神話や伝説に登場するチームを紹介する試み、
今回は「四大天使」編 になります。
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キリスト教やユダヤ教、イスラム教といった
一神教において、
神様のメッセージを伝えたり、
神様の代わりに地上に現れて様々な仕事を行う存在の天使。
天界と人間の橋渡しをする役割を持っています。
その中で特に有名な四大天使と呼ばれる彼ら。
聖書や関連する文献に登場することも多く、
悪魔と戦ったり人々を救ったりエピソードも豊富。
屈指の実力者で大活躍する4人の面々です。
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四大天使 ガブリエル
四大天使 伝達の天使ガブリエル。
ガブリエルは、旧約聖書『ダニエル書』にその名があらわれる天使で、
ユダヤ教からキリスト教、イスラム教へと引き継がれ、
キリスト教ではミカエル、ラファエルと共に三大天使、
ユダヤ教ではウリエルを入れて四大天使の1人とされています。
ガブリエルの役割は神からのメッセージを人々に伝える伝達者。
神の重要な教えを人々に伝え、神の教えを理解できるように解説もしてくれます。
また、神のお告げを伝えることで、人間にインスピレーションを与え、
創造的な活動を手伝うのもガブリエルの役割です。
ガブリエルという名前は「神の人」という意味。
上記の通り神のメッセンジャーという仕事が代表的で、
たとえば『ルカによる福音書』では祭司ザカリアのもとにあらわれて洗礼者ヨハネの誕生を告げ、
聖母マリアのもとに現れてイエス・キリストの誕生を告げたのもガブリエルです。
この 受胎告知 は特にガブリエルの代表的なエピソードであり、ガブリエルといえばのイメージ。
それもあってか、妊娠や出産、子育ての問題を解決する手助けをする役割とされているとか。
ちなみに、西洋美術においても受胎告知は題材にされることが多く、
レオナルド・ダ・ヴィンチやボッティチェリといった巨匠も描いています。
その中では彼は優美な青年や女性のように描かれるのが一般的ですが、時には威厳のある表情で描かれることもあるよう。
日本では、主にサイゼリヤで見れます。
レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた『受胎告知』、ウフィツィ美術館収蔵
出典:レオナルド・ダ・ヴィンチ, CC BY-SA 4.0
また、不安感や怠慢を原因とする人間関係の問題を緩和してくれるのもガブリエルのお仕事なんだとか。
ジョン・ミルトンの『失楽園』やイスラム教では、ガブリエルは天使の長の一人として、エデンの園を統括する存在としても描かれています。
『失楽園』ではエデンに侵入したルシファーを探すために夜警団を組織。
ルシファーを捕らえて尋問するエピソードがあります。
キリスト教においては、最後の審判のときにラッパを鳴らし、死者を甦らせる天使はガブリエルだそう。
ユダヤ教とイスラム教のガブリエル。
ユダヤ教では、
ユダ王国の滅亡からバビロン捕囚時代を舞台に書かれた旧約聖書の『ダニエル書』の中で、
預言者ダニエルの幻の中に現れるのがガブリエル。
神がその名前を呼ぶ場面があります。
ある日、ダニエルは雄山羊と雄羊が格闘する幻を見せられます。
「おれは何をみせられているのだ・・・?」
と、その意味について思い悩みますが、
そこへガブリエルが幻の意味を解き明かすために登場。
ガブリエルが語ったその幻の意味とは、「終わりの日」に関することで、
バビロンを征服するキュロス王の出現と彼によるユダヤ人の解放、
また、エルサレム神殿の再建について語ります。
どうやら、ガブリエルはミカエルと同じく、新バビロニア王国の宗教の影響がみられ、
もともとはカルデア人が信仰する神様がユダヤ教にが取り込まれたものだと考えられています。
また、あるいは謎多き古代人、シュメール人の神だったという説も。
ユダヤの伝承『タルムード』では、
創世記に登場するヨセフに道を示したのも、
モーセの遺体を運んだのもガブリエルであるとされています。
『タルムード』に収録されている物語『アガーダ』に記された伝説では、
地上であと一日しか生きられないと告げられたモーゼが十三巻の文書を、
「やっべ、時間ないよ。」と一気に書き上げます。
すごく焦ったと思いますが、すごいです。
締切がギリギリすぎるので、
神様も太陽の動きを遅め、日が沈むまでに書き終えられるようにサポートしたそうです。
いや、モーゼの寿命を伸ばしてあげればよかったのでは・・・
モーゼが頑張った原稿はガブリエルが取りに行き、天界へ入稿。
そして死の床にあるモーゼを慰めます。
ガブリエルは寝台を用意し、ミカエルが紫色の布をかけてあげました。
ユダヤ教、キリスト教から天使の姿はイスラム教にも受け継がれ、
アラビア語では ジブリール と呼ばれています。
この ジブリール は預言者ムハンマドに神の言葉である『クルアーン』を伝えた存在であり、
このため、イスラム教では天使の中で最高位に位置づけられています。
メッカ郊外のヒラー山の洞窟で瞑想していたムハンマドは突如金縛りに襲われます。
そのとき天から大天使ジブリールが現れ、
「誦め(よめ)」と言います。
ムハンマドが
「何を誦めと言うのですか?」
と苦しみながら尋ねたところ、
ジブリールはフッと消えていったそう。
この時からクルアーンの啓示が始まり、
それから二十三年の間、ジブリールはムハンマドの元を度々訪れてはクルアーンの各章を啓示していったそうです。
23年間、毎回金縛りをくらってたのでしょうか。
おじさんには厳しめのジブリール。恐ろしいです。
ムハンマドに天啓を授けるジブリール。ラシードゥッディーン編『集史』(14世紀)より
ラシッド・アル・ディン・ハマダニ, Public domain, via Wikimedia Commons
また、有名な「夜の旅」の逸話にもジブリールが登場します。
ある夜ジブリールに起こされたムハンマドは、翼を持つブラークと呼ばれる動物にまたがり、天使に導かれてエルサレムへ夜の空の旅に出ます。
仲良しだな!
そこでムハンマドは天国と宇宙を訪れて全ての預言者に出会い、
彼らと共に礼拝を行い、その後再びブラークに乗り、メッカへと戻ってきたそうです。
他にもイスラムのエピソードによると、
ハガルとその息子イシュマエルが飢えと乾きによって死にかけていた時、
彼らのために決して枯れることのない井戸をメッカに掘ったともいわれます。
この井戸は現在でもザムザムの泉と呼ばれて残っています。
ちなみに、ザムザムの泉から出てくるザムザムの水は、イスラムにおける聖水であり、
販売目的で持ち帰ることは禁止されていますが、個人的に持って帰るのはアリだそう。
一部の航空会社ではザムザムの水の機内持込に関して荷物の重量制限から一部除外するなど特別な規定を設けているところもあるんだとか。
泉の周辺ではお土産用に販売するお店がたくさんあるようです。現地の人は販売してもいいみたいですね。
イスラムの伝説では、ジブリールは1600枚の翼と濃い黄色の髪を持ち、両目の間には太陽が埋め込まれているといいます。
翼がすごく多い。
光の大海に360回入り、前に進むとそれぞれの翼からしずくが落ち、アッラーフを讃える天使となるという。
クルアーンを示すために現われた時、その翼は緑色で東から西への地平線ほどの長さもあり、
足は黄色で、輝く顔の両目の間には「神(アッラーフ)のほかに神なし、ムハンマドは神の預言者なり」という言葉が刻み込まれていた。
ガブリエル、すごいことになっちゃってますよ。
ガブリエルの姿などなど
じつは聖書聖典に名前付きで登場する天使はミカエルとガブリエルのみなんだとか。
たくましい青年の姿で描かれ、頼れるリーダーの戦う天使ミカエルとは対象的に、
美しい青年の姿や、女性の姿で描かれる事が多いガブリエル。
イスラムではすごいことになっちゃってたガブリエルですが、
かわいいイケメン、もしくは女の子のイメージです。
ウチのガブリエルは、わりと自由に描いたら女の子になりました。
ボクっ娘です。
四大天使イラスト共通で、
みんながジャケットとメガネ、手には終末を告げるラッパを持っているのがスタイルで描いています。
資料によれば、ガブリエルは西の方角と水を象徴。
人々が自分の考えや感情を見つめ直し、水のようにクリアに理解できることを促すそうです。
また、人間が高みに近づけるよう、水のような純粋さを追求するといわれています。
伝説のチームを紹介する試み「四大天使」編、
伝達の大天使 ガブリエル の紹介でした。
次回もお付き合いいただけましたらうれしいです。
参考:
ガブリエル- Wikipedia
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