ごきげんよう、ハゲと天パです。
今回もひきつづき
せかいのやんちゃ神 図鑑 シリーズ。
世界中の神話から、
やんちゃな神様を紹介するシリーズ。
神話には、物語をひっかき回す
やんちゃくれな登場人物がつきもの。
いわゆる「トリックスター」。
そんな奴らにスポットを当て、紹介していきます。
ナビゲートするのは、
ウチの公式キャラのこの2人。
加筆 です。
にぎやかします
修正 です。
しゃしゃり出ます

2人合わせてペンドラゴンズ。
彼女らについてはこちら。
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だってお金がほしいもの。


●神話のやんちゃ トリックスターとは
トリックスター。
神話や物語において、秩序を破壊し物語を盛り上げる存在。
ときに悪意を持って盗みやいたずらを行います。
彼らは乱暴者だったり、一癖ある知恵者だったり、
はたまた愚か者という場合もあります。
悪事を働いたり騒動を巻き起こすものの、
最終的には良い結末になるパターンが多く
いたずら好きの憎めないキャラで描かれる事が多いです。
やんちゃとはいえ、
神様だから失礼ないように
いちばんタチ悪いじゃん
善と悪、破壊と創造、賢者と愚者など、
二面性を持っているのが彼らの特徴。
食物や火、知識などを人間にもたらす、
「文化英雄」という一面を持つことも往々にしてありますね。
ちなみにトリックスターという言葉は、
ネイティブアメリカンの民話の研究から命名された類型だそう。
かの心理学者 ユングは、
「人間のより初期の未発達な意識の段階の反映」
と見ているのだそうです。
それでは本編、始めていきましょう。
やんちゃ神 図鑑⑥ ロキ

くっそー、パチスロで5000円スッたぜ
さっそくガラが悪いな
今回は北欧神話から
ロキさんです

増やして返すから貸してくれん?
イヤだよ!

ロキさんについて
ロキは、北欧神話に登場する神様で、
いろんな神話の中でも「ザ・トリックスター」な神様。
その名は「閉ざす者」、「終わらせる者」という意味だとか。
北欧神話では、いわゆる「神様」として、
神々の国アースガルズに住むアース神族がおり、
これは最高神のオーディンなどですが、
彼ら神々に敵対している勢力が巨人(ヨトゥン)たちです。
ロキは、オーディンと義兄弟の盃を交わし、
アースガルズに住んでいるのですが、
実は巨人の血を引いているという複雑な立場。
しかもイタズラ好きで性格もアレというトラブルメーカーです。
ちなみに父はファールバウティという巨人で、
この名前は「残酷に打つ」という意味であり、
もうさっそく不穏な感じ。
そんな感じのロキですが、
特に厄介者扱いや差別されたりするわけではなく、
割と仲良しで一緒に旅に出たりもしてます。
基本的に北欧の神様たちもだいたい荒くれ者なので。
パワーで解決しがちです

あいつらガサツなんだよ!
ちなみに神様系種族はアース神族の他に、
ヴァン神族というグループもいて、
北欧神話に登場するメジャーな神様の中では、
豊穣の神・フレイやフレイヤがヴァン神族です。
なお、この2種族は当初敵対していましたが和睦。
フレイたちは人質としてアースガルズに来たわけです。
⚪︎ロキについて
ロキはずる賢く知略に富んだトラブルメーカー。
美しい顔を持つイケメン神ですが、
性格は邪悪で気分屋。
狡猾さでは他の誰にも負けず、基本嘘つきです。
特に変身術が得意で割と頻繁に女性に変化したり、
他者に呪文をかけて強制的に変身させたりもします。
もともとは、上記の通り神々との関係は悪くなく、
特に神話の序盤は一緒に行動したりもしますが、
だんだんと邪悪な面が多くなり、
最終的に敵対して最終戦争ラグナロクでオーディンたちと敵対して戦うことに。
これは、キリスト教が浸透していくにつれて、
サタンのイメージが影響したと考えられるとか。
後でや茶エピソードと合わせて触れますが、
アースガルズに厄介事を持ち込む一方、
その知恵と機転により、北欧神話の重要アイテムをもたらしたりもします。
ロキ自身も
「空中や海上を走れる靴」
を持っています。

ひひひ、イタズラが捗るぜ
おいおい・・・
ちなみに、北欧神話は過去にも取り扱っており、
ロキについても紹介していますので、
以下の過去記事もご覧くださいませ。

絵が別人でワロタwww
⚪︎ロキのやんちゃ
それでは、北欧神話におけるロキの話、
あわせてやんちゃエピソードを見ていきましょう。
まず神話前半、
この頃は基本的に神の一員という感じです。
イタズラもしますが、
仲良しの雷神トールと巨人の国を冒険したときは、
トールを煽ってけしかけ、
巨人一味を壊滅させたりします。
トールは北欧神話最強の神だよね

バカだけどな
ちょっと!
トールといえば最強のハンマー ミョルニル ですが、
これはロキが小人を騙して作らせたアイテム。
「粉砕するもの」という意味で、
絶対壊れない、
投げたら命中して自動で戻る、
自在に大きさを変えて携行できる
といった高性能。
なお、オーディンの槍
グングニルも投げると敵を貫いて自動で戻ります。
ちなみに、めちゃめちゃ重くて熱いので
専用の手袋とベルトを装備したトールしか持てないというハンマーです。
ただし、柄がかなり短い。という、
わりとどうでもいい欠点がありますが。
ぜんぜん気にならないけどね
本来は槌部分に見合う長い柄が付くはずでしたが、
ロキが邪魔したので短いままになったそうです。

てへぺろ
ミョルニルは一度巨人に盗まれ、
「女神フレイヤと交換なら返す」
と、人質ならぬ「槌質」にされましたが、
このときもロキが一計を巡らし、
トールを女装させて巨人の所に乗り込み、
取り戻したミョルニルで巨人を駆逐します。

そのへんの詳しくは過去のトール回で
いや、大男の女装はさすがにバレるんじゃ・・・

まあ、なんとかなったから結果オーライ
他にも、トールの奥さんシヴの美しい金髪を、
刈り取って丸坊主にするというイタズラをします。
なんでそんなことするの
このときは激おこのトールに追い回され、
さすがにこれはヤバいと思ったロキは、
被ると頭にくっついて本物の髪の毛になる黄金製のかつらを小人に作ってもらったりしました。
なにそれ、ほしい。
なお、このときついでに
グングニル、ミョルニル、
フレイが持っている魔法の船スキーズブラズニル
黄金を生み出す腕輪ドラウプニルなんかも騙して作らせます。
ちゃっかりしてるわね
重要アイテムがさらっと出てきた

オレにかかればこんなもん
また、同じく神話序盤では、
女巨人アングルボザとの間に3人の子供ができますが
彼らは控えめに言ってモンスター。
神々の脅威になると予言されます。
世界を取り巻くほどの大蛇、ヨルムンガンドは海に投げ捨てられ、
これまた巨大な狼フェンリルは、すごい縄で封印。
半分腐っている末娘のヘルは、冥界に追放。
こんな感じでひどい仕打ちを受けますが、
最終的に集合してロキとも合流。
神々との最終戦争ラグナロクで死闘を繰り広げます。

もちろん、過去にコイツらの回もあるからな
ちなみに娘のヘルは冥界の支配者に出世。
一番しごできです。
ラグナロクでは死者の軍勢と不吉な戦艦を提供してサポートします。
るろ剣でいえば、志々雄一派に甲鉄艦煉獄を用意した雪代縁的な感じ。
煉獄すぐ沈むけどね
神話中盤では、
オーディンの息子・光の神バルドルを、
盲目の神ヘズをそそのかして殺害させるというやり過ぎムーブ。
しかも、暗躍してバルドル復活も邪魔します。
バルドルを失い、光を失った世界はラグナロクに向かっていくことに。
長くなるので詳細はバルドル回をどうぞ
バルドル殺害後、ロキはほとぼりが冷めるまで隠れていましたが、
ある日の神々の宴会に乱入。

呼ばれてないけど来た
呼ばれてないのに来た挙げ句、
出席してた神々全員それぞれの罪や、過去の恥ずかしいことをバラしたうえ、
さらにバルドル殺害の黒幕が自分だと白状します。
多分、酔ってたんでしょうね。
今回のロキの悪行にはさすがに神々も激怒。
ロキは洞窟に拘束&頭上に毒蛇を固定され、
ポタポタ垂れる毒液めちゃ辛いの刑に処されます。
この毒はアングルボザじゃない方の妻、
シギュンが器で受けてくれるのですが、いっぱいになると捨てにいかないといけないので、
シギュンが戻るまで毒が顔にかかってロキは苦痛のあまり大声で叫び身をよじりますが、
身悶えして苦しむロキが起こす振動が地震になったそうです。
そして、神話終盤になると世界中全ての戒めが壊れ、ロキや子どもたちも開放。
自由になったロキは巨人族を率いてアース神族を滅ぼすために出陣します。
ヨルムンガンドはトールと相打ち、
フェンリルはオーディンを倒す大金星を上げるも、オーディンの息子ヴィーザルに討ち取られ、
ロキは、目と耳がめっちゃいいし寝なくて大丈夫な最強社畜の神、ヘイムダルと相打ちになります。
社畜の神は普段見張りしてます
くわしくはこちら
神話においてロキはここで退場ですが、
最終的にラグナロクがどうなったかといえば、
炎の巨人スルトという、また別のキャラが世界を焼き尽くし、世界は海に沈みます。
だがしかしおすし、
なんやかんやあってバルドルが冥界から復活し、
新世代の神々たちにより、世界は再生するそうです。
なんじゃそりゃ

なー、結局そんなもんよ
ちなみにスルトは、
炎の国ムスペルヘイムから来た巨人。
急に出てくるので、ロキ軍の一員なのか、別勢力なのか不明です。
ただし、ラグナロクでスルトと対峙したフレイが、
過去に恋のため「勝利の剣」という正しい者が使えば必ず勝てるすごい剣を手放したとき、
「剣を失って、ムスペルの子らが攻めてきたらどうするのだ?」
とロキ自身が、呆れたわ発言をしているので、
炎の巨人たちはロキとは別勢力だと思います。
ちなみに、神と敵対している巨人の国は
「ヨトゥンヘイム」になります
実際仲間なの?

オレにもよくわからん/p>

そんなわけで、
トリックスターといえばのロキでした。
ちなみに、最終的に炎によって世界は崩壊しますが、
ロキももともとは火を神格化した存在だったと考えられているようです。
いろいろな神話で火の神はトラブルメーカーな扱いなことが、使い方次第で発展も滅亡ももたらす火を物語っているのは興味深いです。
次回はやんちゃ神シリーズラスト。
インド神話から実質最強のあの女神が大トリです。
次回もよろしくお願いします。
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