ごきげんよう、ハゲと天パです。
今回もはりきっていきましょう。
四十七都道府県なんそれ妖怪図鑑
日本の47都道府県を代表する妖怪を紹介する試み。
各地に語り継がれている妖怪の中から、
よくわからない悪さをする、「なんそれ?」という妖怪をセレクトして紹介していくシリーズ。
今回も賑やかしはこの2人が担当します。
加筆です。にぎやかします。
修正です。しゃしゃり出ます。
2人(通称ペンドラゴンズ)についてはこちらから。
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だってお金がほしいもの。
●第十回・群馬県
北の端から南の端へ、
北海道to沖縄で紹介します。
さながら日本縦断ロードムービーの様相。
前回は栃木県に伝わる音の妖怪・静か餅を紹介。
コツコツ音が近づいてくるのを聞くとハッピーがカムカムです。
今回の群馬県、
名湯・草津温泉や世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」などが有名。
上州和牛や下仁田ネギといった名産品、
焼きまんじゅうなどのご当地グルメも食べてみたいところ。
そんな群馬県を代表する「なんそれ妖怪」はこちら
群馬代表・オボ
オボは群馬県利根郡柿平に伝わる妖怪
イタチが化けたような妖怪であるといわれており、
人が道を歩いていると、足にまとわりついて歩く邪魔をします。
それはもう、
「放っておくととても歩くどころではない」
とのこと。
刀の下げ緒、着物の小褄などを切って与えることで足から離れさせることができるといいます。
そっちが気になっちゃうんですね。
所詮は哺乳類だな。
口が悪い。
わりとそこまで遠くない昔の伝承ですが、
利根郡利根の山から小学校に通っている少年の体験談があります。
下校ぎわの17時頃、山道を登り始めたところ、
道端の草むらから赤ん坊の産声のような声が聞こえた。
恐怖した少年が駆け去ろうとしたところ、声はますます大きくなった。
ようやく家へ帰り着いて祖父に事情を話したところ、
祖父が言うには、その声はオボの泣き声だということであった。
とのこと、
「赤ちゃんのような声で鳴く」
というのは、わりと妖怪あるある。
ただし、足にまとわりついていないので、本当にオボだったのかは不明だと思います。
余談ですが、
足にまとわりつく妖怪はわりと色々いて、
例えば香川県の「足まがり」や岡山県の「すねこすり」、愛媛県の「ノツゴ」などがいますが、
基本的には人間に危害は加えず、
「歩く邪魔をする」という感じです。
「足にまとわりつく系妖怪」という一つのジャンルですね。
地味に迷惑だな。
すねこすりは猫みたいで
「かわいい妖怪」
として有名ですね。
なお、上記の似た妖怪は
四国や岡山とみんな瀬戸内の方ですが、
オボについては関東なので、ちょっと不思議な感じです。
おそらく全国的にいたのではあるが、
伝承や名前が残っているのがこいつらなのか、
もしくは私のリサーチが甘いだけと考察します。
ちなみに同じ「オボ」という名前の妖怪、
新潟県南魚沼郡にもいますが、
こちらは全く別のもの。
これはちょっと怖いやつで、
人には姿を見せない獣であり、
まだ新しい墓を暴き、亡者の脳髄を食らうそう。
また、佐渡島では「ウブ」と呼ばれるやつがおり、
赤ちゃんを亡くした人や、堕胎した子を捨てた人がなるとされています。
大きな蜘蛛の形をしており、赤子のように泣いては、人に追いすがって命をとるそうです。
新潟のは怖くて重すぎるのでウチでは扱えません。
足にまとわりついて転ばせる。
邪魔をして歩きにくい。
そのレベルの「なんかわからん」くらいのわるさをする妖怪が好きです。
なお、愛媛のノツゴも歩行の邪魔をし、赤ちゃんのような声で鳴くそうです。
そして正体は間引き・堕胎、または栄養失調など悲しい理由で亡くなった赤子の魂であるとも。
上記の群馬・新潟のオボやウブとのシンクロ感が興味深いところです。
そんなわけで、群馬県からオボでした。
次回は埼玉県です。
クレヨンしんちゃん。
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