ごきげんよう、ハゲと天パです。
あらためまして、あけましておめでとうございます。
2026年最初の
「ソロモン!ゲットやで!」
のシリーズ、ソロモン72柱の悪魔をテーマにお届けいたします。
今回は序列62番目の悪魔、その名はウァラク。
どんな悪魔か楽しみに。
そして、今回もB面で大暴走回になっております。
お付き合いいただけましたら幸い。
今回もお供は当ブログ公式キャラの彼女たち。

加筆 です。
にぎやかします
修正 です。
しゃしゃり出ます
彼女らについてはこちらをどうぞ。
※当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。
だって、お金がほしいもの。(儲かってはいない)
「ソロモン!ゲットやで!」
まずは毎度恒例。
このシリーズの概要からです。
ヨーロッパでは中世後期から19世紀くらいまで
「グリモワール」
という、魔術の手引書がバズっていました。
その中でも悪魔や精霊等について書かれてるのが
「レメゲトン」というシリーズ。
5部の書物から構成されるレメゲトンのなかでも、
代表的なやつが「ゴエティア」です。
内容としては、古代イスラエルの最盛期を築いた
ソロモン王が召喚してこき使った悪魔について。
いわゆる悪魔図鑑です
語弊があります
「エルサレム宮殿」を建設した第三代イスラエル王ソロモン。
人間の手では納期に間に合わないので悪魔を使役。
その時に労働させられた72体の悪魔を呼び出して、
いろんな願い叶えちゃお☆(ゝω・)vキャピ
というわけ。
それでは今回の悪魔の登場です。
はりきってどうぞ
序列62番 ウァラク
無垢な仮面に隠された残酷ななんたらかんたら
ウァラクまたはヴァラク(Valac)。
ウォラクまたはヴォラクも可。
ソロモン72柱、序列62番の悪魔にして、
30の軍団を率いる地獄の大総裁。

レメゲトンの記述はこちら。
第六十二の精霊は
ヴォラク、ヴァラク、ヴァルーである。
彼は強大にして偉大なる司令官であり、天使の翼を持ち、双頭の竜に乗った子供の姿で現れる。
彼の任務は、隠された財宝に関する真実の答えを与え、蛇の居場所を告げることである。
彼は、いかなる力も強さをも用いずに、それをエクソシストのもとに連れて行くであろう。
彼は38の精霊軍団を統べる。
ー S.L. MacGregor Mathers and Aleister Crowley, The Lesser Key of Solomon(1904)
軍団数がさっき書いたのより多いですが
まあ良くあることです。
よくあります
おおらかな気持ちで
とりあえず特徴をまとめると、
・ナンバー62の総裁(司令官)
・30か38の軍を指揮
・双頭の龍に乗った子供の姿
・隠された財宝について教えてくれる。
・蛇の居場所を教え、召喚者の元に連れてくる
とのこと。
蛇を見つけて連れて来る能力はいつ使うんでしょうか。
ちなみに「地獄の辞典」では、
地獄の大総裁。
天使の翼を持つ子供の姿で、
双頭の竜に乗って現れる。
惑星のありかや蛇の隠れ家を知り、
三◯の軍団を統率する。
だそうです。
惑星と蛇が同列になってるところに若干モヤッとしますが、
まあ、おおらかな気持ちでいきましょう。
新年なんでね。
・ウァラクのビジュアルについて
さてさて、まずはウァラクの見た目から。
今までにも、いろんな姿の悪魔が登場しましたが、
子供の姿は初のパターン。
しかも、天使の翼があるのに龍に乗ってて
さらに龍の頭が二つもある。
こりゃあのっけから情報量多めですな。
ゴージャスだね
お年玉です
そんなお年玉いらない
このウァラクにはビジュアル資料があり、
まあ、おなじみの「地獄の辞典」第6版なんすけど
その挿絵はこんな感じ。

「地獄の辞典」の挿絵、
ひさしぶり
なんか、わからないですけど、
「外国の洗剤」とかにありそうな絵ですね。
日焼け止めとかにもありそうね
こんな邪悪なパッケージないでしょ
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なんかすごく
「外国の製品」
という感じのデザインでおなじみの
コパトーンは、1944年、アメリカで発売された世界初のUVケア製品ブランド。
日焼け止めや、逆に日焼け用オイルなどを展開しています。
日本では大正製薬が販売していましたが、
ライセンサーである、バイヤスドルフ(Beiersdorf)社とのライセンス契約が2024年9月末に終了。
それに伴い、2025年3月末をもって日本国内での販売を終了しているそうです。
出会った頃にはもういない切なさ
あ、でもネットなら買えるみたいだよ
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ちなみにライセンス元のバイヤスドルフ社は
ドイツのハンブルクを拠点とする多国籍の消費財メーカー。
バイヤスドルフの名前は知らずとも、
クリームのニベアはみんな知ってるはず。
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日本ではバイヤスドルフ社と花王の合弁会社、
ニベア花王が販売してます
ちなみに「ニベア」とはラテン語で
「雪のように白い」という意味だそうです。
niveus/nivea/niveum
に由来
へー
・あざとい系悪魔、ウァラク
話を戻して、
ウァラクの本体は天使の姿をした子供の姿。
悪魔のくせに無垢な子供を演じるとは、
なかなかにワルだなという感じですが、
天使=背中に羽が生えた赤ちゃん
というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
あと、弓矢持ってるよね?
「まさにそんな感じの絵ヅラが浮かぶ。」
という方もおいでかと思いますが、
あれはルネサンス期に描かれた西洋絵画で、
ギリシャ神話に登場する愛の神エロースやローマ神話のクピードー(キューピッド)
のイメージを、天使のイメージに取り入れたのが始まり。
装備してる「愛の矢」で射られると、
たちまち恋に落ちるという
あのキューピッドですね
装備て
ちなみに、キューピッドの姿は元々、
「羽が生えた青年」というものでしたが、次第に子供の姿に変化していったそう。
子供の姿というのは、
天使の純粋無垢さを表すという面や、
見た目の気まずさ回避という面でも、
都合が良いなと思うので絵画などではいい表現方法だと思いますが、
実際に聖書に出てくる天使は、ちゃんと服を着た大人です。
さて、天使の姿をしている悪魔といえば
「温泉を見つける悪魔」こと、序列49番のクロケルがいましたね。
こっちは子供の姿という記述もないので、
恐らくオーソドックスな大人の天使でしょうね。
その点、ウァラクときたら、
天使=子供 というわけでもないのに、
わざわざ子供の姿をとるあたりがあざといです。
そうなの?
とばっちりね
・本体よりも目立つドラゴン
ただまあ、ビジュアルや設定の面で最大の特徴はその乗り物である「双頭の龍」。
いわゆるドラゴンですよね。
正直なところ、本体のお子様よりもこっちの方が目立ってます。
スライムナイトが種族的にはスライムに属するイメージ
わかるような、
わからないような
こちら(ドラゴン)にも触れときましょう。
そもそもドラゴン(dragon)とは
ヨーロッパ文化圏における伝承や神話に登場する伝説上の生物。
時代や地域によってそのイメージには多様性が見られますが、
・鱗に覆われた巨大な爬虫類のような姿
・頭に角が生えている。
・四肢の他にコウモリのような皮膜の翼を持ち、空を飛ぶ。
・口から炎を吐き出す。
という感じ。
「四肢の他に独立した翼を持つ」
という特徴がありますが、
脊椎動物は基本的に4本足の構造をしており、
コウモリや鳥といった翼を持つ動物も、いわゆる前足が翼に変形しているかたち。
ドラゴンの翼が足の変形であるとすると、
この生き物はもともとは6本足だったということになります。
そうなってくると、爬虫類よりも昆虫に近いのではないかと思います。
あ、これ、もしかして画期的な説なんじゃね?
でも昆虫って6本足+背中に翅があるよ?
画期的な説、終了。
ちなみに前足が翼になっているドラゴンもいて
そういうのはワイバーン(Wyvern)
逆に、翼を持たないドラゴンはワーム(Worm)と呼ばれるようです
ヨーロッパ方面の民話や伝説でドラゴンは
「財宝を守っている」「街を襲う」「人を拐う」
といったわるさを働き、
英雄によって倒される存在として描かれることが多いですね。
これを下敷きに、王道ファンタジーには欠かせない敵キャラになっています。
その大きな体から繰り出すパワーに加え、
炎を吐くという能力も非常に厄介。
他のモンスターとは一線を画す、強敵・ボスキャラというイメージですね。
炎を吐くってどんな感じなんだろね
おっしゃるとおりですね。
ファンタジーやおとぎ話の世界では炎を吐くモンスターは数あれど、
現実で生き物が口から炎を吐くのはまあ無理です。
気になりますよね、そのメカニズム。
そんなわけで、
「ドラゴンが炎を吐く仕組みについて考えよう」
と思ったんですが、そんなネタ、
とっくの昔に大手さんが散々やりつくしてます。
なのであんまり気も進まないですが
「気になる方は他所で読んでください。」
というのもアレなんで、軽く紹介しておきます。
ああ嫌だ。
・ドラゴンが火を吹くメカニズム(笑)
はい、ざっくり言います。
ドラゴンが火を吐く仕組みとしては
①燃料となる可燃性物質をなんとかして生成。
②なんとかして酸素と燃料を混合。
③なんかしらの方法で着火。
というプロセスが考えられます。
1.燃料の生成
まず燃料については、可燃ガスか液体燃料かのどっちかですが、
ガスでいくなら、胃の中の微生物が食べ物を分解する際に発生するメタンガスでしょう。
メタンガスは可燃性が高く、
実際、ウシが発生させたメタンガスによる爆発事故も起きてるそうです。
2014年、ドイツ中部のラスドルフにある牛舎で、約90頭の牛から出たメタンガスが充満
静電気が火種となって爆発が発生しました
この事故により牛舎の屋根が破損し、牛1頭が軽い火傷を負いました
ウシなどの反芻動物は草を消化する際
胃に住む細菌によりメタンガスを発生させます。
これは通常ゲップやおならで空気中に排出しますが
閉鎖されて換気が不十分な牛舎などに充満し、
高濃度になった状態で火気が持ち込まれると、火災や爆発の危険性があります。
このガスを専用の「ガス嚢」に貯蔵しておき、
「火を吹きたいな」と思ったときに噴射&着火すれば火炎放射ができるというわけ。
くさそう
一方、液体燃料でいくなら、これまた体内の微生物が油とかアルコールみたいなものを生成して利用する感じ。
燃える液体として思いつくのがアルコールですね。
生物がなんとかできそうな方法としては、
糖分をエタノールと二酸化炭素に分解する「アルコール発酵」。
果実や炭水化物を摂取し、専用の「発酵嚢」で微生物に発酵させればゲットできます。
ただし問題として、発酵で作られたアルコールは
せいぜい 15%〜20% 程度のアルコール濃度となり、
いわゆるワインとかのお酒レベル。
実際に火が点くくらいになると40%以上のアルコール濃度が必要なので、
アルコールを生成+蒸留できる器官が必要だと思います。
また、アルコールは細胞膜を通り抜けやすく、
普通の臓器では周囲の組織に漏れ出してしまうので
ドラゴンはベロベロになるか、急性アルコール中毒になってしまいます。
ドラゴンが心配!
そこはうまいこと漏れないつくりになってるんじゃ?
もしくはもっと燃える液体を作る仕組みがあっても良いかもです。
たとえばガソリンとか。
もっと無理じゃない?
まあ、ハードルは高いですね。
ただ、ガソリンの主成分である炭化水素を体内で作り出す生物は実在しており、
ボトリオコッカスという藻類は、光合成により体内に大量の炭化水素を生成し蓄積できるそうです。
もしドラゴンがこういうヤツらと共生していたり、
同様の機能を持ち合わせているとすれば、体内で バイオガソリン を生成可能とのこと。
ガソリン(炭化水素)はアルコール(エタノール)と比較してエネルギー密度が高く少量で長く燃焼できるので高効率。
また、燃焼温度も高く、アルコールの炎が400~500℃くらいなのに対して、1000℃を超える高温で激しく燃えるのでより高い攻撃力が期待できます。
また、ガソリンは水に溶けないので、
獲物に火がついた場合、水に飛び込んでもなかなか消えず、殺傷能力も脅威になります。
ナパーム弾みたいね
ただまあ、問題点としては、
生体への毒性がものっそい高いところですかね。
ガソリンって、脂質を溶かす性質が非常に強いんで、
ドラゴンの細胞膜を溶かして破壊してしまいます。
ダメじゃん
バイオガソリンを貯蔵、使用するには、
まず、内壁が高度に角質化しているか、
溶剤に強い特殊なタンパク質でコーティングされた専用の貯蔵嚢が必要。
また、血液に混ざると即死してしまうので、
消化管や血管とは別の燃料用のパイプラインも必要になります。
あ、なんか楽しくなってきたぞ。
そんなわけでガスでも液体でも良いんすけど
個人的にガソリン説が気に入ったのでこれでいきましょう。
2.燃料と酸素の混合、噴出機構
燃料(ガソリン)を生成し確保することができたら次のステップ。
ただ吐き出すだけでは燃焼面で非効率なので
燃料を霧状の細かい粒子にし、空気と混合させる「キャブレター」になる構造があるといいですね。
キャブレターは、エンジンが吸い込む空気の負圧(気圧の低下)を利用してガソリンを霧状に吸い上げ、空気と混ぜて「混合気」を作る装置です
内部のベンチュリーと呼ばれる通路を絞ることで空気の流れを加速させ、
「ベルヌーイの法則」によって吸い出された燃料を、霧状にしてエンジンに供給させる仕組みになります
日本語でおねがいします
実際、このキャブレター機能がないと、
火を吹いた瞬間に燃料がボタボタ落ちちゃうので
口が熱いだけで射程距離も伸びません。
多分喉あたりに仕込むことになるかと思いますが、
燃料を「霧化(アトマイズ)」する仕組みが必要。
とりあえず喉の通り道を一部狭くしてあげます。
そこに肺から強い呼気を通せば流速が上がることで
圧力が下がるので、その負圧を利用して燃料を吸い出すことができます。
さらに、喉と口の間に霧吹きの先端やシャワーヘッドのように細かい穴が空いた噴射ノズル的なものがあれば燃料が霧化し、燃料と空気が混ぜ合わされます。
それに加えて強靭な胸筋を利用して「ふいご」のように肺から空気を押し出すことができれば、
普通の呼吸よりもはるかに強力な勢いで空気と燃料を遠くまで噴射することができるんじゃないでしょうか。
鳥のように 気嚢 を持っているなら、
常に一定の酸素を供給しながら、安定した連続放火が可能になるので尚良し。
合わせて、注意しないといけないのが
自分の肺や燃料嚢に炎が逆流するバックファイア。
これは非常に危険で厄介なので、
防止するために燃料供給パイプや喉に工夫が必要。
まず燃料が一方向のみに流れ、逆方向への流れを自動的に遮断する逆止弁(ワンウェイバルブ)。
合わせて、火炎の伝播を防ぎ、爆発や火災の拡大を防止する安全装置、消炎網(フレイムアレスタ)が必要です。
とりあえず、
ここまで出てきたカタカナがもれなくかっこいいなと思いました
そうね、花マルあげちゃう
3.着火方法
そして最後のステップは、
噴射した燃料に火をつけるための「火種」。
考えられる方法としては、まず化学的発火。
空気に触れるだけで燃え出すリンのような物質を利用する。
もしくは2種類の液体を混ぜることで激しく反応・発熱させる仕組み。
2液混合で100℃の高温ガスを噴射する、
ミイデラゴミムシは有名ね
生き物としてやばすぎじゃない?
もしくは電気火花。
口内に電気ウナギのような発電器官を持たせ、
スパークさせて火花を飛ばし、燃料に着火。
もう電気攻撃でいいじゃん
はたまた、物理的着火。
簡単に言えば火打ち石ですね。
食べた石とかそれによってできたサムシングを打ち合わせる、
または歯を特定の角度で噛み合わせて火花を出すとかそんな感じ。
これが一番お手軽かな
志々雄真実で考えるとわかりやすいわね
無限刃ね
るろ剣大好きだな
軽く触れるつもりが、そこそこのボリュームになっちゃいました。
ネットでもみんなそんな感じのことを言ってますが、
まあ夢のある話で、とても良んじゃないすかね。
(あ、飽きた)
(飽きたわね)

そんなわけで、
ウァラクとドラゴンについてみてきました。
繰り返しますが、
炎を吐くメカニズムなんて、
もうとっくに、こすり尽くされたネタなんすよ。
そんなんで終わらせることができますか?
というわけで、ここからB面です。
今回のB面はなにかな?
・ここからB面
石油についてのあれこれ
くっっそ興味ないのきた!
まあまあ、待て待て。
よく考えてご覧なさい。
私たちの生活に石油がどれだけ重要なのか
それは言うまでもないでしょう。
車やバスやなんやかんやの燃料はもちろん
形を変えて日常に必要なあれやこれや、
プラスチック製品や化学繊維、合成ゴム、化粧品、薬品、洗剤、肥料などなど
私たちの生活は、石油という魔法の液体なしでは成り立たないといっても過言ではありません。
いい機会なので石油について今一度見つめ直し、悔い改めたら良いんじゃないですかね。
・そもそも石油とは
まず石油とはなんぞやというところです。
丁寧。
一言でいうと、
数億年前のプランクトンや藻類などの死骸が、地球の熱と圧力でドロドロになったもの。
かいつまんで説明すると以下のような感じで出来ております。
・海や湖で一生を終えたプランクトンが底に沈殿。
泥や砂と一緒に堆積します。
便宜上プランクトンとしてます
・堆積したプランクトンの上に土砂が重なり、
酸素から遮断されます。
酸素が届かないので死骸が腐敗せず保存されます
・死骸は数百万年~数億年、地中深くで地圧と地熱によって凝縮され、有機化合物の混合物、油母(ケロジェン)という物質に変化。
熱と圧力が数千万年続くことでケロジェンがさらに科学変化し、液体や気体の炭化水素になります。
地熱は、
100~150℃という高温
圧力鍋だね
液体化した炭化水素が 原油。
気体化したものが 天然ガス というわけ。
長い時間をかけてできあがるので 化石燃料 と呼ばれるんですね。
「生きた化石」とかと同じニュアンスです。
できたてほやほやの原油は岩盤内の隙間を移動し、
貯留層と呼ばれる砂岩や石灰岩など多孔質岩石に捕捉されて油田を形成。
地面や海底を掘ってうまいこと油田を掘り当てることで採掘しているというわけです。
ビジネスチャンス!
ちょっと掘ってくるわね!
水を差しますが、まあやめといたほうが無難。
「石油を掘り当て大富豪!」
というイメージもありますが、
採掘にかかるコストは数百億円単位。
それに対して、新しい場所で新しい油田が見つかる確率は、10~30%。
うまいこと掘り当ててちゃんと運用できれば数千億円〜数兆円の利益を生むものの、
ハズれれば巨額の投資はすべて水の泡。
現代においても「世界最大のギャンブル」と言われるほどハイリスク・ハイリターンなのです。
また、ほとんどの国で地下資源については、
「国のもの」と決まっているので、
自分の土地だからといって勝手に掘って売ることはできないという権利上の問題が立ちはだかり、
出たとしても精製する施設や港に送るためのパイプラインを作るのに数千億円、
さらに、産出される原油の質や量によっては、かかったコストをペイできない、
というハードルがあります。
夢やぶれる
今度もまた負け戦だったな
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・石油精製のあれこれ
先程ちらっと触れましたが、
原油はそのままではただの黒くドロドロした液体。
加熱して成分を分離し、ガソリンや灯油、重油など使える石油への「精製」が必要。
精製の方法は「分留蒸留」というもので、
液体が気体になる温度、いわゆる沸点が物質によって異なることを利用して、
色々な成分が混ざり合った原油を加熱することでバラバラに分ける仕組みです。
加熱には、一般的に高さが40~60mほどある常圧蒸留塔という巨大な施設を使用。
マンションならおよそ15階から20階建てくらい
蒸留塔の中にはたくさんの棚板(トレイ)があり、上に行くほど温度が低くなるよう設計されています。
原油を約350°Cに熱して、塔の底から吹き込むと蒸気になった成分が塔を昇っていきます。
上に行くほど温度が下がるため、それぞれの成分は自分の沸点に達した高さで再び液体に戻ります。
すると、成分ごとに棚板に溜まるので棚板を抜き取って回収できるという仕組みです。
はー、かしこい!
そんなわけで、
上から順に沸点が低い(軽い)ものが出てきますが
メンバーは上から順にこんな感じ。
・最上部(沸点0℃以下)
石油ガス(LPG):プロパンガスやライターの燃料。
すぐガスになる
・上部(沸点30~180℃)
ガソリン、ナフサ:自動車の燃料、プラスチックの原料。
サラサラしてる液体
・中部(沸点170~250℃)
灯油、軽油:ストーブ、トラックの燃料やジェット燃料。
ガソリンよりねっちょり
軽油はディーゼル車に使用されます
軽自動車は「軽」だから軽油?
ダメ、絶対
・下部(沸点350℃以上)
重油:大きい船の燃料。
ドロッドロです
よく海に流してるやつだね
ダメ、絶対
・最下層(残りカス)
アスファルト:道路の舗装
ほとんど固形
利用はいわずもがなね
もしドラゴンの火炎放射の燃料がガソリンであるとすれば、
まず一次代謝で体内の微生物に原油に近い脂質の混合物を作らせ、
二次代謝で体温、もしくは科学反応により加熱。
↓
分留できる器官でガソリンを取り出して燃料タンクに送り、
肺からの呼気と胸筋を使用して喉で燃料を霧化。
↓
空気と混ぜ合わせた混合燃料を噴出した瞬間に歯を打ち合わせて着火。
驚異的な肺活量で火炎放射する。
というわけですね。
あれ?これって、
ひょっとこじゃない?
るろ剣の!
またるろ剣!?
どんだけ好きなん!?
ひょっとこをご存じない方は、
るろうに剣心の3巻を読んでください。
そんなわけで、
ドラゴンは爬虫類でも昆虫でもなく、ひょっとこでした。
[新品]るろうに剣心[新書版](1-28巻 全巻) 全巻セット 価格:13552円 |
るろ剣は全28巻なので、
新規参入も全然ハードル低いです。
読もう、るろ剣
北海道編は知らん
・分留後の工程
ー 脱硫と改質について
石油の精製にもどりましょう。
蒸留塔でガソリンを取り出しましたが、
「素ガソリン」は、実はそのままでは製品として使用できず、
分留の後、硫黄などの不純物を取り除く「脱硫」と
さらに品質を高める「改質」という大事な工程があります。
便宜上「素ガソリン」と呼びますが、そんな言葉はありません
まず脱硫から解説。
上記の通り、出来立てのガソリンは硫黄などの不純物が含まれており、
硫黄が残ったままでは酸性雨の原因になる硫黄酸化物(SOx)が発生したり、
エンジンの内部を腐食させたりするので取り除く工程が必要。
方法としては素ガソリンに水素を混ぜ
プラチナなどの触媒を使って反応させことで、
硫黄が硫化水素として分離され、きれいなガソリンになります。
ここで回収された硫黄は、タイヤのゴムの原料や肥料として再利用されます
無駄がないですね
また、蒸留したてのガソリンは燃え方が不安定。
触媒改質によって、分子の形を「使いやすい形」に組み替えます。
これが「改質」。
ガソリンの性能を示す指標の一つにオクタン価というものがあり、
平たく言えば「どれだけ勝手に爆発しにくいか」
という耐熱・耐圧性能のこと。
エンジンは空気をギュッと圧縮して点火する仕組みなのですが、
改質前の素ガソリンはオクタン価が50~60程度と
質が低い状態なので、エンジン内部では、ガソリンが意図しないタイミングで爆発。
本来のサイクルで燃焼できないので内側から故障します。
これがいわゆるノッキング。
改質を行うことにより、
オクタン価89以上のレギュラーガソリンや、
95以上のハイオクガソリンといった、
エンジンの設計に合ったガソリンになる(正しく爆発する)というわけですね。
ちなみに、
「外国車はハイオク、国産車はレギュラーを入れろ」
と言われますが、
これは主にヨーロッパの「普通のガソリン」はオクタン価が高く、
それに合わせて外国車はエンジンを設計しているからです。
外車に乗ってる見栄でハイオク入れてるわけじゃないんだね
そりゃそうでしょうよ
なお、ハイオクガソリン指定の外国車に
レギュラーガソリンを入れると、ノッキングが起きて最終的に故障します。
ちょっとガソリン代をケチったことで、
却って高い修理代がかかるので気をつけましょう。
逆に国産車にハイオクを入れるのは可もなく不可もなく。
ハイオクはがっつり圧縮しても爆発しにくいので、
より強い力で圧縮してから点火することで大きなパワーを出せるのが強み。
そういう設計がされている高性能エンジン搭載の車にはハイオク必須なのですが、
一般的な国産車は弱い圧力でも十分パワーを出せるようになってるのでレギュラーで問題ないそうです。
ちなみに、ハイオクガソリンには、
エンジン内部をきれいにする洗浄剤が添加されてるので、お掃除効果は期待できるんですって。
まあ、お値段がレギュラーよりちょっと高いので、
レギュラーで良いならわざわざ選ばなくていいかな
っていう程度です。
気になる方はよかったら参考にしてください。
そんなわけで、なんかガソリンにちょっと詳しくなれましたね。
石油の利用にフォーカスすれば、
「石油シリーズ」が作れるくらいですけど
今日はこの辺で勘弁しといてやんよ。
このブログはどこに向かっているの?
わからないわ
ガソリンや石油についてちょっと興味が出た。
という方は、色々調べてみると楽しいですよ。
とりあえず、私としては、
「海賊と呼ばれた男」
を読むことをおすすめします。
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ワンピース的な話
かと思ったら、
出光石油さんの話でした
いや、わかるよね
そんなわけで、
序列62番のウァラク
とドラゴンとガソリンの回でした。
次回もよしなに。
============
このブログは、気になったことを調べ、
学んだ内容とイラストを紹介するお絵描きブログ
ソースは主にWikipediaなどになりますので、
学術研究ではなくエンターテイメントとしてお楽しみください。
興味のきっかけや、ふんわりしたイメージ掴みのお手伝いになればうれしいです。
ウァラク-wikipedia
天使-wikipedia
クピードー-wikipedia
ドラゴン-wikipedia
バイオガス-wikipedia
アルコール-wikipedia
石油-wikipedia
キャブレター-wikipedia
エンジン-wikipedia
常圧蒸留装置-wikipedia
ガソリン-wikipedia
オクタン価-wikipedia
参考書籍:
悪魔解説書「ソロモン72柱の悪魔」 | マーク・アイシャーウッド
「地獄の辞典」コラン ド プランシー (著), 床鍋 剛彦 (翻訳)
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