四大天使 神話・伝説

64【予告】伝説のチームを紹介する試み 新シリーズ 四大天使編

2024年6月20日

「天使の歌声」だったり「白衣の天使」だったり
「天使のような人だな、お前さんは。」だったりと、
私達は日常的に天使という言葉を使っているわけですが、天使ってそもそも何かね?という話ですよね。


天使とは、神に奉仕する、または神の使いであり、
人間にとっては守護霊やあるいは見守る霊と辞書には記されています。

ユダヤ=キリスト教をはじめとする一神教のなかの信仰であり、
真善美、無垢といった美しく良いものの象徴
そのイメージは数千年にわたって形作られてきましたが、
いずれにしても人間よりも知恵と力に優れた霊的な存在というところがポイントです。


現在、天使を意味する エンジェル(angel)については、
使者・伝令を意味するヘブライ語「マラク」が元だそうです。
「マラク」がギリシア語に訳されてアンゲロス(angelos)になり、
それがラテン語に訳されてアンゲルス(angelus)となり、
ヨーロッパ諸国のでの語源となったんだとか。

使者・伝令という通り、もともとは「神の意思や言葉を伝え、人間と神を仲立ちするもの」で、
天使に限らず人間の伝令者や預言者もマラク(アンゲロス)だったわけであり、
神様が天からかける言葉も同じくマラク(アンゲロス)だったわけです。

出典:デビッド・S・ソリアーノ, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons


上記の通り、神様からのメッセンジャーのなにか、もしくはメッセージそのもの という扱いで、
もともとユダヤ教において大きな存在ではなかったのですが、
紀元前6世紀初頭、バビロニア人により聖地エルサレムが攻略され、
捕虜となったユダヤ人がバビロニアに強制移住させられた出来事、「バビロン捕囚」以降、
対立する善悪二神という構図のゾロアスター教、その他様々な土着宗教の影響をうけて、
天使と悪魔という対立構造が構築。
合わせて、聖書が後に独創的に解釈されていくことで天使のキャラクターや体系も徐々に作り込まれていき、
その存在もクローズアップされていったと考えられています。

天使がクローズアップされた背景としては、
バビロン捕囚の苦難によって、神と人々との間に距離が生まれたことが原因と考えられています。
社長と社員の関係が遠くなると、管理職の上司の存在が社員にとって大きくなる感じですかね。

神様の代わりに、火の中、水の中、森の中または夢の中など、
ポケモンレベルにあらゆる場所に出現し、
重要なメッセージを伝えたり、
預言者たちが見たビジョンを人々に解説したりします。

また、メッセンジャー業だけでなく、神様の代わりに世界を監視する業務も行っており、
苦難に遭っている信仰者や預言者を助けたり、
悪魔や敵対する国の軍を退けたり、
時には堕落した街を破壊したり、
疫病の罰を運んだり、
コロニーを落として都市を滅ぼしたり、
サイド2に毒ガスを注入するブリティッシュ作戦を実行したりします。
すみません、途中からガンダムになってましたが、とにかく実力行使も行います。
世界の終末の際、その始まりの合図であるラッパを吹き鳴らすのも天使の仕事です。

その他、聖人や民族、あるいは国や市、町などの自治体、職業従事者を守護ったり、
人間があの世に旅立つ際に導いたり、
神を讃えるプロモーション活動など、業務は多岐にわたっています。
「大罪の悪魔」編で、堕天使がたくさん出てきましたが、激務なのでまあ仕方ないですね。
かなり支配的な体質の会社だと思いますし。

天使の階級「天上位階論」

天使たちは、階級社会で成り立っており、
上記のようなピラミッド構造で組織された9つの階級です。

神様を頂点として上から階級を紹介すると、

熾天使(してんし)、智天使(ちてんし)、座天使(ざてんし)の3階級が天使界のトップ3。
上級のありがたい天使ですが、
神への愛で燃えていたり、知恵がすごすぎて光っていたり、見た目が目がいっぱいついた車輪だったりと、
人間の理解を超えた存在なので、もはやUMAです。

主天使(しゅてんし)、力天使(りきてんし)、能天使(のうてんし)は、
中階級の天使達でそれぞれ自由・勇気・秩序を象徴し、
神からの伝達を受けて下位の天使達を統率、指揮する管理職です。
めったに人間の前に現れないのでレアです。

権天使(ごんてんし)、大天使(だいてんし)、天使は、天上界と地上をつなぐ役割。
人間の前に現れて、メッセンジャーやなんやかんやの役割をこなします。
いわばおなじみの天使は彼らになるわけで、今回のテーマも、4人の「大天使」たち。ということです。



一般的に、背中に翼を持ち白い衣で空に浮かんだ姿がイメージされますが、
これはギリシア文化からの影響大きいそうです。
服装だったり、ビジュアル的に良くごっちゃになるキューピッドだったりですね。

出典:ウィリアム・アドルフ・ブグロー- 天使の歌 (1881)
ウィリアム・アドルフ・ブグロー, パブリックドメイン, via Wikimedia Commons




天使について少し詳しくなれた感じかと思いますが、
当ブログはあくまでお絵描きブログですので、
いっぱい描いたわけです。絵を。

天使もたくさんいるわけですが、
お絵かきとしては天使の中でも有名な4人、
四大天使と言われる面々のイラストと紹介をお送りします。

大天使ミカエル


大天使ガブリエル



大天使ラファエル



大天使ウリエル

引き続きよろしくお願いいたします。




参考:
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