伝説のチームを紹介する試み、
福の神のドリームチーム七福神 編。
第二回目は、五穀豊穣・財運福徳の神様 大黒天の紹介です。
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七福神は日本において民間で信仰されている福徳の神の集まりです。
一般的には、
大黒天
恵比寿
毘沙門天
弁財天
福禄寿
寿老人
布袋尊
の七柱とされており、
インド、中国、日本とそれぞれの国から集まった国際的なグループです。
七柱の面々はそれぞれがヒンドゥー教、仏教、道教、神道といったルーツを持っていているわけですが、
独自にいろいろな要素が習合したり変化したりして今の形になっているのが面白いところ。
今回紹介の大黒天ですが、
フロムインディア勢の1柱七福神初期メンです。
元はインドで信仰されるヒンドゥー教の重要な神様、シヴァ神の化身である
マハーカーラ神 を元にしています。
マハーカーラが仏教に取り込まれて日本に入り、
日本古来の神様である大国主神と習合し食物・財福を司る神様となりました。
⚫︎元の姿、マハーカーラ
まずは、大黒様のインドにおける元の姿、
マハーカーラ神 について紹介します。
上記とおり、マハーカーラはヒンドゥー教のシヴァ神の化身。
マハーとは大、カーラとは時あるいは黒(暗黒、闇黒)を意味するので、
偉大なる暗黒の神
つまり、『大黒天』と名づけられています。
その名の通り、青黒い身体に憤怒相をし、
仏教に取り込まれてからは、仏法を守る護法善神とされています。
純度100%の破壊神。
シヴァ神は破壊と再生の神様として有名てますが、
そのシヴァ神の破壊の部分を抽出した純粋な破壊神。
配偶者はヒンドゥー教の女神、マハーカーリだそうです。
密教仏教やチベット仏教ではどの宗派でも守り手と示され、日本の真言宗でも重要な護法善神です。
一説には、マハーカーラは腕が4本で3つ目、1千万の破壊の黒炎の輝きを放ち8ヵ所の火葬場に囲まれて暮らすとか。
身を飾る8つの頭蓋骨、5体の骸を椅子代わりに腰を下ろし、手に三つ又の鑓 (やり) に太鼓、長刀に鎌を携えています。
全身に火葬場の灰が降りかかり、その周囲を取り囲むハゲタカとジャッカルが大きな声で吠え立てるという。
超怖い。
究極の破壊力を表し、いかなる規則や規制にも縛られることはありません。
時間と空間さえも自分自身の中へと溶かしこむ力を持ち、宇宙が溶け去ったあとも「空」として存在しつづけ、
世界の終焉に当たり宇宙を解散させるのは、マハーカーラ、マハーカーリ夫妻の両神に任されているそうです。
マハーカーラとカーリは「カラ」すなわち「時間」の擬人化された存在であり、
何にも拘束されない「時間」は慈悲を示さず、何もあるいは誰をも待つことはない。
それゆえに男であれ女であれ、子供でも動物でも、世界あるいは宇宙全体を容赦なく滅し尽くすそうです。
ちなみにこの黒い色ですが、
黒はすべての色を吸収して溶かし込むように、
すべてを包含する性質を備えるマハーカーラは、すべての名前と形を溶かし込むと言われます。
また黒とは色が完全に欠如した状態とも言え、この場合もマハーカーラの本質を究極または絶対の現実として表すんだとか。
ブラックホールのような存在です。
描かれた姿はいくつものパターンがありますが、
マハーカーラの王冠には、ほぼ必ず5個の頭蓋骨が飾られ、5つの煩悩を象徴。
腕の本数は図像や美術作品によって違いが目立ちますが、2本、4本、6本がメジャーです。
手に持つ道具もさまざま、また、武器の代わりに装飾品などを備えることもあるそうです。
初期の大黒天は、マハーカーラがそのまま取り入れられていたため、
四本の手に三叉戟、棒、輪、索をそれぞれ持った像として描かれていました。
さらに、シヴァに加えブラフマー、ヴィシュヌのヒンドゥーの最高神3柱も取り込んだ欲張りセットになったので、
三神一体に対応した三面六臂で、憤怒相の大黒天(マハーカーラ)も登場します。
ちなみにチベット仏教ではより多彩で、
一面二臂・一面四臂・一面六臂・三面二臂・三面四臂・三面六臂などがあるそうですよ。
顔と腕の数は気分とTPOによる感じなんでしょうね。
シヴァに由来しながらも、妻のパールヴァティーや息子のガネーシャを踏みつけた図像を取り、
ヒンドゥー教を降伏させて仏教を勝利させる護法尊としての姿が主流となったそうです。
怖い。
チベット・モンゴル・ネパールでは貿易商から財の神としての信仰を集め、
チベットでは福の神としての民間信仰もあり。
仏教の守護神である天部の1柱、戦闘と財福の神として、
日本にも密教の伝来とともに伝わりましたが財福の神という特徴が強調。
初期には主に真言宗や天台宗といった密教系で信仰されました。
インドでも厨房・食堂の神ともされていましたが、
日本においては毘沙門天、弁財天と合体した三面大黒を比叡山延暦寺の台所の守護神として祀ったのが始まりと言われています。
⚫︎大国主との習合
室町時代以降、日本固有の神道の神様、大国主神と習合します。
なぜなら同じダイコク読みだから。
大国主は、日本神話に登場する神で、
神様のグループの一方、国津神の代表で主催神ともされる神様。
古事記や日本書紀にももちろん登場し、
須佐之男命の六世、もしくは七世の孫であり、
少彦名命と協力して天下を経営し、まじないや医薬などの道を教え、葦原中国(あしはらのなかつくに)の国作りを完成させます。
しかし、高天原(たかあまのはら)からやってきた天照大御神(あまてらすおおみかみ)の使者に国譲りを要請され、
対話と武力を交えた交渉の末に国を譲渡します。
国譲りの際、須佐之男命から賜って建立した
「富足る天の御巣の如き」大きな宮殿の修復をして欲しいと条件を出し、
天津神も同意するエピソードがありますが、
この宮殿が出雲大社だそうです。
島根の人なんですね。
大国主神を扱った話としては、
因幡の白兎の話、
根の国(冥界)訪問の話などがあり、
この辺は多分そのうち扱うかなと思います。
たぶんね。
この大国主の民族的信仰とイメージが合わさったことで、
本来の怖い感じのマハーカーラから柔和なおじさんに路線変更。
大黒頭巾をかぶって、手には打ち出の小槌を持ち、米俵に乗った姿で描かれています。
また、大きな袋を持っておりこの袋には、
金、銀、瑠璃(るり)、玻璃(はり)、硨磲(しゃこ)、珊瑚(さんご)、瑪瑙(めのう)の7種の宝、七宝がはいっているんだとか。
⚫︎大黒天と恵比寿
大黒と恵比寿はいずれも七福神のメンバーですが、特にセットにされることが多いですね。
このことは大黒が五穀豊穣の農業の神で、
恵比寿は大漁追福の漁業の神であることによるようです。
第一次産業の守り神コンビですね。
商業においても農産物や水産物は主力であったので、商売の神としても信仰されるようになっていったそうです。
また、次回の恵比寿回でも触れるんですが、
恵比寿さんのルーツの一つである神様の事代主(ことしろぬし)神が、
大国主神の息子なので、親子というわけでセットになっているとも。
見た目は同年代だけど親子です。
全然関係ないんですが、
親子で同じグループというところで、
旧ユーゴスラビア出身のエミール・クストリッツァ監督の「SUPER8」という映画を思い出しました。
ユーゴスラビアの名監督エミール・クストリッツァがギタリストとして参加する
“ノー・スモーキング・オーケストラ“というバンドのツアー風景を収録したドキュメンタリーです。
ノー・スモーキング・オーケストラの、
ジプシー音楽、ジャズ、パンクなどの多様なジャンルを取り込んだ独特な音楽がとてもカッコよく、
ライブのシーンはもちろん良いんですが、
メンバー内の関係とかもすごく、
なんかいいなあ!!感があります。
また、ユーゴスラビアという、歴史的背景も考えさせられるいい映画です。
また見たいなあ。
そんなわけで、
伝説のチームを紹介する試み、
七福神編、1人目のメンバー、大黒天の紹介でした。
次回もお楽しみに。
参考:
七福神- Wikipedia
大黒天 -Wikipedia
マハーカーラ -Wikipedia
大国主 -Wikipedia
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