なんそれ妖怪図鑑 気になる事柄を学ぶシリーズ 神話・伝説

165 四十七都道府県なんそれ妖怪図鑑㊺ 宮崎県・ヤンボシ(やんぼし)

ごきげんよう、ハゲと天パです。
引き続きましての

四十七都道府県なんそれ妖怪図鑑


のシリーズ。

日本に伝わる数ある妖怪のなかで、
「なんそれ?」という妖怪をセレクトし、
47都道府県ごとに紹介しております。


にぎやかすのはおなじみのこの2人。

加筆です。
にぎやかします。

修正です。
しゃしゃり出ます。

2人(通称ペンドラゴンズ)についてはこちら。





北海道 to 沖縄でお送りしております。
なんそれ妖怪図鑑 九州編です。

前回はおんせん県こと大分県から、
セコ(せこ) でした。

子どものような格好の妖怪で、
山を行く人々にいたずらをします。
その正体は、「山に登った河童」というパターン。



今回は宮崎県から、こちらの妖怪。

ヤンボシ

宮崎代表 ヤンボシ(やんぼし)

ヤンボシは宮崎県や鹿児島県に伝わる妖怪。
宮崎では「ヤンブシ」ともいうそうです。

まず名前が、なんそれポイントですが、
ヤンボシ、またはヤンブシは、
「山伏」が由来なのだそうですよ。

伝承によると、夜の山道を歩いていると、
大きな影が人型に広がって現れるとか。
宮崎では、
「僧が首吊りをした場所に必ず現れる」
とされていますが、まずそのシチュエーションあんまりなくね?


また、
「夜に山へ行くとヤンブシにさらわれる」
ともいわれ、なかなかのホラーなのですが、
怖いことに、ヤンボシに出会ってしまうと逃げられないとか。
気づいて走って逃げても追いかけてきて
狙われたら最後、さらわれることを覚悟しなければならないといいます.
ホラー映画さながらの恐怖です。

普通に怖いじゃん。

逃さないよん。

しかし、
人が気づかなければ、ヤンブシも人間を気にしない
ことが多いそうです。

気づかなければ気にしない

でも、故意に気づかないって
無理じゃない

「観測しなければ存在しない」のパターンですね。

違うと思う。

違うわね。

それは違うよ。

このヤンボシ、一説には、
「見越し入道」の一種と言われております。

見越し入道は、
夜道を歩いていると僧の姿で突然現れ、
見上げれば見上げるほど大きくなる妖怪。
出会った人は、そのまま見ている気絶したり死んだりするとか。

全国的に出没し、各地で
次第高(しだいだか)、
高入道(たかにゅうどう)、
高坊主(たかぼうず)、
伸上り(のびあがり)、
乗越入道(のりこしにゅうどう)、
見上入道(みあげにゅうどう)といった御当地ネームがあります。

共通して、
「夜道を1人で歩いていると現れる」
というパターンが多いですが、夜道以外にも、
四つ辻、石橋、木の上など意外と出現場所のバリエーションも豊富。

急に大きくなって驚かせる妖怪ですが、
「見越し入道に飛び越されると死ぬ」
「喉を締め上げられる」
「入道を見上げたために後ろに倒れると、喉笛をかみ殺される」
というデンジャランスな伝承もあります。

ちょっと良くないんじゃない?

まあ、そんな奴もいるよ。

対処法は意外と簡単で
「見越した」
というと消えることが多いようですが、
度胸を据えて煙草を吸っていたら消えたとか、
差金で見越し入道の高さを計ろうとしたら消えたという話もあります。

思わず測っちゃう人もどうかと思う。



ちなみに見越し入道、
実はイタチが化けたものであるとか、
タヌキやキツネが化けているという話もあり、
変化能力があるとされる動物がその正体とも言われます。


このような感じで、
夜の山道には妖怪が出る言い伝えがあるので、
夕方に道を行く人たちは、行き合った相手に
「自分が化け物でないよ。」
と証明するためにお互い声をかけ合う風習があったとか。

現代でも登山やハイキングの際には、
行き違うときにお互いに挨拶をしますが、
礼儀やマナーだけではなく、
「人間であるということを知らせるため」
という意味合いがあるのだとしたら、
山とはつくづく人の住む世界とは違う世界、
異界であるのだなと思います。

そんなわけで、宮崎県からヤンボシでした。
次回は鹿児島県。
なんそれ妖怪図鑑も大詰めです。
引き続きよろしくお願い致します。


このブログは、
気になったことを調べ、
学んだ内容とイラストを紹介するお絵描きブログ。

ソースは主にWikipediaなどになりますので、
学術研究ではなくエンターテイメントとしてお楽しみください。
興味のきっかけや、ふんわりしたイメージ掴みのお手伝いになればうれしいです。

ヤンボシ-wikipedia
見越し入道-wikipedia




ちなみに「入道坊主」なヤンボシですが、
ウチのヤンボシはなんの因果か、
タコ妖怪になりました。

狙った獲物を逃さない、
そんなハンターのようなタコのイメージ、
合わせてタコといえばスミを吐きますので
影法師のイメージとつながったというわけですね。

そんなわけでスミと炭でかけまして、
今回のおすすめは宮崎地鶏の炭焼き。

宮崎といえば、
地鶏ですよね。

焼いても揚げても
おいしいですが、
宮崎といえば炭焼きですよね。


鶏を炭火で焼いた宮崎の郷土料理。
炭に落ちた鶏の脂が燃えて、
立ち上った煙で燻された独特の香りや鶏の旨味が魅力。
炭が付着して黒い色をしているのも特徴です。

黒い見た目はびっくりだけど、おいしさにもびっくり。

炭火は食材の美味しさを引き立てますね。

本場の味をぜひご家庭で。

御飯のお供にも、
お酒のおつまみにも大活躍。

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チキン南蛮も捨てがたいけどね。

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感想(26件)

鶏肉は正義。


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