ごきげんよう、ハゲと天パです。
今回も「ソロモン!ゲットやで!」のシリーズ。
「ソロモン72柱」の悪魔を紹介しております。
みんな好きでしょ。
今回は序列65番、アンドレアルフス。
その姿は、騒音とともに登場する孔雀。
いったいどんな悪魔なんでしょうね。
恒例のB面は、
その姿であるクジャクについてのあれこれ。
ではさっそく始めていきましょう。
今回もお供は、
当ブログの公式キャラクターのこちら。

加筆 です。
にぎやかします
修正 です。
しゃしゃり出ます
今回はVer.1.0のビジュアルです。
彼女らについてはこちらをどうぞ。
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だって、お金がほしいもの。(儲かってはいない)
「ソロモン!ゲットやで!」
まずは毎度恒例。
このシリーズの概要からです。
ヨーロッパでは中世後期から19世紀くらいまで
「グリモワール」
という、魔術手引書がバズっていました。
その中でも悪魔や精霊等について書かれてるのが
「レメゲトン」というシリーズ。
5部の書物から構成されるレメゲトンのなかでも、
代表的なやつが「ゴエティア」です。
内容としては、古代イスラエルの最盛期を築いた
ソロモン王が召喚してこき使った悪魔について。
いわゆる悪魔図鑑です
語弊があります
「エルサレム宮殿」を建設した第三代イスラエル王ソロモン。
人間の手では納期に間に合わないので悪魔を使役。
その時に労働させられた72体の悪魔を呼び出して、
いろんな願い叶えちゃお☆(ゝω・)vキャピ
というわけ。
それでは今回の悪魔の登場です。
んじゃ、
はりきってどぞー
序列65番 アンドレアルフス
人を鳥に変える、屁理屈の伝道者。
アンドレアルフス(Andrealphus)。
またはアンドロアルフス(Androalphus)とか
アンドレアルフォス、アンドレアルフュスでも可。

ゴエティアによると、
地獄の30の軍を率いる序列65番の大侯爵。
解説文はこちら
第六十五の精霊はアンドレアルフォスである。
彼は偉大な侯爵であり、最初は孔雀の姿で現れ、
大きな鳴き声をあげる。
しかし、しばらくすると人間の姿をとる。
彼は幾何学を完璧に教えることができる。
彼は人々に幾何学を非常に巧妙に教え、
測量や天文学に関するあらゆる事柄を熟知させる。
彼は人を鳥の姿に変えることもできる。
彼は30の地獄の精霊軍団を統べる。
ー S.L. MacGregor Mathers and Aleister Crowley, The Lesser Key of Solomon(1904)
特徴をまとめると、
・騒音と共に孔雀の姿で現れる
・しばらくすると人間の姿をとる
・幾何学を完璧に教え、
測量に関わる術や天文学、
巧みな弁論術も教えてくれる
・人間の生け贄を与える事で人を鳥の姿に変える力を持つ
弁論術に秀でているとのことで、
誰が呼んだか、
屁理屈の伝道者
という、なんか微妙な異名を持っています。
異名、だっさwww
まあ、お察しのとおり、
コランちゃん がつけた異名なんですけど。

BM Troyes, Public domain, via Wikimedia Commons
コランちゃん、
そういうとこあるから
彼の著作、
「地獄の辞典」での紹介はこちら。
有力な魔神。
地獄帝国の侯爵。
荘重な声をした孔雀の姿で現れる。
人間の姿で現れたならば、
幾何学の講義を強要してもかまわない。
天文学者であり、さらに巧みな屁理屈の伝道者でもある。
かれと交渉する人間を鳥の顔に変えて、
司法の追及の手から逃がしてやることもある。
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家に1冊あれば、
「あれ、あの悪魔なんだっけ?」
というときにも便利ですね。
一家に一冊
そんなときないよ
「人の顔を鳥に変えて司法の追及の手から逃がす」
ってまた、ニッチな能力ですね。
ところで、ウチのアンドレアルフスちゃん、
こんな感じで孔雀をイメージしました。
孔雀って、インドとかアジアのイメージがあるので
エキゾチックな感じを出してみました。

そんなわけで、
アンドレアルフスについての紹介でした。
では、毎度恒例、今回のB面です。
そいじゃB面、
はりきってどうぞ
・ここからB面
孔雀についてのあれこれ
クジャク(孔雀)はキジ科の鳥類。
インド原産のインドクジャクと、
中国から東南アジアに分布するマクジャクの2種から成るクジャク属と、
アフリカに分布するコンゴクジャク属に分かれます。
前者が一般的なクジャクな
オスの大きく美しい飾り羽が特徴ですね
オスがおしりの飾り羽を扇状に開き、
メスにアプローチするイメージですね。
クジャク属の2種類の違いを説明すると、
インドクジャクは首が青く、頭の冠羽が扇状
マクジャクは首が鱗模様の緑色、冠羽は筆状になってます。
オスの場合になります
ちなみに、メスは地味です

詳細
インドクジャク
One of the peacocks that roam freely at the Oregon Zoo in Portland, Oregon.
Stuart Seeger from College Station, Texas, USA, CC BY 2.0 https://creativecommons.org/licenses/by/2.0, via Wikimedia Commons

Frankyboy5, CC BY 3.0 https://creativecommons.org/licenses/by/3.0, via Wikimedia Commons
ちなみに、この鮮やかな羽の色は
色素によるものではなく、構造色によるもので
光を乱反射する表面形状をもつ角質と、
その内部に含まれるメラニン色素の粒によって
シャボン玉のように実在しない色が見える仕組み。
実はオスの場合も基礎の色は茶色なんですって。
ちなみに夏は羽毛が生え変わり(換羽)
完全に再生するまでには7か月かかるそうです。
夏の終わりには
概ね生え変わってます
よかった
一般的にインドクジャクは人間に慣れやすいですが
マクジャクは気性が荒く攻撃的なので、
動物園のふれあい広場的なところにいるクジャクは
ほとんどがインドクジャクだそうです。
まあ、性格はクジャクによるんでしょうけど
ついでにコンゴクジャクも。
この子たちはその名のとおりコンゴ盆地に分布し、
長い上尾筒(じょうびとう)を持たないのが特徴。

あ、上尾筒とは、扇状に広がるあの飾り羽です。
あれって、尾羽と思われがちですが、
実は尾羽の付け根から生えてる羽であり、
本当の尾羽は短く、色も茶色で地味。
尾羽を立てると上尾筒も立ち上がり、
みんながイメージするあの「クジャクです!」
という状態になるんだそうです。
孔雀のアイデンティティね
コンゴクジャク・・・
なお、「上尾筒」については、
ここからは便宜上「飾り羽」で通しますね。
こういう場合、もう出てこないよ
その他の特徴にも触れときましょう。
飾り羽を入れたオスの体長は180~250cm、
対してメスは60~90cm程度。
飾り羽が、いかに大きいのかわかりますね。
ちなみに体重はオスで4~6kg、
メスだと3~4kgくらいだそうです。
足には鋭い蹴爪があり、狩りや闘争の際に重宝。
雑食なので、草や葉、木の実や果実などの植物、
ミミズやシロアリなどの昆虫、小型の爬虫類など小動物も好き。
なんでもおいしい元気っ子です。
ちなみに甲高い大声で
「イヤーン、イヤーン」と鳴きます
ワロタw
インドクジャクの場合、
「キーオウ、キーオウ」とも鳴くそうです。
いずれにしろ独特の甲高い声で鳴くのですが、
夕方に鳴くことが多く、トランペットやネコの鳴き声に近いとも言われるそう。
夕方って泣きたくなるわね
どしたん?
はなしきこか?
他にもクジャクの鳴き声について紹介しときましょうね。
おもしろいのが、就寝前。
クジャクは群れで生活しますが、
寝る前にねぐらの全羽がみんなで、
「ヒーオン」
という鳴き声でコンタクトコールを行ってから眠りにつくそうです。
「コンタクトコール(Contact Call)」とは
主に動物たちが仲間とコミュニケーションを取るために発する短い鳴き声のこと。
日本語では「呼びかけ音」や「連絡声」と訳されることもあります。
おやすみの儀式なのかな?
ちなみに、ねぐらに敵が接近してきた時は、
気づいた個体が
「コッコッコッコッ」
という警戒音を出して仲間に危険を知らせるそうです。
その他、求愛の際には、オスがメスに対して
「ミャオー!」
という叫び声を上げながら
飾り羽を広げ、尾羽を打ち鳴らすディスプレイ行為を行うそうです。
こちら、音声サンプルをリンクしときます
ネコじゃん
ショート動画で回ってくる
「しゃべるネコ」みがありますね
なお、求愛時はやり過ぎレベルに派手ですが
休憩や睡眠の時は樹木の枝や地面など安全な場所で
なるべく体高を低くして伏せているので、
求愛と休憩でギャップが極端。
オスは飾り羽以外も派手だから、
できるだけ低くしとかないと目立つのね
不便だなあ
ちなみにクジャク、
一応飛ぶこともできるんですが、
あまり得意とは言えず、特に長距離を飛ぶのは苦手。
メスの場合、1度の飛翔で数百メートルしか飛べず、
オスはメスよりも短い距離しか飛べません。
だって邪魔だもん、飾り羽。
・飾り羽(上尾筒)について詳しく
ここからは、クジャクの最大の特徴である
飾り羽についてより詳しく見ていきましょう。
上記の通りオスが持つ特徴的な飾り羽ですが、
全部で150枚あり、全長1.5mに及ぶといいます。
繰り返しになりますが尾羽ではなく、
尾羽の付け根の上側を覆う羽が変化した上尾筒というもの。
その役割は、メスにアピールするため。以上。
潔いですね。
ちなみに繁殖期が終わると飾り羽は抜け落ちるので
実際の尾羽はそのタイミングで観察できます。
またはアピール中、後ろにまわると見れます
なお、尾羽の付け根には油脂腺があり、
そこから分泌される油をくちばしで飾り羽に塗ってお手入れするそうです。
おしゃれなのね
商売道具だもんね
そんな飾り羽、
まあぶっちゃけ生活において邪魔ですよね。
実際、この羽のせいであんまり飛べないし。
クジャクの飾り羽は、異性間淘汰によって発達した例として語られることが多いですね。
簡単に言うと「モテるための進化」で、
生物が子孫を残すために、異性(主にメス)に選んでもらうための特徴を発達させてきた仕組みのことです。
動物にはメスがオスを吟味してペアを組むのが多く
オスはメスに対して、
「オレ、健康だし、良い遺伝子持っているよ!」
と自分が優良物件アピールする必要があります。
そこで、
「目立ちやすく敵に見つかりやすい」
「重くて動きにくい」
など、生存に一見不利な特徴をあえて持つことにより
「こんなんなのに生きてるって超すごくね?」
→「強い」→「良い遺伝子」
というロジックが働きます。
その結果、メスに選ばれやすくなるので、
遺伝子を残しやすく、特徴が子孫に受け継がれていくというわけ。
これが異性間淘汰における
「ハンディキャップ理論」というやつです。
発想がヤンキーなんすわ
また、ハンディキャップ理論のほかにも
飾り羽の進化には説があり、
・オネストアドバタイズメント理論
整った羽を持っているということは、
「寄生虫や病気に冒されてないので健康=生存に有利な遺伝子を持ってる」
というアピールができて優先的に子孫を残せるという 説。
・ランナウェイ説
長い飾り羽がタイプという「メスの好み」と
「オスの派手さ」がお互いを加速させながら進化し暴走するという説。
(フィッシャーのランナウェイ過程)
というのもあります。
ランナウェイ=暴走 ね
なんで暴走(ランナウェイ)するの?
この仕組みについて簡単に解説すると、
①たまたま、「少しだけ尾が長い」という特徴を持つオスが生き延びたりしてメスに好まれたとします。
② 「長い尾を持つオス」と「長い尾を好むメス」が交尾すると、
生まれてくる息子は「長い尾」を持ち、娘は「長い尾がタイプ」という特徴が遺伝。
③「長い尾のオス」がモテるので、次の世代ではさらに「長い尾」になり、それを好むメスも増える。
④メス的にも「長い尾のオス」を選んだほうが
自分の息子も長い尾を持つモテるオスになる確率が上がるため、
さらにその好みが強まり、より長い尾のオスが選ばれる。
こんな感じのサイクルが繰り返され、
「特徴」と「好み」がセットで遺伝し続けると、
生存に有利かどうかに関わらず、特徴がどんどん極端になっていくというわけ。
この進化はたとえ限界突破して尾が長くなりすぎ、
飛べなくなったり天敵に食べられまくったとしても
生存のデメリットが繁殖のメリットを上回るまで突き進むとのこと。
生存の邪魔になっても止まらない、まさに暴走。
これがランナウェイ説の面白いところです。
いや、怖いよ
身につまされます
・人間とクジャクの関係
続いては人間とクジャクの関係をみていきましょう。
実はクジャクと人間の関わりは古く、
人間によるインドクジャクの飼育は4000年の歴史があるそうです。
なんせそのゴージャスな見た目なんで、
貴重な鳥として扱われており、羽は工芸品に広く利用され、インドでは国鳥にもなっています。
また、クジャクを含むキジ目の鳥は、
卵や雛を守るためにコブラなどの毒蛇やサソリなどの毒虫を攻撃する習性があるため、
そんな感じの怖い毒の生き物の天敵であると見られ
邪気を払う象徴として信仰の対象にもなりました。
たとえば、
ヒンドゥー教では、軍神、スカンダの乗り物。
父さんがシヴァ
母がパールヴァティー
兄がガネーシャ
お兄ちゃんがゾウって
どんな気持ち?

ぎっちぎちでわろたw
仏教でも煩悩や苦悩などあらゆる毒を消し去り、
雨をもたらす神格として孔雀明王がいますね。

Tokyo National Museum, Public domain, via Wikimedia Commons
毒蛇を食べる力、
雨季を告げる吉鳥としての性質から仏教に取り入れられたそうです
ちなみに、雑食なので蛇も食べるかもしれませんが、
よく言われる「神経毒に耐性を持つ」と言う説は、
学術的に確認されたわけでもないようです。
また、中東、イラク北部などのクルド人の一部が信仰するヤズィード派。
その主神、マラク・ターウースは、
クジャクの姿をした天使だそうです。
ギリシャ神話においては、
主神ゼウスの妻、女神ヘーラーの飼い鳥とされ、
飾り羽の模様は百の目を持つ巨人アルゴスから取った目玉であるともされているとか。
グロい
日本では598年、推古天皇6年に、
新羅よりクジャクが贈られたという記述があります。
「日本書紀」より
また、江戸時代、
大阪に孔雀を見ながら茶が飲める茶店があり
「孔雀茶屋」と呼ばれたそうです。
ふくろうカフェみたい
現代では沖縄の宮古島や石垣島などで、
ホテルの見世物やペットで飼われていたクジャクが脱走し、天敵がいない環境で大繁殖。
農作物を食害したり、糞尿や鳴き声による生活環境の悪化、
在来種のミヤコカナヘビなどを捕食するなど生態系への悪影響を引き起こすなど、
外来種としての問題が深刻化しているそうです。
もちろん、彼らに罪があるわけではありません。
すべては人間の無責任な振る舞いに原因があります。
一度失われた固有の生態系を取り戻すのは、極めて困難な道のり。
私たちは目先の利益や娯楽に惑わされることなく、
その土地本来の自然の姿を守るため何ができるのか。
今こそ一人ひとりが真剣に向き合い、考えていかなければなりません。
はい、そんなわけで、
今回は序列65番 アンドレアルフスでした。
次回もよしなに
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ドラマ化もしてましたね
おもしろかったです
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このブログは、気になったことを調べ、
学んだ内容とイラストを紹介するお絵描きブログ
ソースは主にWikipediaなどになりますので、
学術研究ではなくエンターテイメントとしてお楽しみください。
興味のきっかけや、ふんわりしたイメージ掴みのお手伝いになればうれしいです。
アンドレアルフス-wikipedia
クジャク-wikipedia
構造色-wikipedia
ランナウェイ説
スカンダ-wikipedia
孔雀明王-wikipedia
参考書籍:
悪魔解説書「ソロモン72柱の悪魔」 | マーク・アイシャーウッド
「地獄の辞典」コラン ド プランシー (著), 床鍋 剛彦 (翻訳)
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