なんそれ妖怪図鑑 気になる事柄を学ぶシリーズ 神話・伝説

152 四十七都道府県なんそれ妖怪図鑑㉜ 高知県・赤頭(あかがしら)

ごきげんよう、ハゲと天パです。

四十七都道府県なんそれ妖怪図鑑

日本に伝わる数ある妖怪のなかで、
「なんそれ?」という妖怪をセレクトし、
47都道府県ごとに紹介しています。

今回も引き続き中国・四国編。
にぎやかすのはおなじみのこの2人です。

加筆です。にぎやかします。

修正です。しゃしゃり出ます。

2人(通称ペンドラゴンズ)についてはこちら。





なんそれ妖怪図鑑
北は北海道からスタートし、
南は沖縄を目指して進んでおります。

前回は、
中国・四国地方のトップバッター、
徳島県代表、
麻桶の毛(あさおけのけ) でした。

髪の毛の妖怪ですが、
そもそも御神体として祀られていたものなので、
神様に近い存在といえます。
髪だけに。ってやかましいわ。

つづきましての今回は、
高知県からこちら。

赤頭

高知代表 赤頭(あかがしら)

赤頭(あかがしら)は、
土佐国吾川郡勝賀瀬(現・高知県吾川郡いの町)に伝わる妖怪。

その名の通り、赤い頭の妖怪ですが、
記述によると、
赤い髪が太陽のように輝き、
あまりに眩しくてふた目と見られないほど。

とのこと。

ただし、資料の絵では、
まっかな顔の坊主でしたので、
そちらを採用しました。
なぜならビジュアルにシンパシーを感じたからです。


そんな赤頭、
足元は笹やカヤなどの、
草むらに隠れてよく見えないとのこと。
いや、それは草むらにいるからなわけで、
謎のなんそれ感があります。

ちなみに、
人に危害を加えることはないそうなので
安心のなんそれクオリティ。

人畜無害の
なんそれが好きです。



イラストのお手本にした赤頭は、
江戸時代末期から明治時代初期にかけての妖怪絵巻、
「土佐化物絵本」に記載。

作中では「勝賀瀬の赤頭」とされていて、
「山北の笑い女」「本山の白姥」と並んで
土佐の3大妖魔の一つとされるそうです。

土佐の3大妖魔、
それぞれの名前からして、
強キャラ感少なめなメンツで良きですが、
軽く紹介しておくと、

毎月1日、9日、17日に山に入ると遭遇し、
ひどい目に遭うのが笑い女。
あるとき、
樋口関太夫という人が、
言い伝えを無視して山に入ったら、
彼を指さして笑う若い女性に遭遇。
次第に笑い声は高くなり、周りのすべてが大笑いしているように轟いたそう。
命からがら逃げ帰ったものの、
関太夫の耳には死ぬまで笑い声が残った。
というお話。

白姥に至っては、
「土佐国三ツの妖魔随ー 本山の白姥」
と記載され、
妖怪画が描かれているものの、
具体的にどのような妖怪かは記載されておらず、謎だそうです。

笑い女は普通に怖い。

白姥は随一なのに謎なのね。

私も実際よく知らない。


話を戻して赤頭こと、
「勝賀瀬の赤頭」は、
勝賀瀬(現・いの町勝賀瀬)で、
ある者がこれに出遭い、
朝日に向かったかのように再び見ることができなくなったそう。

赤頭の祟りなのか、
それともたまたまかは不明ですが、
男は赤頭のもとを立ち去った後、
眼病を患って失明しかけますが、
手当てを受けて無事治ったそうです。

良かった。

なお、江戸時代の妖怪絵巻「百鬼夜行絵巻」にも、
「赤がしら」という妖怪の絵が描かれており、
赤い髪という特徴から同じ赤頭のことだとも推測されますが、
名前と絵が記載されているのみで、
どのような妖怪かは謎だそうです。

こういう謎な感じが、
醍醐味です。

そうなの?



ちなみに四国には、
赤頭とは別で、赤シャグマという妖怪もおりまして、
こっちは高知以外の県でも出没。

人の家に住み着く、
赤い髪の子供のような妖怪。
赤シャグマが住み着いた家は栄え、
いなくなると没落するとのことで、
いわゆる座敷わらし的な妖怪。

赤シャグマは、いたずらが好きなようで、
「夜、住人が寝静まった後で座敷で騒ぎ、台所の食べ物を勝手に食べる。」
「夜になると仏壇の下から現れ、眠っている住人の足をくすぐる。」
といった悪さをします。
香川では家の中にとどまらず、
山中で大声を張り上げながら空を飛んだりもするそうですよ。

まあ、別の妖怪ですけどね。


そんなわけで高知から、
ただただ、すごく眩しい妖怪、
赤頭でした。

なお、眩しさで敵の目をくらませる技といえば、
ドラゴンボールの太陽拳ですが、
あれはもともと天津飯が編み出した技だそうです。

あれ、どうやってるの?

自らの気を
太陽の光のように放つ技だそうです。

気は万能。



このブログは、
気になったことを調べ、
学んだ内容とイラストを紹介するお絵描きブログ。

ソースは主にWikipediaなどになりますので、
学術研究ではなくエンターテイメントとしてお楽しみください。
興味のきっかけや、ふんわりしたイメージ掴みのお手伝いになればうれしいです。

赤頭(妖怪)-wikipedia
笑い女-wikipedia
赤シャグマ-wikipedia


高知といえば鰹のタタキ。

もとは漁師さんが
船で食べていたまかない料理がルーツで、

保存技術がない時代に船の上で、
鮮度が落ちたカツオを美味しく食べるために考えられたそうです。

諸説あります。

火であぶることで
カツオのかたい皮が食べやすくなり、
風味も豊かになります。

本場のたたきは、
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