ごきげんよう、ハゲと天パです。
四十七都道府県なんそれ妖怪図鑑
のシリーズ。
日本全国、数ある妖怪のなかで、
「なんそれ?」という妖怪をセレクトし、
47都道府県ごとに紹介しておりんす。
にぎやかすのはおなじみのこの2人。
加筆です。にぎやかします。
修正です。しゃしゃり出ます。
2人(通称ペンドラゴンズ)についてはこちら。
※アフィリエイト広告を利用しています。
だってお金がほしいもの。


●第三十七回・島根県
北海道 to 沖縄で進行中の
なんそれ妖怪図鑑 ですが、
中国・四国編を進行中。
前回は鳥取県から、
土転び(つちころび) でした。
山道を転がってくる妖怪ですが、
恐れずにやり過ごせば無事下山できるという。
その正体は、日本のUMAツチノコのようです。
続いての愛媛県からはこちら。

島根代表 七尋女房(ななひろにょうぼう)

七尋女房(ななひろにょうぼう)は、
島根県東部(出雲地方、隠岐地方)、鳥取県中西部(伯耆地方)に伝わる妖怪。
別名で、七尋女(ななひろおんな)、七丈女(ななたけおんな)とも。
名前にある「尋」とは、
尺貫法における長さの単位で、1尋が約1.8m。
七尋女房は名前の通り身長または首が7尋。
1.8*7=12.6mになるので、
大変高身長な女性の妖怪というわけです。
つまり、
千と千尋の千尋は・・・
それは普通の身長です。
エピソードとしては土地によって、
様々な伝承があるようで、いくつか紹介します。
まずは隠岐諸島の中ノ島にある、
島根県隠岐郡海士町、
七尋女房が山道を行くものに様々な怪異をなしたという伝承があります。
「織田信長の時代」とのことなので、
1500年代の話では、
ある男が馬に乗って道を行く途中、
何者かが石を投げつけてきたので刀を手に向かうと、
巨大な七尋女房が立ち塞がりました。
七尋女房は気味悪く笑ったかと思うと、
川下で洗濯をしようとしました。
洗濯!?

洗濯物たまるじゃない。
わりと生活感がある。
「女房」なので既婚者なんですかね?

プライベートについては、ノーコメントで。
話を戻しまして、
男はやり過ごすと見せかけて、刀で斬りつけると。
七尋女房は顔に傷を負って飛び上がり、
そのまま石と化しました。
怪しいと思ったらすぐに斬りつけるのは良くないと思う。
この男の子孫とされる海士町西地区のお家では、
伝説にまつわる刀と馬具を家宝にしたそうです。
なお、海士町日ノ津の山道には、
女房ヶ石という岩があり、
七尋女房が石化したものといわれています。
ちなみに、大きさは高さ6m、幅3mのビッグサイズ。
しかも少しずつ大きくなっているといわれています。
いや、大きくは
ならないんじゃないの?。
同じく海士町では、
七尋女婆(ななひろにょうば)とも呼ばれ、
あるときに布施村の庄屋さんが馬に乗って
石仏道を進んでいたところ、
七尋女婆が髪を振り乱して現れました。
これはちょっと怖すぎるので、
思わず刀で斬りつけたところ七尋女婆は消え、
そばにあった石仏は首がなくなり、肩口に斬られた跡があったとか。
何をしに出てきたのかわからないところが、
なんとも なんそれ な感じでいいですね。
ところ変わって島根町(現・松江市)では、
浜地区の境の山から海岸の島にまたがって現れ、
長い髪を垂らし、黒い歯をむき出し、
道を行く人に笑いかけたそうです。
怖すぎ。今なら通報案件です。
安来市にも出没の記録があり、
ここの七尋女房は、他の地域と異なり、
たいへん美しく、7尋もの長い衣を引きずって
物乞いをして歩いていたといいます。
それは普通の人間では?
いやいやいや、
12mの着物っていう時点で普通じゃないよ。
またお隣の鳥取でも現れたそうで、
東伯郡赤碕町(現・琴浦町)に出没。
青白い顔に長い髪を垂らし、悲しそうな声で
「小豆三升に米三合、御れい様には米がない」
と歌いながら米を研いでいたという。

別に歌いながら家事してもいいじゃない。
ちなみに、小豆を研いでいたという説もあります。
それはどっちでもいい。
歌の意味は謎が残りますが、
小豆3升に対して米3合では、
豆の比率がすごく大きいお赤飯になるのでは?
と心配しております。
そのレシピ、合ってる?

一緒に炊くわけではない。

また、鳥取に残るお話では、
桜の古木の下に、首が7尋も伸びる妖怪が現れた
というお話がありますが、これが悲しいエピソード。
戦国時代、おみさという女性がおり、
ある男性と愛し合っていましたが、
彼には親に決められたフィアンセがおり、
許されざる恋、結ばれぬ二人。
それを悲嘆したおみさ、日野川の淵に身を投げます。
叶わぬ恋は悲しいね。
身を投げた彼女は、
蛇身の淵の主となったそうです。
なぜヘビに!?
なぜヘビになったのかは謎ですが、
長くなったおみさを見た人が、
「首が7尋も伸びる妖怪」と思ったんでしょうね。
しかも、
洪水で住処の淵が埋まってしまい、
陸に上がってカシの木に姿を変えたんだそう。
これが日野郡江府町にある、
県指定天然記念物・七色樫(なないろかし)
だそうです。
変幻自在だな!
というわけで、
島根代表、七尋女房、
基本的に道行く人驚かせ系のおばけでしたね。
おまわりさん、こっちです。

通報しないで。
ここまで紹介したエピソードは古い時代でしたが、
時を経て明治時代にも七尋女房の話があり、
島根町にあった加賀小学校(現・廃校)では
学校の前の川に遊びに行った子供の前に出没。
最初は身長1メートルほどの女性の姿でしたが、
「あはは」
と笑ったかと思うと七尋女房と化したんだそう。
子どもトラウマ。
これは、不審者です。
おまわりさん、こっちです。

今はもうしません。
中国四国地方ものこりわずか。
次回は広島県にいきますよ。
引き続きよろしくお願いします。
このブログは、
気になったことを調べ、
学んだ内容とイラストを紹介するお絵描きブログ。
ソースは主にWikipediaなどになりますので、
学術研究ではなくエンターテイメントとしてお楽しみください。
興味のきっかけや、ふんわりしたイメージ掴みのお手伝いになればうれしいです。
七尋女房-wikipedia
島根といえば、
宍道湖のしじみ。
しじみ汁には、
疲労回復や二日酔い予防があると言われ、
他にも貧血予防、肝機能の保護、
風邪予防、動脈硬化予防などの、
うれしい効果も期待できます。
お酒を飲んだ後にも。

まあ、2キロくらいあればバッチリよね?
![]() | 価格:5480円 |

多くね?
他にも島根には、
おいしいものが、
たくさんです。
ウチの子たちもおすすめ。
日本海のお魚は絶対おいしいですよね。↓
![]() | 価格:5616円 |


suzuriでオリジナルグッズ始めました!↓↓↓

FXを始めるチャンスなんじゃないですかね?↓

ふるさと納税 はじめませんか?
