ごきげんよう、ハゲと天パです。
引き続きお送りしてます、
黄道十二星座 シリーズ。
古代の人々が夜空に輝く星々を何かに見立て
キャッキャウフフしてきた「星座」がテーマの
ロマンチックなシリーズ。
いやー、ほんと毎回ロマンチックだわ。
引き続き、にぎやかすはこの2人。
加筆です。
にぎやかします
修正です。
しゃしゃり出ます
2人(通称ペンドラゴンズ)についてはこちら。
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だってお金がほしいもの。


今から5000年以上前、
現在のイラクあたりらへんにあった
「メソポタミア文明」の人々が星を繋いで
「なんかアレっぽくない?」とかなんとか言って
神様や動物なぞに見立てたのが星座のはじまり。
一年を通してその位置を変えていく星をみて
農耕やら牧畜における時期を知る目安にしたというわけですね。
やがて時を経てギリシャ神話に結びつき、今日まで
語り継がれる事になったのです。
現代では88種の星座が定められていますが、
最も馴染み深いのが「黄道十二星座」。
地球から見て太陽の通り道といえる「黄道」を通る12の星座です。
そんなかんじで第10回、
はりきってまいりましょう。
●第10回・やぎ座

ただいまー
おっす
パン太郎。
おかえりパンちゃん
学校楽しかった?

まあまあかな
彼は、相八木 パン太郎。
IQ250の天才小学生です。
その頭脳を活かして数々の難事件を解決してきた
キッズ名探偵でもあります。
ちなみに現在は、
諸事情あってペンドラハウスに居候中。
おかし食べようよ!

シューちゃんは食べてばかりいないで自己研鑽に励むべきだよ
ぐぬぬ
痛いとこ突かれたわね
そんなわけで今回は、
ペンドラゴンズとパン太郎で、
お送りします。

やぎ座のおはなし。
やぎ座は黄道十二星座の中では一番小さく、
最も大きいおとめ座の3分の1未満。
星座としては三角形を逆さまにしたような形で
その形からは想像しにくいですが謎の生物、
「海山羊」もしくは「ヤギ魚」をモチーフとしているそうです。
言いたいことはまあ、わかります。
とりあえず、
「ヤギ魚」ってなんそれって話ですよね。
まあ、待て待て。
古代バビロニア時代、
シュメールやアッカドで考えられた、
ヤギの前半身と魚の後ろ半身を持つ生物です。
この生物、実は非常に古くから描かれていて、
紀元前3千年代中ごろ~後半に創作された。
と推測されているそうです。
そもそも山羊と魚はどちらも、
古代メソポタミアの神話に登場する
創造神エンキのシンボル。
2つのアニマルが合体して、ヤギ魚爆誕。
まあ、「めんどいから混ぜてまえ」の発想なのかもしれませんが。

なんとも滑稽だな
このヤギ魚が、
いつ地中海地方に伝わったかは不明ですが、
ギリシャ神話のパーンという神様と習合。
このパーン、
羊飼いの守護神という、わりとニッチな神様で、
基本形態は、
ヤギのようなおしりと脚、そして角を持つ姿。
前回のいて座のケイローンやケンタウルスが、
半人半馬だったので、山羊バージョンですね。
上記の通り羊飼いを守護する牧羊神であり、
羊飼いと羊の群れを監視するのがお仕事ですが
実は神々の王ゼウスや太陽神アポロンなどの
スター神様よりも前からギリシャで崇められ、
アイギパーン(古代ギリシャ語で「山羊のパーン」という意味)とも呼ばれます。
日本では伸ばさず「パン」とも呼ばれますが、
そうなると、途端に美味しそうになります。
おなかすいた。
じゅるり。

やれやれだぜ
パーンという名前の由来は、
「牧夫」を意味する「パオーン、Παων、Paon」
から名付けられたものでありますが、
「パン」はギリシャ語で「全て」を意味し、
「宇宙全ての神」であるとも解釈されるようになったそうです。
急にスケールが大きくなった!
宇宙と牧場のギャップがすごい!

この話はまた後で
ちなみに、同じく古代ギリシャの
オルペウス教では、原初の神プロートゴノスや
パネースと同じものとされ、
後代のローマ神話での名前はファウヌス。
また、インドの牧羊神プーシャンとも同じ語源であるとか。
ここまで出てきた名前、
全部なんかおもろい
名前で遊ぶのは良くないわ
そんなやぎ座は秋の星座。
前回のいて座のすぐ左にあり、
秋の初め頃、日が沈んで空が暗くなると
南の空で見ることができます。
やぎ座自体には明るい星がないので、
探すときの目印にするといいのが、
みなみのうお座の1等星フォーマルハウトと、
いて座の南斗六星。
やぎ座はその間にある少しいびつな三角形。

ただし、この三角形に並んだ星々を、
ヤギ魚に見立てるのは、
ちょっとばかし難しいんでないかい?
と思います。
このやぎ座もちょっと想像力がいる星座かも。

唸れ、おれの想像力
探してみてね。
パーンがパニック、ヤギ魚。
ギリシャ神話における世界のはじまりは、
まず世界には混沌があり、
その中から初めに大地の女神ガイアが誕生。
ガイアは天空神ウラノスをうみ、
このウラノスがガイアを妃に迎えて多くの子が生まれます。
だがしかしおすし、
生まれた子供達の中には醜い姿の者もおり、
ウラノスは彼らを地底奥深くに封印。
これに怒り心頭のガイア母ちゃんは、
息子の1人、時の神クロノスをけしかけて
ウラノスを倒し兄弟を開放します。
ウラノス亡き後、
クロノスが神々を治める王となりますが、
自分もまた、
「息子に殺される」
という予言を受けるのでした。
因果応報なのね。
予言を恐れたクロノスは、
妻の女神レアが産んだ子供達を片っ端から飲み込んでいくという暴挙にでます。
レアは、末っ子のゼウスだけでも守りたいと
一計を案じ、身代わりに産着で巻いた石をクロノスに飲み込ませ、秘密裏にゼウスを養育。
やがてすくすく成長したゼウスは、クロノスに薬を一服盛って兄弟を救出。
兄弟達と力を合わせて父に立ち向かい、
クロノス軍とゼウス軍の間で大戦争、
ティーターノマキアーが起こりました。
なお、このティーターノマキアー(長いので以降ティタノマキア )は10年に渡りました。
長すぎ大戦争!
なお、以降
「ティタノマキア」
と短く書いたけど、
もう出ません。

なんじゃそりゃ
この戦いでゼウスに常に付き添っていた神が
何を隠そうパーンです。
彼は牧羊神なので戦闘力は高くはないですが、
法螺貝を吹いて味方を勇気づけ、
おかげで士気が上がったゼウス軍が勝利します。
神々の王となったゼウスは、その功績から、
パーンにおおいに感謝したんだそう。
戦後、平和が訪れるとパーンは野山に戻り、
牧神としてのスローライフを満喫。
「上半身は人間、下半身が山羊で、
頭に山羊の角が生えてる神様だーれだ?」
「正解はパーン。」
というパーン、個性的なルックスで、
しかも顔がひげもじゃの半分ヤギおじさんですが、
とても陽気で笛の名手という超絶陽キャなので、
森のニンフや牧場界隈でも人気者でした。
ある日、ナイル川で神々の宴会が開かれ、
パーンも余興で笛を吹いて、パーティーは大盛り上がりでした。
ちなみに今回の笛は、法螺貝ではなく、
「シュリンクスの笛」という葦笛。
この笛は、
ラドン川の守護神の娘・シュリンクスに恋してパーンが追いかけたとき、
半分ヤギおじさんを恐れて逃げたシュリンクスが、姿を変えたアシで作った笛です。
さらっと書いたけど、
ツッコミどころがありそう。

事件のにおいがする
詳細は割愛です。
宴会も盛り上がっていたその時、
突然、怪物テュポーンが登場。
このテュポーン、
ゼウスに対するガイアの怒りから生まれた怪物で、
星に頭が届くほどの巨体、
太ももから下は巨大な毒蛇がとぐろを巻き、
肩からは百の蛇の頭、
火のように輝く目を持ち、
実際、炎も吐いている、
という倒すの無理ゲーなラスボス級怪物です。
今までに出てきた、ヒュドラやネメアの獅子
といったモンスターも真っ青ですが、
何を隠そうテュポーンはそいつらのパパ、
最強モンスタービッグダディなのです。
そんなやつがでてきたもんだから、
神々は先を争って逃げだし、
パーンも魚に変身して逃げようとナイル川に
飛び込みましたが、あまりにあわてたので、
下半分は魚になったものの、上半分が山羊、
というへんてこりんな姿になっちゃいました。
結局、ゼウスパワーが炸裂してテュポーンは
無事に退治されましたが、
「いや、パーンよ、その姿なんやねんな。」
と神々は大ウケ。
面白かったので、記念に星座になりました。
今でいうなら、仲間内で盛り上がって、
ネットで晒される感じです。
その後炎上する案件ね
これがデジタルタトゥーってやつなの?
違うんじゃない?
このパーンが慌てたエピソードから、
「パニック」という言葉が生まれたとか。
ほえー
ためになったねぇ!
ちなみに、
上半身が高山動物の山羊、
下半身が海の底に住む魚の姿であることで、
「低きは海底から高きは山の頂上まで」
世界のあらゆるところに到達できることから、
古代ギリシャ語で「全て」を意味する言葉が
「パン」である由来だそうですよ。
じゃあ、
おいしい方のパンは?
おいしい方のパンは、
日本語ではポルトガル語のパン(pão)に由来。
ちなみにフランス語は(pain)
スペイン語は(pan)どっちも発音は「パン」。
イタリア語(pane)ではパネですが、
いずれもラテン語で、パンや食料を意味する
「panis:パニス」を語源としているそうです。

ためになりましたね
ほんのりためになったところで今回はここまで。
そんなわけでやぎ座のお話でした。
星座シリーズも残りわずか。
次回はみずがめ座です。
引き続きよろしくどうぞ。
このブログは、気になったことを調べ、
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ソースは主にWikipediaなどになりますので、
学術研究ではなくエンターテイメントとしてお楽しみください。
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やぎ座-wikipedia
パーン-wikipedia
パン-wikipedia
今回のシリーズは、
参考にさせていただいた
書籍があります
12星座とギリシャ神話の絵本(あすなろ書房)
[作]沼澤茂美 脇屋奈々代
[絵]中島梨絵
![]() | 価格:1760円 |

児童書なのでとても読みやすく、
大人が読んでもしっかり楽しいです。
星座と神話への興味の入口に素晴らしい1冊です。
そして絵がとてもおしゃれできれい。
文章も絵も素敵。
お子様へのプレゼントにもおすすめです
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