なお、このブログは、気になったことを調べ、学んだ内容とイラストを紹介するお絵描きブログです。
ソースは主にWikipediaなどになりますので、学術研究ではなくエンターテイメントとしてお楽しみください。
興味のきっかけや、ふんわりしたイメージ掴みのお手伝いになればうれしいです。
四神-wikipedia
五行思想-wikipedia
二十八宿-wikipedia
十二辰-wikipedia
四神相応-wikipedia
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